第10部 ブルー・スウェアー | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

愛那と俊也は早速、愛那の家に向かった。その日は愛那の父親である健三はいつもより早く帰宅していた。健三の家にはたくさんの彫刻物が並んでいた。

「今日は愛那の卒業式だったな。わたしもいけたらよかったんだけれど、急にお客との商談が入ってな、折角の晴れ姿をみれなかったんだ」健三は少し悔やむようにいった。

「大丈夫よ。別に親がくるような歳でもないから、全然平気よ。親がこない人なんてたくさんいるわよ」愛那は少ししょげている健三を励ますようにいった。

「そうか。おまえも早くに母親を亡くしてからいろいろ寂しい思いをさせてしまったけれど、ようやく成人して、卒業して就職して、俺もようやく肩の荷が降りた気がする。おまえも小さいのに家のことを手伝ってもらったりして、俺もよう助かった。ようやく社会人になってくれるのかと思うとようやく母さんにも顔むけができるものだ」健三はしみじみと噛みしめるようにいった。

「あ、あの、お父さん!!」俊也は急に改まって、かしこまった。

「どうしたんだ?」健三は急にかしこまった俊也を訝しげにみていった。

「あ、あの、どうしてもお伝えしなくてはいけないことがございまして!」俊也は緊張しているのか、うつむきながらいった。

「どうしたんだ?」健三の問いかけに愛那も背筋を伸ばして正座をした。愛那も一緒にかしこまったから何があったのかわからない健三はキョトンとした顔で2人の顔を見比べた。

「おまえら、急にどうしたんだ?」逆に健三の方がびっくりして、緊張しているかのようだった。

「お父さん・・。僕は何の取り柄もありません!まだ社会人になって2年でこれといって蓄えがある訳ではありませんが、それでも未熟者ではありますが、一所懸命に働いてきました。お嬢様が学校を卒業しためでたい今日でいきなりこんなことを言っては驚かせてしまうと思うのですが・・・」緊張ぎみでガチガチに震えているのが愛那には手にとるようにわかった。愛那も居住まいと背筋を正し、うなづいた。

「な、なんなんだ?一体?」健三は何か不吉な予感に囚われて、悪い妄想を頭を駆け巡らせていた。

「あ、あの・・」

「ま、まさか、子供が出来たとか?」健三は咄嗟に駆け巡らせていた妄想が思わず口に出てしまった。

「それはないです。ご安心下さい。まだ先の事であり、それはないです」俊也はたしなめるようにいった。

「それはよかった。まだ先の事だもんな・・・先のこと?先の事って?」

「ええっ、僕と愛那さんはまだまだ、子供みたいな所があることは承知しているのですが、今日、お互いの気持ちを確かめまして、2人で家庭を築きたいと気持ちを固めました」俊也はきっぱりとした口調でいった。


p.s

今日は超〜寒かった💦ですねっ。イヴだというのに、(身体を射すような寒さ)、今日はひっさしぶりに会うお友達(・・と呼んでいいかしら?失礼かな?)と恵比寿で待ち合わせして、店はどこもいっぱい!たまたま人がいなかったバーみたいな所で、2時間ぐらいお喋り!!カップルばかりのガーデンプレイスを抜けて静かな場所で、、お喋りしてました!


料理より、久しぶりにあってたくさん話せて楽しかったおねがいでも一番、私が食べてた💦(お腹すいてたから笑い泣き)




久しぶりでしたが、綺麗ですねっ!東京タワーと満月のギリギリのトライアングルですっ❤️すごい人だかりでしたえーカップルではなかったのですが、大好きな姉さんに久しぶり会えてたくさんお話ができて幸せでした!今日はこれからシュークリームを作りますっ
ひらめき電球ひらめき電球ガーデンプレイス、1年ぶり💦