パラサイト 半地下の家族
2019年 韓国映画
監督 ポン・ジュノ
脚本 ポン・ジュノ
出演 ソン・ガンホ
チェ・ウシク
パク・ソダム
チャン・ヘジン
イ・ソンギュン
チョ・ヨジョン
⚫︎あらすじ
失業中の父親キム・ギテクとその妻チュンスク、そして大学受験に失敗続きの息子ギウと美大を目指す娘のギジョンの4人が暮らす半地下の薄暗い貧乏アパート
しがない内職で暮らしていたが、ある日ギウのもとに家庭教師の話が舞い込む
こうしてギウはIT企業の社長パク・ドンイクとその家族が暮らす高台の大豪邸へとやって来た
ギウは金持ちの娘の英語の家庭教師になる
ギウの紹介で妹のギジョンは、金持ちの息子の美術の家庭教師になる
ギジョンの紹介で父のギテクが、金持ち社長の運転手になる
そして最後に家政婦を辞めさせ、ギテクの紹介で母のチュンスが家政婦になる
(金持ち奥様が綺麗だけどヌケている)
こうしてまんまと金持ち家族に入り込み、金持ちが旅行に行くと、半地下の家族は豪邸のリビングでくつろぐのだ…
⚫︎感想
韓国のお国事情が伝わる映画です。
半地下の家族が超富裕層の家族にパラサイト(寄生)して暮らす物語です。
韓国には実際に半地下の家が沢山あるそうです。北朝鮮の脅威に備えて1970年、韓国の住宅には地下に防空壕の設置を義務付けました。
しかし1980年の住宅不足に、この防空壕を住宅として使うことを合法化したため、低賃料の半地下の家ができました。
しかし、もともとは防空壕ですから、ジメジメしているし、下水道が流れにくいためにトイレはなるべく上の方に設置されているのです。
それが洪水ともなると逆流するんですね…
日本の財閥はGHQによって解体されましたが、韓国の財閥は今でも創業者一族の力が強く、富の分配が一部の家族に集中してしまっているそうです。韓国ドラマを見ていれば、大体の雰囲気がわかりますよね。
朝鮮半島はロシア(旧ソ連)、中国と地続きで、アメリカ軍基地だらけの日本と隣接する地域です。
その朝鮮半島は38度線で北の北朝鮮と南の韓国に分けられていて、現在は休戦中です。だから「愛の不時着」という作品なんかも生まれるんでしょうね。
「パラサイト 半地下の家族」では、実はまだまだ先の話があります。金持ちの家にはもっと凄い地下防空壕があるんです。
そしてそこには…
⚫︎韓国での題名はズバリ寄生虫🪱
半地下の家族は金持ち家族の寄生虫となって家に住み着き、金品をもらい、冷蔵庫の食料を食べながら生きていきます。
そして最後の最後には寄生した人を殺してしまうんです。
ただ、お金持ちが“臭い”とさえ言わなければ殺されなかったかもしれません…
パラサイトのパの丸の部分をよく見ると🌀グルグルとした寄生虫のカタチになっているんですねぇ。
どうですか、あなたのすぐ近くにもパラサイトがいませんか?
⚫︎山水景石(サンスイケイセキ)とは
いわれとか特別の歴史を持つ石
自然の山や川などの風景をおもわせる石
ということで、何でも持っている金持ちが余裕の金で買う趣味の石なんだそうです。
そう言えば、よくお金持ちの暖炉の上とかにありそうですよね。ミステリードラマで殺人の凶器になってそうな石ですけどね。
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