マーニー
1964年 アメリカ映画
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚本 ジェイ・プレッソン・アレン
原作 ウィンストン・グレアム
出演 ティッピ・ヘドレン
ショーン・コネリー
幼少期のトラウマから、男性恐怖症や雷恐怖症、常習的な泥棒(盗癖)になってしまった美しい女性マーニー…
⚫︎あらすじ
主人公の女性・マーニーは、職を転々としながら雇い主の金庫から大金を盗み出す常習犯
彼女は男性、雷、赤色に異常な恐怖を感じ、盗みの後は愛馬に乗ることでしか精神を保てないという深刻な心の闇を抱えていた
ある日、彼女の正体を見抜いた会社社長のマークは、警察に通報する代わりに結婚を要求する
マークは彼女の異常な行動の背景にある原因を突き止めようと執念を燃やすのだった
しかし拒絶され続けたマークは、彼女を救うため実母のもとへ連れていき、過去の因縁に向き合わせる
そこでマーニーは、幼い頃に母を守るため、母の客である船乗りを撲殺してしまったという壮絶な記憶を思い出す
この血の記憶こそが、彼女の「赤色」への恐怖や男性拒絶の原因だったのだ
すべての真相が明らかになったことで、マーニーは長年の呪縛から解放される
そして自分を救ってくれたマークの愛を受け入れ、共に生きていくことを選択する
⚫︎感想
ヒッチ・コックの映画ですから、面白いです!
主人公は美女のマーニー、でも彼女は泥棒なんです。
美女なんで、どこの会社でも社長の近くで、仕事をしながら、金庫の金を盗んでは消えていきます。
そしてお金を母親に届けるんですが、母親はマーニーではなく、近所の娘を可愛がって、マーニーは母親から愛されてないと感じています。
マーニーは赤い色と雷と男性を極端に嫌う性格で、それを不審に感じた次の会社の社長が、マーニーを雇います。
しかも社長は、マーニーを他の会社で見た泥棒?と思いながらも雇って、結婚までしてしまうんです。
社長は金をふんだんに使って、マーニーの盗んだ金を返して、探偵にマーニーの過去を調べさせ、マーニーのトラウマを何とか解決します。
これってやっぱマーニーが美女だからで、社長がお金がふんだんにあるから、成立するようなところもあるよなぁ…なーんて思いました。
ここからネタバレしますが、マーニーの母は貧しくて、近所の男の子が着ていたセーターが欲しくて、その男の子に身体を許してセーターをもらいます。
たぶんその時できた子がマーニーで、母は育てるために売春をして稼ぎます。
ですがある嵐の日の客が、幼いマーニーにも手を出したんです。
驚いた母が止めに入ると、男は母に暴力を振るいました。
マーニーは母を守ろうと必死で、鉄の棒で男を叩き殺害してしまうんです。
あまりのことにマーニーには、赤い血、嵐の日の雷、恐ろしい男性だけが記憶に定着して、殺害した記憶は自己防衛からか、記憶に残っていませんでした。
母はマーニーのことを想い、自分が警察に自主して、その後マーニーの記憶が蘇らないようにマーニーを遠ざけていたんです。
だから本当は母は「マーニーを1番愛している」と言うんです。(泣)(感動)
という、ちょっと振るえるシーンがあります。
マーニー役のティッピ・ヘドレンはヒッチコックの「鳥」の女優さんで、彼女を愛する社長は「007」のショーン・コネリーです。
余談ですが、映画「レベッカ」と音楽バンドの「レベッカ」が繋がっていたように、ヒッチ・コックの「マーニー」とジブリの「思い出のマーニー」も繋がっているのか?と思って映画を見ました。
どちらもイギリス原作で、同時期に同じ題名のマーニーだったために、後から出てジブリの原作になった方が、原題を少し変え「マーニーがそこにいたとき」としたそうです。そちらの映画が「思い出のマーニー」なんだそうです。
やっぱり少しだけ繋がっていましたね♪


