韓流映画への偏見を吹き飛ばす傑作サスペンス映画2本 | 身の丈の幸せ

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趣味の映画、テレビドラマ、ブルースについての雑感を中心に日々思うことをぼちぼち書き綴ります。

「私には韓流映画は合わない」という偏見が根強く残っています。映画だけではなく、ドラマも同様。ハマる人にはたまらないということは知っていますが、おそらく縁があって観たものがイマイチだったのでしょう。
ここにきてインド映画とか多くの国の映画やドラマを観るようになって根強かった様々な国に対する偏見が解けかかっています。が、それらに関しては別の機会に譲ることにして、昨日、一昨日とNetflixで配信終了になる韓国映画を2本観たので紹介しておくとともに、私の鑑賞記録として残しておきます。

 



1本目は『暗数殺人』。事実ベースの犯罪映画。サイコパスといっていい犯人に一人の刑事が振り回されます。時間的に時効をむかえた事件が多いのと、すべての情報は犯人の供述だけという状態。なぜ犯人は今頃になって過去の連続殺人を供述し始めたのか。一人しかいない協力者の刑事と共に事件を追い続けます。事実ベースということは置いておいても刑事の漢気にしびれます。

 

もう1本は『最後まで行く』。同じタイトルの日本映画もあるようですのでご注意を。裏の顔が多すぎる刑事たち。それらをすべてもみ化してしまうのはこれが韓国か、ラストの扱いも日本映画ではありえんだろ、と思いましたがいやな気持ちにはなりませんでしたね。どこかでしょせん「ファンタジー」という意識が働いているのかもしれません。ラストシーンはファンタジーとわかっていても、あまりにも映画らしい終わり方で喝采を叫んでしまいました。サスペンスの定石を踏まえてハラハラさせてくれる面白い映画でした。それにしても格闘シーンはこれが韓流か、と感心しました。日本の格闘で噛みつきあうなんて考えられません。

ここに来て韓流まで観るようになったらますます追いつかなくなるだろうな。と嬉しい悲鳴。
ちなみに『パラサイト 半地下の家族』も『イカゲーム』はかけらも面白くありませんでした。このことが私を韓流から遠ざけていた一因でもあるんですが、これはまた別の機会に。

とにかく今回の2本の映画は面白かったです。どちらも★★★★★。おすすめ。

 

追記:偏見は徐々になくなっているけど、またかたくなに「面白くない」と信じているものがあります。

どれはジャニーズ映画(アイドル映画と言い換えてもいいかも)です。これを観たら偏見なくなるよ、よいうものがあったら教えてください。『最後まで行く』の日本リメイクの主役が岡田准一と知って今のところ観る気力は湧いていません。綾野剛も演技それごどうまいとは思ってないし。ファンの型、ごめんなさい!