最近、かなり気になっているのが、マクラーレンのMP4-12Cなんですよね。

まだ発売前ですが、かなり好きになり始めています。

ガヤルド好きをずっと公言してきましたが、もしかしたらそれにとって変わるかもしれないと思っているのが、この車です。

なにせ、僕がスーパーカーを好きになったきっかけというのが、マクラーレンF1のカッコ良さに惚れたということですから、

そのマクラーレンの新車ですし、形も似ているというか、デザイン的にマクラーレンF1の正常進化形という感じが漂っていて、今風に仕上がってきているようですし、本当に発売を楽しみにしている一台です。

今のままのデザインで出てきたら、僕の中のスーパーカーランキングのガヤルドの座を脅かす可能性があります。

でも、まだわからないんですよね。

車って発売されてみないと、最終的なデザインって出てこないですから。

今までの経験上、途中までは良かったのに、どうしてこんな風になっちまうんだ!と、叫びたくなるような車に何台もお目にかかっていますから。

最近では、まだ発売前ですが、トヨタのLFAのデザインとかね。発売を直前にしてガッカリさせられることってよくあるんですよね。

とりあえず、僕としては、デザイン的には、今のままのMP4-12Cを出して欲しいなと思うわけです。

ということで、webCGに写真が沢山乗っていたのでリンクしておきます。

こちら

この写真を見ると、ガルウィングのドアの開き方は、斜めに開く鈴虫タイプですね。

ちょっと前に出たMercedes SLS AMGで、ドアが真上に開く、かもめタイプだったので、メルセデスと近いマクラーレンですから、そっちになるのかも?なんて思っていましたが、そうじゃなかったですね。

どちらかというと、ランボルギーニのようにまっすぐ前に跳ね上がるのが好きな僕としては、鈴虫タイプは多少不満ではありますが、あれはランボの専売特許みたいなものですから、斜めに開くのでもまあ、OKかと。

とりあえず、かもめタイプは、ガルウィングの中では一番好きじゃないので、そうじゃなかったのは良かったかなぁと思っているところです。

早く発売されないかなぁ。

すごく楽しみです。

以下、いつものごとく動画です。



これは、マクラーレンのF1ドライバー、ジェンソン・バトンと、ルイス・ハミルトンがこの車を走らせているところです。やっぱりこの二人が走らせるとなんか違う気がする。カッコいいです。



これは車の解説。英語なのでわからないかもしれませんが、見ているだけでも面白いですよ。





先ほど”空気と車の話(その5)”をアップしました。

1ヶ月以上、ブログ、放置してましたね…。まあ、気が向いたときに書くという当初の予定の通りではありますが、やっぱり、その間に見に来てくださった方には、申し訳なく思います。

また、見に来てくださってありがとうございます。

この1ヶ月くらいは、ちょっと海外出張なんかも絡んで、かなり忙しくしておりました。

やっぱり、仕事優先ということで、なかなか思うようにはかけないものです。

でもまあ、こんな感じでのんびり続くブログというのも良いかなぁなんて思っております。

ただ、呑気にしていると、気になるスーパーカーばかりがどんどん増えて行くので困りものです。

早く紹介記事書きたいなぁ…。

前回、渦の話しをしましたが、それを実際の車に当てはめて考えてみますとね。

色々と問題が出てくるわけですよ。

まず、渦が出来やすい突起物をつけないといっても、限界があるわけです。

少なくとも、ミラーはつけないといけないし、タイヤとか、車体とはまた別に動くものもつけないといけない。

さらには、高速走行時の安定性が確保出きなくなるとリアウィングとか、フィンとか、車体から出っ張ったものを付けるようになる。

と、こんな感じで突起物だけでも結構あるんですね。

それに車にはエンジンとか、ギアボックスとか、人の居住空間とか、絶対に積まないといけない大きな部品もあり、何よりも、4箇所のタイヤで支えるという基本構造上、四角く(直方体に近い形に)ならざるを得ないわけですよ。

抵抗の少ないマグロ体型からはどんどん遠ざかる。

つまり、車、特に市販車っていうのは、そのメカニズムや用途のおかげで、最初から空気の渦が出来やすい形になってしまってるわけです。

だから、もしも完全に空気の流れだけを重視して考えるなら、多分、3輪の車がベストだろうと僕は思います。

前が2輪で後ろが1輪、そして、フロントから運転席辺りまで少し太くなり、そこからリアにかけて、滑らかに車幅を絞った形が良いのではないかと思うんですよね。

上から見ると見事なマグロ体型な車。

でも、そんな車、はっきり言ってダメです。

理由は簡単。

カーブを曲がるとき、倒れやすくなるから。

小さい頃、3輪車って乗って遊んだことありませんか?

あれでかなりコケませんでしたか?

