illca(イルカ)の教育奮闘記 -2ページ目

ピグマリオン効果

教育やってる人にはよく聞く言葉のピグマリオン効果。知ってる?
適当に選んだ子達を別室に呼んで、君達は出来るやつだから選ばれたんだと嘘を伝えたのに、選ばれなかった子達よりも成績が上になったという話。
それくらい自分には出来るんだと思って立ち向かうのと、どうぜ自分には出来ないんだと思って立ち向かうのは結果が違うということだ。
だから我々教育者はどんな子にも、やれば必ずできると信じてあげる。そしてその通りやればできることを実践してあげる。そしてその子は自信を持って自分の人生を切り開いていける。そんなことを勉強というものを通して伝えることも勉強の醍醐味だと思う。

本気で伝えるには

定期テストで20点、30点の子をなんとか成績を上げてやろうと、限られた時間の中で、分かりやすくパフォーマンスして、端的に理解してもらえるように、いかにシンプルに伝えられるかを考え抜いて、よし伝わった〜!っと思ってもなんだかんだでその時だけなんだよね。

その授業では理解できていても、次の週に会うと、えぇっ!先週とは別人!?っていうくらい忘れてたりする泣。

いかにして記憶に残すか、、、ただの面白くない勉強を忘れられないくらい楽しい最高の思い出にするのは至難の業だ。もしくはスパルタ恐怖政治で覚えさせるか、、、。学校とは違う塾はサービス業も兼ねているだけに、なかなか怒れない側面がある。学校と違って行きたくないと思ったら辞めれるし、塾はいかにして通ってもらうかも考えないといけない。怒って、塾が嫌になったら困るからことなかれ主義でやり過ごす先生もきっといるだろう。まさに教育とサービス業の間で葛藤してるのだ。

でもやっぱり生き残っていく塾は教育を優先するところだと思う。本気でこの子を変えてやりたい、成長して欲しいと思えば怒る場面も出てくるし、どうでもいいやつに怒ったりはしないよ。だって怒るのってかなりエネルギーがいるからね。

そして想いが伝わった子というのは、びっくりするくらい変わる。そういう子が成長していく姿はたまらないね。感無量だし教育やってつ良かったと思う。

変わり過ぎ入試制度

来年から変わる大学入試に向けて、各進学塾は対策を会議で練って、カリキュラムを作って、準備をして、では実施していこう、というところで入試制度がまた変わる、、、
振り回される身にもなって欲しい〜
そして更に英語外部検定だけでなく、記述式問題も延期の可能性だと、、、
共通テストって何なの?
と、文句もいいたくなるけど肝心の受験生達を不安にさせる訳にはいかない。
対策の仕方は変わっても勉強の根幹は変わらない。
結局どんなことでも、人が作る以上、完璧なものなんてないんだと改めて学ばされたけど、一緒懸命に頑張る受験生達を神様は裏切らないから大丈夫だよ。
自信を持って自分に立ち向かいなさい。