第10部 ブルー・スウェアー 第7章 孤独な猫 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

忍はぶっきらぼうな顔で家に戻った。電気をつけると、日本酒が飲まれた後があった。無表情でコップを台所に戻すと、新しいコップを取り出すと忍は冷蔵庫から日本酒を取りだし継ぐと一気飲みをした。ゴクゴクゴク。一気に飲みをすると、忍は座布団が敷いている所にぶっきらぼうに座った。部屋の時計をみると深夜の2時を指していた。

(あの家の前であの野良猫に随分と時間を食ったな・・)忍は思った。忍はスマホをとりだすと、直美が無事に家に戻ったか急に心配になり、メールを送ろうかと思ったけれど、面倒くさくなり、忍はメールボックスから村田慎太郎という名前のものをとりだすと、書いた。

<今日はありがとう。シーチャン最近、あの人達にいじめられているのよ。あの女達によってたかっていじめられているのよ。酷いのよ!私が妬ましいからって陰険に攻撃してくるのよ!社長にいってやめさせて!!>忍は深夜に鬼のような怖い顔をしながら村田慎太郎宛にメールを送った。メールを送って、ずっとみていたけれど、しばらくしても返信が返って来なかった。深夜2時を回っているから仕方ないと思いつつもいつも何かしら援助をしているはずなんだから、いつでも寂しいと思う時はすぐに返信を返して欲しいと思っていた。忍は村田慎太郎のフェイスブックをみると今日、家でDIYをやっていたと手作りの椅子をだしていた。その姿には家庭の姿がありありと溢れていた。忍は余計に寂しい気持ちになっていた。

(あ〜・・・ムカつく!)

忍はスマホを叩きつけるように鞄に放り込むと歯を磨いて布団に入った。


朝の7時を回った時に忍の枕元にある目覚まし時計が鳴った。忍は手を伸ばしながら目覚まし時計を止めた。目が醒めると忍は関節の節々に痛みを覚えた。

(何だか、熱っぽいわ!)忍は手に額を当てた。忍は近くのサイドテーブルの中から体温計を口に加えるとほどなくして、体温計が鳴った。忍は口から体温計を取り出すと38.5度となっていた。

「嘘ー!!ね、熱があるぅ」そういいながら忍は起き上がると台所に立つと娘の瑞季がパジャマ姿で起き上がったきた。

「おはよう、ママ!」

「瑞季、おはよう!今日ね、ママ、熱が38.5℃もあったのよ!!どーしたらいい?」

「ママ、バファリンを飲んで、それでも収まらなかったら病院にいきな!!プラス、脳のCTIでもとってもらったら?!」瑞季は欠伸をしながらいった。

「どう意味?」

「だから、熱が高くなったらこちらの脳まで熱が達したら大変だということよ。心配をしていっているのよ!こうみえても!」瑞季は指で頭をさしながらいった。

「なんで心配しないの!!」忍は地団駄を踏むようにいった。

「・・・おはよう」ボサボサ頭の馬場優は眠気をとるようにいった。

「パパ、ママがまたうるさいことをいっているのよ」瑞季はめんどくさそうにいった。

「ん?どうしたんだ?」優は忍をみながらいった。

「今日、熱があったのよ!」忍は大袈裟にいった。

「じゃあ、風邪薬でも飲めばいいじゃないか?」優はこともなげにいった。

「あのね、38.5℃もあったのよ!!普通は心配するもんじゃないの?」

「あぁ、心配しているよ。薬でも飲めばいいじゃないか?人生で何回熱をだしていると思っているんだ?いちいちうるさいんだ!」優はめんどくさそうにいった。

「あなたには優しさってものがないの!?」忍は地団駄を踏むようにいった。

「熱を出したからってそんなに構わなくてはいけないものか?そんだけ喚き散らせる元気があったら大丈夫だろう?熱の方が怖くて逃げていくわ!そんだけ朝から熱が出たと騒げるぐらいなら大丈夫だよ!」優にはにべもなく言い放つと新聞を眺め始めると、瑞季は炊飯器からご飯を盛り付け、自分と優の分を盛り付け、味噌汁と鍋から肉じゃがを盛り付けると

「あれ?ママの分は?」

「8度5℃の熱があるんでしょう?お粥でも食べてたら?」瑞季は興味なさげにいうと優と2人で食べ始めた。

「ママに対する配慮ってものはないの?」

「・・・うるさいわ。朝からガチャガチャ、うるさいのよ!」瑞季はうんざりとした顔つきでいった。


p.s

なんか疲れたぁ〜!!

創作活動も思うように捗らなかったけれど、今日は久しぶりに書いた。

頑張ろーDASH!DASH!

久しぶりのキャンドルだったけれど、このすごい夏感に何気に感動ドキドキドキドキシアー感、満載🕯