新潟県警佐渡東、佐渡西両署で大みそかから元日にかけて、「交通事故等で困っている人に役だてば幸福です 月光仮面」などと書かれたメモと現金入りの袋がそれぞれ見つかった。

 両署は善意の“お年玉”として、県交通遺児基金などに寄付する予定。

 佐渡東署(佐渡市両津湊)では12月31日午後9時頃、同署駐車場に止まっていた車のボンネットに紙袋が置かれているのを、巡回中の署員が発見。中には 1万2910円分の硬貨とB5大のノート紙が入っており、紙には「毎日1枚ずつ集めた小銭です。交通事故等で困っている人に少しでも役だてば幸福です 月 光仮面」と書かれていた。

 「月光仮面」と称する人物から年末年始に同署に寄付が届くのは、1974年以来37回目。

 一方、佐渡西署(同相川羽田町)では1日午前0時40分頃、佐和田幹部交番の入り口に置かれたビニール袋を署員が見つけた。やはり1万6002円分の硬 貨と、「交通遺児のために使って下さい」などと書かれたメモ紙が入っていた。同署への寄付は87年から毎年続いているという。