そう、3輪というのはこけやすいんですよ。

椅子や机の足、3本あれば問題ないのに、4本のものが圧倒的に多いのもそういう理由。

力学上、3本の足があれば、物は倒れないんですが、その3本の足を結んだ3角形の各辺と、重心の距離が近くなるために、大きく傾くような力がかかった場合には、コケるんですね。

大きく傾くような力、というのは車で言うと、コーナーを曲がったときの遠心力です。

つまり速くコーナーを曲がる車ほど、遠心力が大きくなりますから、3輪車というのは、不利になるわけです。

これが、4本足(4輪車)の場合、こちらもそれぞれを結んだ4角形を作るんですが、その各辺と、重心との距離が、それなりにあるために、傾くような力(車の場合のコーナーでの遠心力)に対して、3本のときよりも強くなるわけです。

だから、車のほとんどが4輪なんですね。

昔、F1に出ていた、ティレルP34

とか、
スーパーカーのCovini C6W

なんていう、6輪車なんかもありますけれども、重心という意味では、4輪車とあまり変わらない配置なんですよ。これが6角形にタイヤが配置してあるとか、そういうのでしたら、また違うんですけれどもね。

と、なんだか話がそれましたが、とにかく、車というのは、現状、基本的に直方体を基準に作られていると考えてよいわけです。

で、直方体を空気中で動かす場合、確実に渦が出来ます。

特にスーパーカーみたいに、フロントがとがった感じで、リアが比較的四角に近い形状ですと、リアに渦が出来やすいのです。

つまり、リア部分で、後ろに引っ張る力が働いてしまうというわけですね。

マグロの話を前にしましたが、理想はリアに向かって細くなるあれですから。

それなのに、フロントよりも断面積が広くなる上に四角に近いリアの形状というのは、空気のことを考えると圧倒的に不利だというのは、なんとなくわかっていただけるんじゃないかと思います。

でも、車の場合、リアをマグロみたいにするわけにはいかないのです。

それは、リアタイヤが少なくとも左右に、1つずつ必要ですし、スーパーカーはリアが駆動輪になっている車が圧倒的に多いですから、リアタイヤはできるだけ大きく(太く)したいし、駆動用のメカニズムもリアタイヤ周辺に作らないといけない。

となると、そのための空間を大きく取らざるを得ないわけです。

さらに、テールランプなどの指示器やナンバープレートをつけるというのもリア部分の重要な役目です。

さらに、リアがあまりにも絞られたスーパーカーってカッコイイと思いますか?

そういうスタイリングという意味でも、リアはそれなりに大きくないといけないわけです。

でも、それは空力的には不利になる。

スーパーカーは”市販する”とか、”コーナーでコケない”とか、”カッコよくないと!”とか、そういういろいろな要求を満たさないといけないですから、空力の理想形から外れざるを得ないということ、わかっていただけたでしょうか?

空力も大事なんですけれども、それだけで車を作るわけには行かないというのが、スーパーカー設計の辛いところなんだろうなぁと、僕は思います。

ということで、今回はここまで。

ちょっと難しかったですかね?

でも、次回は、もうちょっと突っ込んでマグロ型の車の話をしようと思います。

前回、空気の中を早く進むには、マグロの形が良いという事を書きましたね。

そのことは、まず、しっかりと頭に入れておいてください。

その上で、今回はちょっとだけ、難しい話をします。

それは”空気の抵抗”というものの存在。

わざわざ説明しなくてもわかる方は多いとは思いますが、物体が空気の中を進むときに、その逆方向に働いて、進むのを邪魔しようとする力のことです。

で、この空気の抵抗。何で決まるか?といいますと、詳しく話すと面倒な式があるんですが、大雑把に言って、それは動く物体の形(大きさも含む)と、その物体の速度で決まります。

基本的に、形が空気の抵抗を受けやすく、さらに大きい場合、そしてその物体が速く動こうとしている場合に、空気の抵抗も大きくなるんですね。

それで、今は、物体(=車)の速度を思いっきり速くするための形と言う話をしているわけですから、つまり空気の抵抗が少ない形とはどんなものか?というのを考えたいわけです。

