前の記事の続きです。
まず、他州から引っ越して来た人がよく愚痴ることなのですが、
ヒューストンとその近郊は土地の質があまりよくないです。
そのせいか、東海岸や中西部のように家に地下室はないし、湿度が高いことも影響してか家自体がアメリカにしては長持ちしないし、場合によっては家が傾いてくることも多々あります。
特に庭に大きな木が植わっている場合、木の根っこで家の基礎に影響が出たり、更に土が乾燥して乾いた状態だと基礎に問題が出てきます。
Poor compaction と言われているのだけど、この辺の土はギッシリと詰まっていなくて粗いと言うか、圧密度が低いのだと思います。
家が傾くまでいかなくても、ドアが閉まらなくなったり、たてつけが悪くなったりすることもあります。
これは、新しい家だとしても、この辺で家を買う以上は遅かれ早かれそういう問題が出てくる可能性があるそうです。
前置きが長くなりましたが、先月、私達が貸している家のうち1軒に早くもその問題が浮上しました。
バックヤードに通じるドアが開かなくなってしまったそうです。
ファウンデーション・エンジニアという業者さんに来てもらい、修理に3000ドル近くかかりました。
更に、家の周りの土の乾燥を防ぐため、当分の間は毎日スプリンクラーで散水しなければなりません。
当然、工事代と水道代はオーナーである私たちが支払うことになるのですが、
「工事代だけ支払ってもらえれば、水道代は自分達で払うので大丈夫です。」
とレジデントさんご夫婦が言うのです。
まあ、なんて気前のよいご夫婦。
と思ったら、
「その代わりにお願いがあるのですが、、、、、、」
と条件を出してきました。
何かと思ったら、以前飼っていた犬(ピットブル)を引き取りたいとのこと。

以前、両親の家に住んでいた時にピットブルを飼っていたのだけど、貸家に引っ越すにあたって泣く泣く犬を手放した。最初にピットブルがいると言うと断られてどこにも引っ越せなかったから。
両親は高齢で散歩ができないので信頼できる友達に里親になってもらったのだけど、どうしてもあの子を引き取りたい。なんとか考慮してもらえないでしょうか。
と言う条件でした。
うーん、、、、、

大家さんがピットブルの愛好家なら大丈夫だと思うけど、そうじゃない限りヒューストンでピットブルをOKにしている大家さんはまずいないと思います。私達も彼らが最初からピットブルがいると言うとお断りしていたかもしれません。
なぜ大家さんが嫌がるかと言うと、万が一事故が起こった際、私達が訴えられる可能性があるから。
夫は犬の面接をしてみて、穏やかで問題のなさそうな子だったらOKにして、さらに「何かあっても、私達は一切の責任を追わない」という契約書にサインしてもらおうということになりました。
そして、先月、夫がそのピットブルのリリーちゃんがいる家に行き、わんこと面接しました。
とても穏やかでお行儀のいい、いい子だったそうで、
犬の散歩時は必ずリーシュを付けること、
万が一何か事故があっても私達大家は一切の責任をおいません
という内容の契約書にサインしてもらいました。
そして、レジデントさんはリリーちゃんを無事に引き取ることができたのです。
ところがその後、彼らの態度が豹変

「来週、エアコンの点検に行きます。何時がいいですか?」と留守電にいれても返事がない。
「明後日、庭の木の剪定に業者をよこしますが、かまいませんか?」と入れても返事なし。
おまけに、今月分の家賃の支払いがない。
電話してもいつも留守電。メールしても返事なし。
夫婦共に石油関係の大企業で共働きだから、お金に困っている様子はないし。
先月まではあんなに腰が低くて何でも即レスだったのに、リリーちゃんを取り戻した途端に豹変するなんて、なんて人達なんでしょう。

テキサス州は、家賃の滞納にはけっこう厳しいです。
5日遅れで6日目から延滞金を1日50ドル、7日目から1日つき10ドルずつ請求できます。
そして、
今すぐ家賃を支払うか、もしくは3日以内に出ていくよう通達を送ることができます。
それでも出て行かなければ裁判所で手続きをして認めてもらえば、1ヶ月以内に強制退去をさせることもできます。
でも、もちろん、誰もそんな面倒なことはしたくありません。
費用も労力も使うし、精神的にも凄いストレス。
で、どうしたものかと、夫はここ数日悩んでいたわけです。
私はいつもと変わらず、のほほーんとしていましたが。
そしたら、今日、5日目にいきなり入金されました。相変わらずメッセージは無視で無言のままですが。
私が思うに、無事に犬を引き取ることができたし、もう大家に気を遣うことはないと、なめられているような気がします。
人のいい夫は、、、、、、
別のレジデントさんで、乾燥機を付けて欲しいと言われてすぐに新しいのを付けてあげたり、
先月の半ばに引っ越してきたレジデントさんは、何と半月分の家賃を無料、今月分からでいいよと勝手に口約束していました。
そんな。半月分請求しても、喜んで借りてくれる人はいくらでもいるのに。
おまけに、彼らは他州から引っ越してきたばかりで、家族はもちろん友人もまだいないようだから
ディナーに招待しようとまで言い出したのです。
もっとビジネスライクに接したほうがいいのではと、これは私が避けています。
こんな感じで大家に向かない夫なので、私が意地悪おばさんになって目を光らせるしかありませんです。
