第10部 ブルー・スウェアー 第1部 青い誓い | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「・・おまえ・・まだ早いだろ。今日、卒業してきたばかりだろう。別に反対はしないが、そんなに焦らなくてもいいだろう?」健三は娘をたしなめるようにいった。

「別に焦ってはいないの。そう思った時は一番なのよ。愛に年齢なんて関係ないわ。お父さんとお母さんだってそうでしょ?」愛那にいきなり母親のことを持ち出されて健三は少し狼狽えた。

「俺らのことはとおの昔の事だ。昔と今は違うだろう」健三は恥ずかしさを紛らわすようにいった。

「でも一緒よ。昔も今も」

「早くに母さんが病気で早くに亡くなって、父さんと2人で二人三脚で暮らしてきた。ようやく1人前になって安心と思いきや、こないだ成人式をあげたばかりなのに、小娘がもう家庭を持つなんていいやがって、全然父親孝行してくれないな」健三はしんみりとした口調でいった。

「やだ!まるで他人になる訳じゃないし、これからお父さんには恩返しをしていきたいって思っているわ。お母さんにもちゃんと報告できるね」愛那はしょげている父親を見兼ねて思わずいった。

「そうですよ。お父さん。他人になる訳ではないんです。家族になるんですよ!」俊也も励ますようにいった。

「・・・」健三はいきなりの報告にだまりこんでしまった。

「お父さん、ごめんなさい。びっくりさせてしまって!」愛那は健三の気持ちを推し量るようにいった。

「いやー、まさかこんなに早く娘が自分の手から離れていくのが早いなんて想像できなかった。あと2〜3年は娘でいてくれるものだと思っていた」

「私はずっとお父さんの娘なのよ!そんな風に言わないでよ。寂しくなってしまうじゃない」

「そうですよ、そんなことを言わないで下さいよ」俊也も笑顔でいった。

「おまえがそれでいいなら認めるしかない」健三は諦めるようにいった。

「・・・お父さん・・・」

「俊也くん、この子がまだ小学3年生の頃、この子の母親が亡くなってから寂しい思いをさせながらも、何の不満も溢さずに親思いの子に育ってくれた。私にとっては自慢の娘だ。そんな娘だから、娘が不幸にするような事だけはしないで欲しい。私が望むのはそれだけだ」健三は言葉を噛みしめるようにいった。

「はい、お父さん。大事なお嬢様であることは重々承知しております!若いからといって、若気の至りだったなんていう後悔をさせたり、悲しませるようなことは断じて僕はしません!!ですので、卒業したばかりの今日という日にこんな風にいうのはとても心苦しいのですが、ずっと僕の心の中で決めていたことでした。そして、彼女も僕の気持ちを受け入れてくれました!なので僕も若かったことを言い訳にして不幸にしたり、泣かせるようなことは絶対にしません!!これだけは絶対に誓います。愛那さんを不幸にしたりしません」俊也は高々と声をあげていった。健三はうつむいて、何か考えているような表情だったけれど、意を決したように顔をあげると、小さく頭を下げた。


p.s
今日はクリスマスですね🎄とっても平和な一日でした音譜今日しかアップできないものを!クリスマス用に合わせて作ったキャンドルです🕯


手作りです!!球体キャンドルですひらめき電球ひらめき電球
今日しかアップできないのでアップしてみましたアップアップあと思いがけない方から素敵なプレゼントをいただきましたニヤリ


本物のパンにろうを流して作ったサシェなんだそうですアップアップきゃー素敵⭐︎
またキャンドルの神様だと思っていて、その方の動画までもっていて、すごい素敵なキャンドルばかりを作られる、日本を代表される天才キャンドル作家さんがいらっしゃって(テレビにも紹介されてた!)感動して、思わず声をかけたら、びっくりするほど、お喋りしてくだり、あまりに気さくで陽気な人でびっくり‼️
「芸能人とお会いしているみたいですぅー」というと満面の笑みをうかべ
「あらぁ、やだー!!そんなー!!」って大声で笑われましたが、すごい底ぬけの明るさで仰天しました。こんな天真爛漫な人なのに、日本のキャンドルのトップを走っている超ー、すごい人なんですっ!!先生が習いにくるぐらいですから。。芸能人もきますから!いろいろと私にも質問してきてくれて、聞き上手で、お話上手で、とても親切で私より数歳年下らしいのですが、、人間の心のでかさを10分くらい話しただけなのですが、感じずにはいられませんでした。
「・・・やっぱり、凄い人・・・」ってつくづく思いました。若いけれど、ただものではないって思いましたびっくり底を知れぬあの明るさと陽気さにびっくり‼️マネージャーがつくほどのキャンドル作家さんで、仲良しの取り巻きの方たちもみますが、あの方、若いのに超ー大物で、天才で、人が寄ってくるのもなっとくしてしまったのです!
作品も人間性も超ーダイナミックな方でした。想像以上に気さくで親切でしたウインク若いのに、「巨匠」なんです!すごい尊敬。。


pp.s
幻は誘拐犯と誘拐された子供の父親が青春時代、野球部で共に過ごした親友だったという設定でしたが、、、とある方がこの小説を読んでくれた(たくさんの方に夢を与えるために頑張っている方!)のかなぁって思わせることがあり、とても嬉しくなりました。ブルー・スウェアーも、、、出ていますドキドキドキドキ