第10部 ブルー・スウェアー 第2章 悲しい記憶 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「嘘ー!!」直美はあずさのカミングアウトにほんの少し衝撃をうけた。

「やめたんですか?」

「・・・うん・・・」あずさはバツが悪そうにジュースをストローでビューと飲んだ。

「・・・どうしてやめたんですか?」

「なんか合わなかったのよ」

「・・・今は何をなさられているのですか?」直美はすかさず聞いた。

「今は、あまり堅気な仕事ではないのよ!!」

「・・・?」直美は首を傾げた。

「水商売みたいなものよ!」あずさは言いづらそうにいった。

「・・・?」

「軽く雑誌に出ているのよ?!」

「何のですか?」直美は急に乗り気になった。

「そこらへんの、テキトーなの!!」

「どんなのですか?みたいです。みたいです!!」直美は急に華やいだ笑顔になった。直美がそういうとあずさは鞄から一冊のファッション雑誌を取りだすと、直美の方に差し出した。差し出された雑誌には<Ever>と出ていた。

「知ってます!!すごいじゃないですか?見てもいいですか?」直美は急に意気揚々とした表情(かお)になった。

「・・・うん」

直美は<Ever>の雑誌をパラパラと開きながら注意深くみていた。

「あっー!!、先輩が写ってるぅー!」直美は驚いて口がふさがらないといわんばりに大袈裟にいった。

「・・・声が大きいってば!!」あずさはシッーとやるかのように人差し指でいうと、直美は我に帰ったようにハッとしたような顔をした。

「ごめんなさい!」直美は大人しくなった。

「・・でも凄いですよね?」

「大したことないわよ!ちょっと雑誌にでたくらいでは食べていけないから!」あずさはつれない顔でいった。

「・・じゃあ、先輩は今は何をされていらっしゃるのですか?」

「・・うん。その日暮らし・・」

「そんな・・」直美は言いにくそうなあずさをみて、あずさの高そうな洋服をみながらおどけるようにいった。

「ホントよ。会社を辞めてから就職をする訳でもなく、フリーターをやっているからさ!」

「・・・暮らしていくには働かないといけないですよね?」

「・・・うん。夜にガールズバーで働いているの!!」

「えー、そうなんですか?!」直美はいささかびっくりしながらも田舎にいたころの野暮ったい感じではなくて、どこか垢抜けた感じがしていた。

「まぁ、落ち着くとこなんてそんな所よ!」

「・・でも可愛いし、先輩、ルックスもいいから務まるんですよ!私なんてガールズバーなんていった所でそもそも務まらないよ」直美はあずさを立てるようにいった。

「そんなことないよ。なんならくる?親が知ったら泣くわよ。未だに普通の会社員しているって思っているのよ」

「淡路島は狭い世界ですからね、私らの住まいなんて、ある意味でみんな家族だって思っているくらいの狭い世界ですからね!」直美もしぶしぶとした表情でいった。

「あっ、あのコって今、何をしているの?」

「あのコって?」

「ほら、あなたと一緒にいたコよ!」

「私と一緒にいたコ?いつも一緒にいたコよ!!」

「あー、マナ?!」


p.s

まだ受けたいキャンドルレッスンが4レッスン残っていますが、、それは来年に持ち越します💦

来年は勉強の年にします。

目標の試験3つに認定資格1つ頑張ります‼️

キャンドルも復習するぞぉ〜!!

怒涛の復習を始めます❤️

エブル、オーロラ、レインボー、花露は絶対に一人でも作れるようになりたいので、、とりあえず、材料を揃えるところから始めます‼️


来年は勉強年です❣️