★タイトルが薔薇&ROSEのうた - 邦楽80's編 - PART 5
1988 - 薔薇一夜 - 中森明菜 ※J-POP
「薔薇一夜」は、中森明菜の楽曲。この楽曲は彼女の20枚目のシングル、「AL-MAUJ (アルマージ)」のB面に収録。1988年1月27日リリース。作詞:大津あきら、作曲:鈴木キサブロー、編曲:大谷和夫。
鈴木キサブローは、中森明菜の楽曲、86年14thシングル「DESIRE -情熱-」を作曲。その他、SALLYの84年1stシングル「バージンブルー」などでも名を博している。
この「薔薇一夜」は、スローバラードで明菜特有の語りかけるような歌唱に惹かれる。
中森明菜、1965年7月13日生まれ、東京都清瀬市出身、歌手、女優。
81年7月11日、16歳の誕生日目前に出場した日本テレビ系のオーディション番組 『スター誕生!』 合格を機に、翌年5月に1stシングル「スローモーション」でデビュー。
1981年 『スター誕生!』 第38回 決戦大会
80年代のアイドルにはキャッチフレーズが付けられ、中森のキャッチフレーズは、「“ちょっとエッチな 美新人娘 ミルキーっこ”」であった。
続く82年7月、2ndシングル「少女A」がヒット。
11月には、3rdシングル「セカンド・ラブ」がオリコン1位を記録。
さらに、翌83年2月、4thシングル「1/2の神話」、9月、6thシングル「禁区」の2曲が、またもオリコン1位を記録。“ツッパリ”とアイドルの両面を打ち出したイメージで“第2の山口百恵”とも称される。
84年1月発売の7thシングル「北ウイング」の歌唱について「サビでの伸びのあるロングトーンには、のちに“明菜ビブラート”と呼ばれるスタイルの原型が見られる。」と批評された。

同年4月発売、8thシングル「サザン・ウインド」が、オリコン1位を記録。
以降、この「サザン・ウインド」から88年5月発売、21thシングル「TATTOO」まで15作連続で1位を記録、日本の歌謡界を牽引していく。
84年7月発売の、9thシングル「十戒」について音楽評論家から「売野雅勇ツッパリ路線の集大成ともいうべき作品。」と指摘した。
続く10thシングル「飾りじゃないのよ涙は」(1984年11月発売、井上陽水 作詞・作曲)は、シンガーソングライター井上陽水の楽曲提供によるもので、音楽評論家から「井上陽水と中森明菜の幸福な出逢いは、日本の歌謡史に残るほどの歴史的な名曲を作り上げた」と批評した。
また女優として85年1月公開の映画 『愛・旅立ち』 で近藤真彦と共に主演を務める。(死に瀕した少女と生に絶望した青年の短い愛情を描く。人気アイドルの近藤真彦と中森明菜の初共演作品。)
85年3月、11thシングル「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」発売。この楽曲は、同年末に行われた 『第27回日本レコード大賞』 にて大賞を受賞し、この年のオリコン年間チャートで2位を記録した。
85年6月、12thシングル「SAND BEIGE -砂漠へ-」発売。「SAND BEIGE」の「SAND」は英語で、「BEIGE」がフランス語である。作詞した許瑛子は、写真集や旅行ガイドブックといった資料を集め、別れの旅をテーマに掲げ、いくつかのディレクター注文の末に完成された詞であったと明かしている。85年度オリコン年間7位を記録。
同年10月には、13thシングル「SOLITUDE」発売。楽曲は、湯川れい子が作詞し、タケカワユキヒデが作曲を手掛け、中村哲によって編曲された。音楽評論家は、「都会的な歌詞とサウンド」と称した。オリコン週間シングルチャートで1位を記録。
86年2月、14thシングル「DESIRE -情熱- 」リリース。この楽曲は1986年のオリコン年間チャートで2位を記録し、 『第28回日本レコード大賞』 で前年に続き大賞を受賞した。
同年5月、15thシングル「ジプシー・クイーン」リリース。音楽評論家は「エキゾティック」であるが、都市にいる寄る辺のない女性の心理に秘められた隔絶した世界であると指摘した。オリコン週間シングルチャート1位、年間シングルチャート7位を記録。
そして9月には16thシングル「Fin」リリース。音楽評論家は「Fin」について、男女の終末を描写していると指摘し、歌唱については「感情を押さえたクールなヴォーカル」と語り、楽曲の音楽性については「映画のサントラのような洒落たサウンド」と批評した。オリコン週間シングルチャート1位、年間シングルチャート25位を記録。
87年2月、17thシングル「TANGO NOIR」リリース。発表した2月、フジテレビ系音楽番組 『夜のヒットスタジオDELUXE』 のマンスリーゲストとして1か月間連続出演、2月11日放送で本曲を披露した際、振り付けの中で上体を後ろに仰け反るところがあり、歌い終わった後、衣裳の重みのため仰向けに反った上体が戻せなかったことを明かしている。オリコン週間シングルチャートでは、2週連続1位、年間シングルチャート2位を記録している。
87年9月発売の、19thシングル「難破船」(作詞・作曲:加藤登紀子)は、シンガーソングライター加藤登紀子からの既存曲の提供で、加藤は中森に楽曲のテープを送り、「明菜ちゃんに歌わせたい」と切望したという。

