暗くなるまで待って


1967年 アメリカ映画

監督 テレンス・ヤング

脚本 ロバート・ハワード・カリントン

出演 オードリー・ヘプバーン



⚫︎あらすじ


写真家のサムは、降り立った空港のロビーで、見知らぬ女(リサ)から人形を預けられるが、その人形にはヘロインが隠されていた


詐欺師のリサは犯罪組織に運ばされるヘロインを横取りしようと企んでいたのだ


リサの仲間のマイクとカルリーノは、その人形を探すため、指定されたサムのアパートに侵入するが見つからず、リサの死体を発見する


そこに犯罪組織のロートがやって来て2人にヘロインの入った人形を探す手伝いをするように命令する


やがてサムの妻で盲目のスージー(オードリー・ヘップバーン)が戻り、マイクはサムの旧友だと名乗り、カルリーノは警官に扮して言葉巧みに人形のありかを探ろうとする


最初は彼らを信じていたスージーだが、話の食い違いや足音・物音の違和感から、危険な相手だと徐々に気づいていく


近所の少女グローリアの助けや、自分の指先と耳の感覚を頼りに情報を整理し、夫に連絡しようとするが電話線は切られていた


スージーは視力のハンデを逆手に取り、部屋の電球を次々と割って暗闇を作り出し、自分が有利な状況をつくるという作戦に出る


ロートは仲間を殺してまで人形を奪おうとし、冷蔵庫の灯りだけを頼りにスージーに迫るが、スージーの必死の抵抗と、最後に駆けつけたサムと警官によって事件は収束する





⚫︎感想


盲目の女性が犯罪者に立ち向かうサスペンスです。


盲目の女性を演じるオードリー・ヘップバーンの演技がとても上手でした。


ほぼ部屋の中だけで撮影されている三谷さんが好きそうな密室サスペンスです。


目が見えないと思って騙そうとする犯人たちですが、音が全てスージーに聞こえているんです。


盲目のスージーを侮りすぎましたね。



⚫︎盲目のスージーが言いました


「いろんなことをしてみたい。スフレを作ったり、ネクタイや壁紙を選んだり」


するとメガネ少女のグロリアは

「私は美人になりたい、でも全部は手に入らないわ」と言うんです。



グロリアは同じアパートに住む娘で、盲目のスージーの代わりに買い物に行ってくれたりしています。


欧米では20世紀前半から「メガネをかけた女の子はモテない」という偏見がありました。映画やドラマで「メガネを外すと急に美人になる」というお約束が長く使われていて、グロリアも「今は地味だけど、いつかきれいになりたい」少女像を描いていたのだと思われます。


最初こそ自分より美しいスージーを少し嫌っていたグロリアでしたが、徐々に打ち解けて仲良くなっていきます。グロリアはスージーの夫サムに恋をしていたようなんです。こんなに小さなころから嫉妬心ってあるんですね。



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