第10部 ブルー・スウェアー 第4章 余生 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

愛那はそっと目を開くと真っ白な天井が目にうつった。意識と焦点が合うまではくるくると頭が回っているようで、視界がぼやけていた。

ぼやけていた焦点がゆっくりとピントがあっていくような感覚だった。

同時に吐き気のような気持ち悪さも感じていた。目がしっかりと開き、起き上がろうとしたとき、首のあたりに激痛が走り、起き上がるのを断念した。

(ここはどこなのだろう?)と愛那は微かな意識の中で思っていた。全く見慣れない光景だった。

1人部屋で真っ白な壁に窓越しに広い公園が広がっていた。

(・・・?)愛那が1人で首をひねっていると首の付け根のあたりに激痛が走り、思わず枕に頭をもどした。

言葉で表すことのない、痛みに襲われて身体中に痺れが走り、目が半開きになって意識が朦朧としていた。

病室のドアが開くと健三が入ってきて、娘の目が半開きになっていることに気がつき、慌てて健三は愛那に駆け寄った。

「気がついたか?父さんだぞ!!俺が誰かわかるか?」健三の問いかけに愛那は半開きのうつろな目をゆっくりと向けた。

「俺が誰かわかるか?」健三は祈るような気持ちで問いかけた。愛那はじっーと健三の顔をみながら、かすれたような声でいった。

「・・・父さん・・・」愛那の微かな言葉に健三は涙がこみ上げてきて、どんどんと目が赤くなっていった。

「・・・よかった!!」健三は愛那の手を強くにぎりった。愛那もだんだんと父親のことをはっきりと認識をするようになっていた。

「よかった。私が誰かわかるんだね?」健三は念を押すようにいった。

「・・・父さん・・」愛那はもう一度言葉を返すと健三は深くうなづいた。

「ありがとう!!ありがとう!」健三は涙をポロポロこぼした。

「・・・」

「戻ってきてくれて本当にありがとう!」健三は涙を手でふいた。愛那は虚ろな意識の中で父が泣いていたのは虚ろな意識の中で強く刻まれていた。

(お父さん・・・)


p.s

今日は朝から大変。電車に乗って座ったら、オヤジに、鞄が少し太もものあたりににぶつかったとキレられ、怖くて車両を変えたら、、大絶叫している別のオヤジであたりが超、騒然。。なんか朝からなんかすごいのに遭遇して、、怖かったのですが、、今日はなんかあまりついていなかった💦私はしんどい一日でしたが、無事に終わり、、渋谷のカフェで執筆☕️「◯◯家系」のテーマのシナリオが涙腺が崩壊しそうになりました。


でもぷち雑学なのですが、私はつねにのんびりしていて、それがなんかコンプレックスなんですよね。常にきびきび、徹頭徹尾、仕事ゾーンの人がいますのよね。世の中には。ああいう人ってどうしてあぁで、私はつねにのんびりゾーンなのだろう・・とコンプレックスな訳なんですよね。今日、ぷち雑学で交換神経について読む機会があり、リラックスしている状態が副交感神経が増大しているとき、のんびりゾーンで、戦闘体制で緊張しているきびきびゾーンが交換神経の増大しているとき、らしいんですよね。つまり私は副交感神経が常に増大している状態なんですよね。常に動いている人は常に交換神経が増大している状態ということになりますのよ。体質なんでしょーねぇ。変えられない。。変えられない。私はつねにのんびりゾーンにいるので、、ほんと行動がゆっくりなんですよね。なんかのんびりすぎるのもつらいものがあるんですよね。お陰で何もやっていないようによく見える損なんですよね。でも実際は普通の人より、いろいろやっている方だと思うんですがね。。

最近は曼荼羅アートにも興味深々なこの頃です。