第10部 ブルー・スウェアー 第12章 分離 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「わざわざ行く必要はないよ!」健一は玄関先で神戸駅まで迎えにいくという俊也をわざわざそんなことまでしなさんなといわんばかりにいった。

「大丈夫です。ちゃんと休みをいれましたので!」

「子供じゃないんだから、1人で戻ることくらいできるよ。何も休まなくていいのに・・・」健一はやれやれといった表情でいった。

「病み上がりだし、何かあったら心配ですから!」

「ホントに君はよく出来た人間だな。こんなに心配してくれる人がいるなんて幸せな奴だな!」健一は感心したようにうなづいた。

「そんな風にいってくれて嬉しいです」俊也もまんざらでもなくうなづいた。

「今日の1時くらいに帰ってくる予定だからそれに合わせてゆっくりいってくれ!」

「はい!」俊也は笑顔でうなづいた。


俊也は時計をみると12:50になっていた。電光掲示板には神戸行きが13:05到着になっていた。俊也はたかが3日離れていただけなのにとてもそわそわしてきていた。

(あともう少しで愛那が帰ってくるんだな・・)俊也は時計をみながらあと15分なのに、1分1分が長く感じられた。今か今かと待っていた。


愛那はもう一泊、真一に延長してもらっていた。俊也や健一に連絡しなくてはいけないと思いながらもとても気が引けていた。今さら連絡したらきっと何かあったと心配されることが火をみるより明らかだった。愛那は部屋の壁時計をみていた。本当なら今ごろ駅に着いているはずだった。

(俊也には夜に連絡すればいいや!あと少ししたら連絡しよう!)

愛那は自分に言い聞かせるようにいうと開き直ったようにベッドにごろんと寝転ぶとあっという間に深い眠りに落ちていた。


俊也の腕時計は1時15分を過ぎていた。神戸駅の新幹線の改札口で階段から降りてくる人をつぶさにみていた。

「あれっ!?愛那がいない・・」俊也は通りゆく人々をみながらいった。似たような人を思わずみてしまって不審そうに見返されたりしてしまったりした。俊也は再び時計をみると、1時30分になっていた。

(時間間違えたのかな!?)俊也は愛那に電話をかけた。

プルルー、プルルー、プルルー、プルルー、プルルー・・・10コール以上鳴らし続けても電話にはでなかった。

(なんかおかしいな。俺が間違えていたのかな?愛那が文字を打ち間違えていたのかな?)俊也はそんなことを考えながら2日前に愛那がくれたメールの文面を確認していた。そこには紛れもなく1:10に戻る予定と記されてあった。

きっと愛那が打ち間違えたのだと俊也は悟った。なんらかの思い間違いをしているんだと思い、気をとりなおした。

(2:10の間違いだよ。それか3:10か・・・)俊也は真っ直ぐに島に戻る気にもなれず、駅の構内で時間を潰し初めていた。駅から出ると🚉駅の周辺をぷらぷらし始めた。

島とは違うが空がどこまでも青かった。

(はぁ〜。どこで時間を潰そうか?それにしても何で電話にでないんだ!?)俊也はなんやかんやいってこんなこと初めてだということに気がついた。待ちぼうけのようなことも、電話にでないことも今までになかったと思うとふと孤独な気持ちに囚われた。

(あの事故が起きてからなんか変だよな。何かがかみあっていない気がする)俊也は漠然とそんな気持ちにとらわれたが考えを振り払うように頭を振っていたが何だか、最近愛那と噛み合わないというか、微妙に何を考えているのかわからないと思うことが多々あった。

(一体何なのだ!?)

俊也は神戸駅の周辺でラーメン屋でラーメンを食べながらラーメン屋に流れているニュースをみていた。ラーメンと餃子を食べるとお腹いっぱいになる頃には午後の2時を回っていた。

(そろそろいくか・・)俊也は腕時計をみてたちあがり会計をすませるとラーメン屋を後にした。小走りに再び新幹線乗り場にいくと、気をとりなおして降りてくる人を見逃すまいとじっーとみていた。

歩いている人の中にはじっーと俊也が通行人と目があい、気持ち悪がっている者もいた。

「す、すみません!!」俊也は我に帰ると通行人に平謝りをした。

「なんだよ、まだかよ!」俊也は時計をみると午後の2時20分になっていた。肩透かしを食らって苛立ちが湧き上がってきていた。

(何なんだよ・・一体・・)俊也は苛立ちながらスマホをみていたけれど、愛那からは何の連絡もきていなかった。


p.s

今日はふらふらと具合が悪くて寝込んでいました。雨が降ったり止んだり、なんだかとても大変ですね〜

最近の気がつきというものがあり、0.5のスライドというものがあり、、、なかなか面白いです。

0.5のスライドの世界なんですよね〜

この世界に限らず、、0.5のスライドはとても深い意味があります。私は今日もキャンドルの勉強をしていました。でもこれからはもっといろんなことをしていこうと思います💕

0.5のスライドはこの世界と異世界を繋ぐ定義でもあり、夢の世界にも適用されるものです。

0.5のスライドは私のオリジナルな気づきです💕

詳しくはいいませんが💦0.5のスライドの原理はとにかく深く、今日みた夢のにも適用されます。そして生きているこの世界、この世界から異世界につなぐものもこの0.5のスライドが適用されます。マジ、深遠なのです(エネルギーだけじゃないよ!私がエネルギーについてかいたらいろんな人が使い始めたよ〜。。どーいうこと!?→別に怒ってる訳じゃないから!でもいろいろ読んでいたけれど、ホントの意味でわかってるなぁーっていう人いなかった気がする)





なんか地球🌏に似ている。赤い地球か!?