第8部 悲しみの雨 第15章 君の心の中で | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー

「はぁ・・」愛歩は大きな溜息をついた。ガチャンー。外でけたたましい音が鳴り響いた。愛歩は思わず外の方をみた。ゆっくりと立ち上がり、窓の方に近づいていってみるとドラム缶が2つ倒れていた。車が突っ込んだようで、愛歩がプレハブの小屋が不審そうに向かっていくと車が引き返えそうとした時、車の窓ガラスから顔を突き出した若い男は愛歩がいることに気がつきながらも、前に顔を突き出して怒鳴り散らした。

「ふざけんなよ!いい人面しやがって!許さないからなっ!」若い男は手で思いっきり石のような紙切れのようなものを投げつけると、後ろに佇んでいた愛歩をきっと睨みつけると車はバックしてすぐに直進して去っていった。愛歩は呆然として佇んでいた。

愛歩はあたりに転がっているドラム缶を退けようとすると思いの他に重たくて力いっぱいずらすと作業着のジャンパーがみえた。

「えっ?えっ?はぁ?嘘?」愛歩は最大限の力でドラム缶を横にずらした。涼太が血まみれになって倒れていた。

「きゃ、きゃあー!」愛歩は悲鳴をあげた。

「おい、どうした?新入り?」どこからとなく、年配の作業員がやってきた。

「松永さんが倒れているんです。血まみれで倒れているんです。さっきすごい勢いで車が・・」愛歩はパニックになりながらまくし立てた。

「わ、わかった。救急車呼べっ」山本の言葉に愛歩はプレハブに戻り、鞄の中からスマホを取り出して震える手で救急車を呼んだ。

涼太が救急車に運ばれる姿をみて、愛歩は震える思いでみていた。

救急車がサイレンを鳴らして走り去っていく影に愛歩は涼太の言葉を思い出していた。

ー僕には未来なんてあってないんだよ

愛歩はポケットから倒れている涼太の近くに紙が落ちていることに気がついた。恐る恐る、近づいていくと紙切れが落ちていた。ぐじゃぐじゃで丸められている紙切れを広いあげると紙切れを手で広げた。

ボールペンで走り書きような粗雑な文字で<裏切り者>と記されていた。

「・・うらぎりもの」愛歩は言葉を反芻してみた。


p.s

なんかどえらい長いものになり、、なかなか終わらない。早く終わらせたいっ!まだラストまでかけていないっ!てか、、また決めていたストーリーがコロコロ話が変わっていてまだまだ無事に終えられるか不安ですよ。あと、夢の実現をどうしたらいいのかも未だわからず、、すごく悩ませているんですが、、ここで占い師をだすか、、愛歩がどうやって真広の気持ち、、波動をキャッチして動きだすのかが悩ましい所ですよ!!これじゃあ、、復讐物語になってしまう!!違う、、それは、違う!という所で私の心は結構、ナイーヴになってしまい、、いつしか誠一が遠のいています。難しいよぉー!美味しいもの食べて元気をだそうー✨2枚目の写メのお茶が尋常じゃなくて美味しかった⭐️今まで飲んだことがないくらい不思議な味がして美味しいお茶だった。デザートもついてびっくりするほどリーズナブル!

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