グッドナイト・ムーン
1998年 アメリカ映画
監督 クリス・コロンバス
脚本 ジジ・レヴァンジー
出演 ジュリア・ロバーツ
スーザン・サランドン
原題はステップマム(Stepmom)。離婚家庭に“継母”が入ってくることで揺れ動く家族の心を描いた物語
⚫︎あらすじ
ニューヨークで働く有能なファッション・フォトグラファー、イザベルは弁護士ルークと同居を始めます
ルークには前妻ジャッキーとの間に12歳の娘アンナと幼い息子ベンがいます
子どもたちは実母を深く慕っていて、新しい“継母”イザベルには冷たく当たり、完璧な母親だったジャッキーもまた、仕事中心で家事が下手なイザベルに複雑な感情を抱き、対立やすれ違いが続きます
イザベルは必死に子どもたちと仲良くなろうとしますが、経験不足から失敗を繰り返し、とくに多感なアンナとは衝突が絶えません
一方ジャッキーは、子どもたちの生活リズムや細かな好みまで把握した“理想の母”として振る舞い、イザベルとの対照がさらに緊張を高めます
しかし、ジャッキーが重いガンを患ってしまい、病状が進行していることが明らかになると状況が大きく変化します
自分が長く子どもたちのそばにいられない現実を前に、ジャッキーは“母親としてのライバル”であるイザベルを、子どもたちの未来を託す相手として受け入れざるを得なくなります
ジャッキーはアンナやベンに病気のことを打ち明け、残された時間を精一杯楽しく過ごそうと決意し、イザベルもまた継母としての責任と覚悟を固めていきます
アンナの初恋や学校行事、ベンの誕生日パーティーなど、日常の出来事を通して、実母と継母は少しずつ本音を語り合い、互いの不安や嫉妬、恐れを共有していきます
やがて2人の母親は、互いを補い合いながら子どもたちを支える“チーム”となり、子どもたちもイザベルを第二の母として受け入れ始めます
そしてクリスマスには家族全員が集まり、弱りゆくジャッキーを囲んで温かな時間を過ごし皆で仲良く写真を撮ります
⚫︎感想
パパはママと別れて、新しい妻と暮らすことになります。
でも新しいママには懐かない子供たち…
それでも新しいママは頑張って子供たちに近づこうとします。
子供たちは、いつでも本当のママと会えるんです。
新しいママは本当のママには勝ち目がありません…
それでもだんだんと新しいママと子供たちの距離も近づいていきます。
そして最後には、パパと別れたママと、長女と長男で写真を撮るんです。
その時に別れたママが「家族写真に新しいママも入って♡」と迎え入れます。
別れたママの隣に座った新しいママの顔は、まるで大きな娘のようでした…。
この映画にはパパはほぼ出てこないんです。
クレイマー・クレイマーのような父子愛はほとんど無い…
やっぱりパパってそんな存在なのかもしれない。
夫と別れても、自分の産んだ子供への愛は変わらない母と、好きになった人の子供を愛して、次の母になろうと努力する女性の物語でした。
プリティウーマンのジュリア・ロバーツとテルマ&ルイーズのスーザン・サランドンという2大女優の共演でした。
⚫︎なぜグッドナイト・ムーン?
この映画の題名グッドナイト・ムーン「お月様おやすみなさい」とはどういうことだろうと思いました。
アメリカには子供を寝かせつける時の定番の本「グッドナイト・ムーン」があるそうです。
ウサギがねむる前に見なれた周りの物、月や時計や靴下に「おやすみなさい」と言ってねむりにつく物語です。
原題のステップ・ママ「継母」は、日本では意地悪なママ母のイメージが強いため、邦題をグッドナイト・ムーンにしたそうです。




