第10部 ブルー・スウェアー 第7章 孤独な猫 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

直美は電話を切ると思わずため息をついた。小休憩が終わって、スウィートヴィンテージに戻る途中の給湯室で岡林貴美子と原田郁子は話している声が聞こえた。

ー辞めちゃうの?

ー社長に馬場さんをいじめていたのかって言われたの?

ーそれは馬場さんの被害妄想ってやつじゃないの?

ーもうこんな会社はみんな馬場さんに気を使って私たちが悪者になる会社なのよ。

ーだってあの人が私たちを攻撃してきて、あの人たちは馬場さんのモノに巻かれて何も言えないのよね。すごく厄介者扱いをされるのよ。ホントの事をいったら村田はあなたたちはどうせ強いんでしょう?あの人は弱いのよって。弱者に優しくしなくちゃ?

ー私たちは強いから何をされてもいいっていう訳?めちゃくちゃ失礼じゃない?それはひどいわ。

ーあの人は水面下では人を攻撃してきても、被害者ヅラするのが上手いのよ。加害者って被害者ヅラするのが上手いのよ!!

ー社長は弱者に優しくっていうじゃない?私がめちゃくちゃ馬場さんをいじめているかのようにいうのよ。どうして仲良くできないんだって!?まるで私がケンカをしかけているかのようにいうのよ。

ーそんなに泣かないでよ。あなたは悪くないのよ。馬場さんはやめようよ!さんをつける必要はない。あの人が特殊なのよ。私は知っているよ。周りにいろんなものを配っているから、何も言えなくなっているのよ。きっと人を同情を買う演技が上手いんだと思う。シーチャンって何歳なんだって感じじゃない?いい歳こいて、どうかしているよ。ああやって賄賂を配ってなんでも優位になろうとしているのよ。毎日、毎日さ、呆れるよ。何しに来ているのかわからないよね。そして、ターゲットを必ず決めて、辞めるまで追い詰めるのよ。過去に3人いじめ抜いて辞めさせているよ。社長もどうかしているよね?弱者に優しくとかさ、あれはただの悪魔なんだと思うよ。あなたは間違えていない。この会社がただおかしいだけなのよ。シーチャンと言わせて満足しているなんてどうかしているよ。イカれているよ。あの若者もよく思っていないことをペラペラ言葉をついて出てくるなんて、あのコたちも変わっているよ。まともな感覚だったらシーチャンなんて普通言えないよね?!気持ち悪くてー

ー社長は私がババをいじめたと思っているー

ーそれは違う。そういう風に仕向けたのはあのおばあちゃん自身なのよ。あの人の策略なの。負けちゃだめよ。私も証言してあげるから立ち向かおうよー・・・ー

ー加害者は被害者ヅラをしたり、自分を可愛そうだってアピールすることが上手なのよ。ホントに質が悪いのよ。4人目の犠牲者になってはいけないよ!!立ち向かいましょう!!野良猫にエサをあげて人に迷惑ばかりかける馬場忍に負けたりしたらダメよ!!人にもよくエサをあげて、手なづけること。私がそんなものに負けると思ってるの!?私は負けないわ!!ー


p.s

今日は訳もなくお腹が痛い1日でした💦

変なものを食べた訳でもないのに(炭酸のせいか?)・・・夏バテか疲労かのどちらでしょう・・この間、自分で作ったキャンドルを灯してみた。とても綺麗です。日々原稿書いていたせいかな?