第10部 ブルー・スウェアー 第3章 暗転 | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「・・・」愛那は再び、直美をきっとみた。

「なんであなたと私を比べたりする必要があるのか?私もさっぱりわからなかった。でもぎくしゃくしたなら、早めに仲直りした方がいいんじゃないって私が提案したから、今日、あなたを呼んだのよ。私も聞いて、びっくり!!でも何となく、可愛らしいわね。あなたた達は!」あずさは優しく微笑んだ。

「いや、別に怒ったりはしていないですけれど・・・」

「嘘、あれからメールも一切くれなくなったじゃない?」直美はくってかかるようにいった。

「自分だって何もくれなかったじゃない?私のせいにしないでくれる?」

「そんなケンカしないでよ。もう子供じゃないのよ。もう、全部、水にながしてよ、ねっ。直美ちゃんは仲直りしたかったから、私にいってきたのよ」あずさは愛那をなだめるようにいった。

「別に私がケンカした訳じゃないし・・。仲直りって言われても!」愛那はぶつぶついった。

「ねっ、仲直りしよう!!」直美は急にやんわりとした口調でいった。

「だから私がケンカした訳じゃないっていっているじゃない?」愛那は少しいらだたしげにいった。

「まぁまぁ、ここまで!!それより、今日は愛那ちゃんのお祝いしましょう?」あずさは急に愛那のお祝いといいだすから愛那は少し面食らった。

「いいじゃない、素敵なことなんだから、ねっ!」あずさは近くにあったグラスにワインを注いだ。

「はい!」あずさはワイングラスを愛那に差し出すと、愛那はゆっくりと受け取った。

「ほーら、やっぱり先輩は心が広いねっ。神様のよう・・」直美はあずさの言動を積極的に褒めたたえたが愛那は聞かないふりをして無視した。

「あなたのこれからの前途を祝して、乾杯!!」あずさは愛那のワイングラスにチャリンと鳴らした。


「この間、ニューヨークに行ってきてね、ブロードウェイでミュージカルをみて、ハリウッド俳優に会ったりしたのよ!」あずさは酔いがまわると急に饒舌になっていろんなことを語りはじめた。最初は自慢話かと少し辟易していた愛那だったけれど、次第にあずさの言葉が胸の中に深く突き刺さっていて、黙って聞いていた。

「・・・そしたら、ハリウッド映画に出ていた俳優にバッタリ遭遇してしまったのよ」あずさは興奮気味にいった。愛那は正直、話を盛り上げて、ただの自慢かよ?と思っていたら、あずさは鞄から手帳を取り出すと手帳の隙間から一枚の写真をとりだした。

愛那は思わず、あっと声をあげた。

「・・・知ってる?」

「知ってます!こないだ神戸にいったとき、この人が出ている映画をみました!!」愛那は思わず乗り気でいった。

「わぁー!!めっちゃ、イケメンじゃないですか?」直美は目をくりくりしながらいった。そこには露出がとても高くて、バッチリメイクのあずさが写っていた。

「先輩も素敵ですね。このイケメン俳優の奥様みたいですね!」直美は臆面もなく持ち上げるようにいった。

「そんな照れるわ!!でもハリウッドスターと一緒に写真をとれるなんて夢みたいだった。私もいずれそうなりたいと思っているの」あずさも酔いにまかせて自分の大きな夢を素面で語った。

「まぁ、なんて素敵なんでしょう!!先輩ならきっとなれますとも!!」直美は気持ちが悪いくらいに限りなく持ち上げるようにいうのを愛那はかなりの違和感を覚えながら聞いていた。

「先輩は女優を目指しているのですか?」

「勿論よ。そのためには何だってするわ」あずさは臆面もなくさらりといってのけた。

「なんでも・・・ですか?」直美は大袈裟にあずさの言葉を復唱した。

「・・・そりゃ、そうでしょうよ!たった一回かぎりの人生ですもの!後悔しないように。いつ死んでもやることはやったんだって言えるように!」あずさの言葉には確信にも似ているような迷いがないように聞こえた。



p.s

最近、心がお疲れぎみ。一昨日、鞄が突然壊れてしまい、、昨日は夜の6時くらいから三茶のお店で夜の9時までどーしよーって、、すっごい悩んでようやく買ったのですが、、すぐに即決ができない💦悩み抜いてようやく買ったのですが、それにしても壊れた鞄は鞄屋のおっちゃんがこれは超ー頑丈でちょっとやそっとじゃ壊れないんだよって言われたはずなので数ヶ月で壊れるとは・・・。あっけなかったね。

なんか疲れた。雪の❄️中でまさかのお仕事で、、、うっそー、雪☃️って?びっくり。引き受けるのではなかったと、少し後悔💦

そして、原稿もかかなきゃで、、気持ちが焦りぎみだし、探さなきゃいけないものあり、、草臥れる。でも奇跡的に風邪を引いていない!!こんな日は暖かいコーヒー☕️はいかがでしょうか?


今、時間軸の観点から物理の研究はかなり成果をあげています❤️

なんかいろんなことが変わり始めていて、動きだしていると思いますラブ早く原稿かかなきゃと思いつつ、体力がもたなーい💦

消えたはずの「私の愛まで」がある所にいつしか再び、、出ていますっびっくり韓国ドラマと一緒に❤️何年も消えてたんですが💦


頑張らないと笑い泣き


頑張ろう。現実は大変だけれど、負けないように頑張ろー!!!