第8部 悲しみの雨 第3章 一途な愛だけを信じて | ブログ小説 第10部 ブルー・スウェアー
真広の心の中はこの空の青さとは対照的にダークな曇り空に今に大雨が降り出しそうな気持ちにとらわれていた。

誠一の家に今でも押しかけたい気持ちになりながらも、どうすることもできないもどかしさを抱えていた。

どうして急に気が変わったのかその理由さえわからずにいた。

真広は何気なくテレビをリモコンでつけた。

テレビではワイドショーが<リア充の過ごし方>が出ていた。真広はボーッと見ていた。テレビで出ていたリア充は趣味や暮らしが充実している人のことをいうんだと真広はテレビをみて知った。時間を有効活用しながら人生を楽しんでいる人のことを指すんだという。真広は基本ひとりでいることは耐えられないけれど、今日は晴れているからテレビを見ていたら、頑張ってひとりの時間を楽しもうという気持ちになった。真広はTシャツとジーンズにラフな姿に着替えると、家をでた。

気ままに歩いていると商店街に繰り出した。商店街を昼下がりに歩いているといつも気持ちとは違うのんびりとした気持ちになった。途中でクレープ屋があり、真広は久しぶりに、いや何年かぶりにクレープを食べた。近くには女子高生が仲良く数人でクレープを食べていた。

(原宿で昔、よく食べていたわ。優等生だった昔を思い出すわ)真広は何とも言えない気持ちになった。

真広はずんずん歩いていくと、お洒落な花屋がこじんまりとあった。花屋の中に何気なく入っていくと、どこかヨーピアン風のさわやかな異空間のようなお店だった。

(なんかタイムスリップしたようだわ。こんな店が近くにあったなんて気がつかなかったわ)真広は花を何気なくみていて花を包む包装も綺麗だった。真広は花をみていて、急に思いたってゆりの花を数本買ってみた。花を部屋に飾ってみるなんて発想は一体いつぶり位だったろう?真広は百合の花をみつめながら気分が少し上気したような気持ちになりながらお店を後にすると少し歩くと斜め前がオープンテラスのカフェになっていた。真広は通り沿いのカフェに入るとオープンテラスの席についた。コーヒーを一杯飲むと通りゆく人をみていると、どこか絵になるような気がしてきた。何だろう?このメルヘンチックな気分は?真広はスマホで通り沿いを写真を撮ってみた。どこか創作意欲を掻き立てるような絵になるような絵だった。

(たまにはひとりというものもいいかも)そんな思いに駆られながらも真広は一つ詩を思い浮かぶままにメモ帳にボールペンで書いた。


信じた愛に裏切られて

久しぶりに歩いていくと

空がどこまでも青い

通りの花屋でしおらしく

花を買い、テラスで休んでいると

別の角度から世界がみえる

疲れた心を休むように通りゆく人をみていると、

それでも世界はわたしの味方なんだと

気がつく

今まで全ては敵だと思って生きてきたけれど

本当はそれを見ようとしなかっただけだと気がつく

もし、この世界がわたしの味方なら

愛に裏切られたことさえ

本当に裏切られたといえるのだろうか?

それでよかったという意味なのだろうか?

それとも別の愛が待っているのだろうか?

まだ、今は・・・

まだ一途な愛だけを信じていたい

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つづく、、


p.s

今は電車の中から更新中口笛昨日は素敵な出来事があり、一昨日はいい意味で不思議な出来事が連続的にありました♪なんか少し運気がよくなったんでしょうか?とりあえず、頑張って詩を書いたよ!!本当にポエムは苦手ですよ~☆

電車の中でどう書くか悩みましたが、そろそろ乗りかえなので、ここらへんで!