第10部 ブルー・スウェアー 第8部 4人目の犠牲者 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

愛那は明石海峡を見下ろす公園で一人海をみていた。何故か絶望的な気持ちが愛那の心を覆っていた。

2次災害のように漸く辛かった体が回復をしてきて、元気になったのかと思いきや、今度は精神的な辛さに苛まれた。

(・・どうしてこんなことに巻き込まれてしまったのだろう?)愛那は自分の不運を呪いたいような気持ちでいた。

愛那は貴美枝がなぜこの島を出たのかわかったような気がした。彼女はこうなることを予知していたのだろう?!

愛那は少しでもあの忌まわしい事故のことを考えると生きていることさえつらいと思えたりしていても、今度は精神的被害に苛まれるとは・・・。いつの間にか見世物のような存在になっていることが耐えられなかった。

(・・・私には俊也がいる・・)自分に言い聞かせてみても、事故の心の後遺症は思いのほかに根深いものがあった。愛那は息苦しいこの島からしばらく離れていたいような気持ちに時折囚われていた。

愛那は空を見上げると飛行機がいつもより低空飛行で飛んでいた。

(・・・私も遠くへ行きたい・・)


愛那の中はいつも通りに父親との食事をとり、皿洗いを終えると愛那は部屋に戻ると、今日の病院での出来事を思い出していた。会社にはあと2週間休む旨を伝えていた。愛那は入院していた時からしばし過っていた遠くに行きたいという願望をもっていた。病院からの帰り道に駅前の旅行会社のラックにかかっていたツアーパンフをもっていた。ホテルと三ノ宮からの新幹線代もついて、29800円と出ていた。


愛那はまだ働き始めて間もないけれどバイトで貯めたものでなら行けると思った。2泊3日で29800円ならいけると思った。東京にいる友達にいくというのなら特に問題はないだろう・・でも俊也は疑ってしまうかもしれないけれど、俊也も直美の存在は昔から知っているから東京に行くといったらきっと納得してくれるだろう・・・。2泊3日なら誰にも迷惑をかけることなく、そっといってくればいいのだと自分に言い聞かせていた。2泊3日の旅行くらいどおってことないだろう。きっと。

愛那はそう思ったら、急に気持ちの中で3日後に行こうと心に決めた。カレンダーをみると、3日後は金曜日だった。次の病院の検診まで1週間はあった。ならば大丈夫だと強く確信した。とにかく新鮮な空気が吸いたいと渇望した。自分の知らない街にいって思いのまま過ごしてみたいと思った。


p.s

草臥れる。。原稿をダラダラせず、今月末まで書こうと思ったら、疲れた💦ブルー・スウェアー  、、つくづく思った。シーチャン・・いらなかったと思った。無駄に話が長くなるだけだと思った。シーチャンは書いてると気分が悪くなる💦

でも、ブルー・スウェアー は置いといて、、今、書いているものが、泣けてくる・・・。号泣。シーチャンとは対照的に神聖な気持ちになります。不思議なほど。また昨日、寝る前に意識朦朧としながらも新しいアイデアが降ってきて、、これがまた重圧なドラマなのよ。聖なる重たすぎなドラマ!!


はぁー、、でももう1本が「神」だから救われてます!!悲しみの雨を超える素敵なドラマ💖やはり、、これぐらいなきゃ、つまらないと思いました。でも暗すぎな感じがするけれど、超、、いい感じ💖悲しみの雨が「雨」、フレアが「太陽」、今回のシークレットは「虹🌈レインボー」にしようと思います。