加藤は中森の22歳の誕生日祝いがテレビ番組で放映されているのを見て、この楽曲のシーンと中森の雰囲気がぴったりであると思い、加藤は中森に「しばらくこの歌を歌うのを止めるから、あなたが歌ったほうがいい」と、楽曲を送ったと明かしている。
音楽評論家からは、「ロマンティシズムあふれる逸品」であり、なだらかな弦楽奏が劇的に高まっていく楽曲と指摘した上で、中森の低音部を発揮させた歌唱が伝わり、典雅の極みであると批評した。
88年5月、21thシングル「TATTOO」リリース。ボディ・コンシャスのタイトなミニスカートの衣裳をまとい、振り付きで本曲を歌唱披露した。中森本人としてはミニの衣裳は避けたかったが、この曲の衣裳にはそれが相応しく、プロデューサーとしての自身が着ざるを得ないと決断させたと語っている。

その後もヒットを連発し、89年4月発売、23thシングル「LIAR」、90年7月発売、24thシングル「Dear Friend」、90年11月発売、25thシングル「水に挿した花」の3作品が「TATTOO」以来の連続オリコン1位。現時点で、この作品が最後の1位記録となっている。
92年、4月より自身初の連続テレビドラマ 『素顔のままで』(フジテレビ系、月9)に安田成美と共にダブル主演し、中森はダンサーの卵である月島カンナ役を演じる。このドラマは最終回で、最高視聴率31.9%を記録した。

94年3月には、自身初のカバー・アルバム 『歌姫』 を発売する。同作は批評家から肯定的評価を受け、歌手としての新境地を開拓する。その後同作はシリーズ制作される。同年12月にはPARCO劇場にて、同カバー・アルバムを中心としたスペシャル・ライブツアー 『歌姫パルコ劇場ライブ』 を開催した。

そして95年11月には、32thシングル「Tokyo Rose」(作詞:中森明菜、上澤津孝、 作曲:Masaki)を“AKINA”名義でリリース。プロデュースにロカビリー界の重鎮「ブライアン・セッツァー」を迎えた。(ブライアンは本作のギタリストとしても参加。)


また、この楽曲の作詞は、中森とともに、当時、日本のロカビリーバンド「MAGIC」のメンバー上澤津孝との共作である。シングルA面での中森の作詞はこの楽曲が初である。「Tokyo Rose」は中森にとって自身初となるロカビリー楽曲で、中森はこの楽曲のために、ヘアスタイルをベリーショートにした。


「Tokyo Rose」はミュージック・ビデオも制作され、2008年2月リリースのベスト・アルバム 『歌姫伝説 〜90's BEST〜』 に収録された。
MAGICと中森は、音楽番組や、この楽曲のミュージック・ビデオに加え、本作リリース後の1995年12月にベスト・アルバム 『true album akina 95 best』 を引っ提げて行われた中森明菜 TRUE LIVEでも共演している。(AKINA&MAGIC名義)
2010年 - 2013年・芸能活動休止。(2010年10月28日、体調不良により当面芸能活動の無期限休止を発表。)

2014年・活動再開。8月、初の“オールタイム・ベスト”をリリース。12月31日には 『第65回NHK紅白歌合戦』 にサプライズゲストとして登場し、新曲 『Rojo -Tierra-』 を披露。4年2か月ぶりに歌手活動を再開した。
2016年、7年ぶりのディナーショー開催。2017年、デビュー35周年記念、ニューアルバム 『明菜』 とカバーアルバム 『Cage』 を2タイトル同時発売。

2021年、5月1日にデビュー40周年を迎え、これを記念してワーナーミュージックから特設サイトが公開された。
また6月9日にアナログBOX 『ANNIVERSARY COMPLETE ANALOG SINGLE COLLECTION 1982-1991≪30枚組≫』 が発売。




































