昨夜、言わずと知れた“例の”プリンセスの映画を見る。
彼女は、一時代を席巻したと言っても過言ではないだろう。
同年代だったと思うが、あっと言う間に時代を大慌てで(大騒ぎして)駆け抜けて逝ってしまった人だ。
全然感情移入できず。
ナオミ・ワッツ好きな女優だ。
頑張ってはいたが、あの大柄なプリンセスをやるには線が細い。
華奢なのよね。
もっと無名の女優で適役がみつからなかったんだろうか。
お話もただの恋愛映画、メロドラマになってしまっていた。
スケールの大きさを全然感じさせないのだ。
尤も、プリンセスもただの人。
それを描きたかったのなら大成功なのかも。
一族の反対で結婚叶わなかったパキスタン人心臓外科医に対するあてつけのように同じ肌の色のデパート御曹司とエーゲ海でクルージング。
わざわざパパラッチに電話して居所を知らせ、ゴシップ紙の表紙を飾ると言うメンヘラーぶり。
そして彼女はそのクルーザーから元カレの外科医に何度も何度も未練がましく電話するのだ。
女の嫌な面、基自分もやりそうだなと辟易。
もっと“ロイヤルな”ものを期待していただけにがっかり。
やっぱりこういう映画はコスチュームプレイに限るね。
シナリオライター的に言わせてもらうと、このネタもうちょっと寝かせたほうが良かったのかもね。
┐(´д`)┌ヤレヤレ