「わかりきっているんだから、やらなきゃいいのに」。現場に集合した芸能記者がつぶやいた。
東京・渋谷109前のイベント広場。俳優の市原隼人(23)と女優の芦名星(26)が登場すると、あっという間に通りかかった人間が群集と化した。27日公開の映画「猿ロック THE MOVIE」の公開直前イベント。
「事前のリリースには、『混乱招く恐れがありますので、口外されないようお願い申し上げます』と書かれていました。よく考えてみると、矛盾しているんで す。イベントをやるわけですから、多くの人の目に触れないといけないわけですから。現場にテレビカメラが何台もセッティングされて、報道陣らしき人間がた くさん集まれば、道行く人も何かあると感付きますよ」(スポーツ紙記者)
ゲリライベントと威勢良く銘打ったわりに、2分であっけなく中止と、まるで予定調和。
「警察も事前に混乱が想定できる場合は使用許可を出さない、といった基準を作るべき。中止にしたからいいってものではない。実際、周辺で急に人の動きが激 しくなって、子供を抱きかかえながら押し倒されそうな女性がいましたからね。それに警官が警備するのだって、税金です。芸能界だから許されるっていうの は、もはや時代遅れです」とワイドショーデスクは手厳しい。