香川県の高松駅はすぐ裏手が瀬戸内海の港です。四国へのアクセスが船しか無かったころは、ここ高松から四国四県に行くスタート地点でした。

 見どころの1番は金比羅山ですが丸一日かかってしまうため諦めて高松駅周辺をさんぽします。栗林公園、高松城、日本一長いアーケード商店街などがあります。

 グルメでは讃岐うどん。うどん屋は閉まるのが早いので早めにまわり、夜は名物「骨付鳥」を食べたいです。



⚫︎松下製麺所  営業時間7:00~15:00


 映画UDON、孤独のグルメにも登場したそうです。自分で麺を温め、ダシを注ぐシステムです。不安そうに店内に入ると、おじちゃんが優しくレクチャーしてくれました。



うどん一玉¥280

 そもそもなぜうどん?香川県は非常に雨が少なく、昔から干ばつに見舞われてきました。水不足で稲作が安定しなかったため、小麦が米に代わる重要な食料となりました 。また香川県(讃岐)では、うどんに欠かせない4つの素材、小麦、塩、いりこ、醤油が古くから特産品でした。

 朝7:30ごろに行きましたが、けっこう朝から皆んなうどんを食べていました!そういう文化なんですねー。


⚫︎栗林公園(りつりんこうえん)


 高松城城主の別荘です。一歩一景と言われ庭園内を回遊する形で作られ少し歩いて角度が変わるだけで、全く別の風景が現れるように設計されています 。ミシュラン三つ星で、観光客の少ない朝がおすすめだそうです。

 栗林というけど栗の木は見あたりません。そのかわり立派な松の木が沢山ありました。3時間ほど回る予定でしたが1時間ぐらいで回ってしまいました。腹ごなしもできないまま、次のうどん屋さんに向かいます。

⚫︎さぬきうどん上原屋本店


 7:30ごろ松下製麺所で食べて、栗林公園を見て回り、9:30には上原屋本店に着いてしまいました。9:30開店なのに10人ほどがすでに並んでいました!しかも前の人たちはインバウンド客です。



 食べたばかりで心配していたのに、かけうどん小¥380高野豆腐の天ぷら¥150、こんにゃくの天ぷら¥150、アゲ¥200も頼んじゃいました。出汁がめちゃくちゃ美味しくて、ぺろっと食べちゃいました!美味しい高野豆腐天と、大き過ぎるアゲはおすすめです。

 高野豆腐は和歌山の高野山の精進料理です。高野山では弘法大師が今でも瞑想をしていると信じられています。四国のお遍路は、高野山で弘法大師に挨拶をして、徳島、高知、愛媛、香川と88ヶ所を弘法大師に見守られながら歩いて回り、また高野山に行くのが正式らしいです。



⚫︎高松中央商店街


 日本一長いアーケード商店街です。栗林公園の近くから高松駅まで続いています。いろいろなショップが並ぶ楽しいアーケードで、ルイ・ヴィトンやティファニーの路面店もありました
 はなまるうどんはありましたが、丸亀製麺はありません。丸亀製麺は香川県じゃなく、兵庫県発祥のようです。



⚫︎高松城跡・玉藻公園


 天守閣は無いですが 、なかなか立派なお城です。お堀に海水が入りこむ日本三大水城だそうです。ちなみにあと二つは今治城と中津城です。

 1585年、土佐(高知)の豪族・長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)が阿波(徳島)、讃岐(香川)、伊予(愛媛)を破り四国を統一をしました。

 しかしその年に豊臣秀吉の四国征伐がはじまり、長宗我部元親は土佐に戻され、阿波、讃岐、伊予には豊臣秀吉の家臣が城に入りました。

 香川の高松には生駒親正(いこまちかまさ)が治め、高松城を建築しました。

 ですがのちに1640年に家臣たちの間で激しい権力争いが起きて、生駒家は秋田に左遷され、1642年、徳川家の松平頼重(まつだいらよりしげ)が入りました。なんとなく徳川の陰謀のような気がします。



 鯉ではなく黒鯛が沢山泳いでいて、餌付けされているようでした。こちらで鯛にエサをあげると「鯛願成就」ということになるそうです。


⚫︎鞘橋(さやぱし)


 橋の側面に切目のない側壁を張り巡らせ、上部に屋根を載せたことで刀の鞘に見えるそうです。二の丸と本丸を唯一つなぐ登城ルートで緊急時に橋を切り落とすことで防衛機能を高める設計になっています。

 映画「マディソン郡の橋」を連想させる雰囲気の橋です。


⚫︎ ことでん


 玉藻公園を出るとすぐに琴電の高松築港駅(たかまつちっこうえき)があります。高松港を築くときにできた駅だそうです。
 琴電琴平駅まで1時間ほどで行くと、金毘羅宮に行けますが、そこからも登山で往復2時間ほどかかるようです。
 金比羅山はあきらめて、瓦町で志度線(しどせん)に乗り換えて琴電屋島へ向かいます。“シド”っていう響きがエバンゲリオンみたいですね!


⚫︎屋島


 屋島山頂へ行くにはバス、タクシー、徒歩の3択です。バスは行ったばかりで次は1時間以上待つので、あきらめて歩いて四国村の近くまで行くと、偶然タクシーが来て山頂まで乗せて行って頂きました。


⚫︎四国霊場第84番札所「屋島寺」


 山頂でタクシーに待っていて頂き、御朱印を頂きました。そのままタクシーです琴電屋島駅まで戻って頂き¥3,700でした。途中歩いている人を見て「お遍路って大変なんだなぁ」と心苦しい思いでおりました。



⚫︎高松港


 高松シンボルタワー29Fの無料展望室からの景色です!正面に見える平たい島が屋島です。あんなに広い島だったんですね。源平合戦の古戦場としても有名らしく、那須与一が矢を放った所だそうです。何にも知らずに帰って来てしまいました…。



 上から見えた海辺に来ました!潮風が気持ちいいです。近くの港には小豆島からの船も帰って来ていました。

 香川には丸いポコポコしたおむすび山が多いです。これはマグマが固まってできた山で四国でも香川だけみたいです。


⚫︎一鶴(いっかく)高松店   17:00~23:00


 高松名物骨付鳥の人気店です。平日の予約は電話(0878233711)で受け付けていますが、1日の予約数には制限があり、非常に埋まりやすいようです。4時ごろ電話したら予約いっぱいでした。4時30に行くとすでに10人ほど並んでいました。

 もともと香川県は養鶏が盛んで、昔から鶏肉を食べる習慣があり、卵を産まなくなった親鳥をごちそうとして食べる文化が背景にあったそうです。

 店内は広く清潔で、サービスがよく1人客でも4人席に1人で座らせてくれます。肉は硬めだけど味の深い親、柔らかい雛どちらも濃いめの味付けで美味しいです。親肉、雛肉、むすび、とりめしで¥3,299でした。リーズナブル!



⚫︎感想

 うどん県・香川で念願の「うどん屋のはしご」が出来ました!岡山から日帰りで行きましたが、やっぱり高松には高松の雰囲気があるなぁと感じました。

 丸いこんもりしたおむすび山が多いこと、うどん屋は早めに閉まってしまうこと、高松は徳川の名門・松平家が治めた土地なのだという誇りのようなものを感じました。

 高松から岡山に戻るときに、マリンライナーが止まり3時間ほど出発出来ませんでした。東京みたいに別の路線という訳にはいかないので、電車が動くことを祈りながら待ちました。そんなことも旅の思い出になるんですよね。



前日の岡山さんぽはこちらです↓


吉備津神社さんぽはこちらです↓