で、ある程度の体積のある物体にかかる空気の抵抗を小さくする形(方法)っていうのは、大きく分けると、二つになるんです。

まず、一つ目は、空気がぶつかる面積を如何に小さくするか?ということ。

そして、二つ目は、ぶつかった空気の流れを乱さずに如何に上手に後ろに逃がすか?ということ。

でも、この一つ目。

空気がぶつかる面積というのは、車の場合、ざっくり言って、前から見た時の面積なんですよね。

でも、これって、市販車の場合、ある一定の大きさよりも小さくできないわけです。

まず、人が乗るスペースが必要ですし、その他諸々の部品をつけないといけないですから。

スーパーカーといえども、それは仕方が無い。

だから、面積を減らすといっても、それには自ずと限界があるわけですね。

一人乗りにしちゃうとか、縦二列シートにしちゃうとか、そういうことをすれば面積は減りますが、横並びツーシーターが基本のスーパーカーとしてはそれもちょっと出来ない。

もう、すでに限界くらいまで削れるところは削ちゃってると僕は思うわけです。

それに、スーパーカーとしてのカッコ良さとか、メーカーとしてのデザインコンセプトとか、そういうものからの制約もある。

となると、一つ目の”空気のぶつかる面積を減らす”というのはなかなか難しい。

なので、スーパーカーにかかる空気の抵抗を減らすには、二つ目の要素。

”空気の流れを乱さずに上手に後ろに流す”のが大事になるってことがわかります。

で、そもそも、空気の流れを乱すと何が起こるのか?といいますとね。

実は、空気の渦が出来るんですね。

空気の渦と言うのは、小さな竜巻みたいなものを想像していただければ、それで良いかなぁと思うんです。

で、竜巻って、映画とかで良く見ますけど、中心に向かって、いろいろなものを吸い込むわけです。

それもかなり強い力で。

車が空気の中を進むときに、もしも、車の周りに空気の渦(竜巻)を作りますとね。

その竜巻の中心に向かって、車が引っ張られるわけです。

で、最悪なのが、車の後ろに竜巻が出来ちゃう場合。すると、その竜巻は車を後ろに引っ張るのです。

となると、いくら頑張って前に進もうとしても、竜巻に引っ張られますから、なかなか前に進めない。

つまり自分で作った空気の渦で、自分が前に進めなくなる(進むのを妨害される)というのが、車にかかる空気の抵抗の大きな要因です。

そして、この空気の渦と言うのは、どこに出来るか?と言いますと、滑らかじゃないところに出来やすいわけです。

つまり、突起物とかね。あとは、角ばった場所とかね。そういうところには、大きくて強力な渦が出来やすい。

だから、マグロの格好をした車を作りますとね、突起物も角ばった場所も少ないですから、渦も少なく、空気の抵抗が少ないんですよ。

ソーラーカーとか、エコランの車なんかを見ますと、マグロっぽい格好してるのありますよね?

しかも、余計な突起物は極力つけない。

だから、空気の抵抗を少なくできるわけです。

とりあえず、そういうコンセプトのスーパーカーもあるんですよ。残念ながら、2輪(+補助輪)ですけれどもね。

こちらの、Acabion GTBO

最高時速、550キロ。軽くヴェイロンをぶっちぎる車です。

動画は↓


ほらね。

早く走ろうとして、究極を目指すと、やっぱりマグロ化するという良い例だと思います、この車。

この車の特殊な形を見ていただければ、逆に普通のスーパーカーが如何に空気の抵抗と戦っているのかが理解できるとおもうんですね。

まあ、このAcabion GTBOの場合、車重が圧倒的に軽いとか、空気を乱すタイヤがある程度隠れてるとか、そういう別の理由で、速いというのもあるんですが…。

でも、この形がかなり速度に貢献しているのは確かなわけです。

ということで、今日の話をまとめますとね。

普通の4輪のスーパーカーの形で、速く走ろうとすると、車を前から見た時の面積をあまり小さくできないために、空気の抵抗が大きくなって、速度が出せなくなるというのが、まずひとつ。

そして、車の周り(特に後ろ)に空気の渦が出来ちゃって、それのせいで、前に行くのを妨げられてしまって、やっぱり速度が出せなくなるというのがもう一つ。

この二つが、スーパーカーの速度の限界にかなり関与しているということ、なんとなくですが、想像していただけるんじゃないかと思うんです。

そして、それを解消するのが、マグロのような形だって覚えておいていただければ、それでいいです。

だんだんと、面倒な話になってきてますね。

なので、次回もゆっくり整理していきますね。


前回は、車を速く走らせるための僕が勝手に決めた3大要素のうちの2つ、エンジンと摩擦の話をしたのですが、今回は空気との戦いの話。

やっと、ここへ来て、空気と車という題名の本筋に入ることが出来ました。


で、僕が思うに、車と空気のことっていうのは、車の開発、特にレースカーやスーパーカーの開発においては、今のところ一番手がつけられて無いというか、まだまだ未知で改善の余地も多い領域だと思うんですよ。

他の二つ、エンジンや摩擦に比べて。

そして、おそらく、現代の車で、最も速度を出すことの障害になっているのが空気の壁なんじゃないかと思います(もちろん僕は車の設計の専門家では無いので、勝手に思ってるだけですけれどもね)。

そして、今回からその話を書きますね。

ということで、空気と車の話(その1)からはじまって、ここまでが、前置きだったんですね。

本当に、長くてすいません。

 

さて、ここで突然ですが、質問。

物体が空気の中を速く進もうと思うとき、一番いいのはどんな形かわかりますか?

普通に、考えてみてくださいね。

多分、なかなか思いつかないと思うんですよ。

普段、生活していて、そういうこと、あまり考えないですから。

僕も、流体力学とか、車の事に興味を持たなければ、多分知らなかったことです。

何か思い浮かびましたか?

そろそろいいですか?

では、答え。

細かいことを言い出すといろいろと面倒なのですが、大雑把にイメージしやすいもので言ってしまいますと、マグロです。

そう、あのお寿司になってよく出てくるマグロ。

つまり頭が丸くて、それに続いて胴体がすっとしていて、さらに、尻尾に向かって徐々に細くなるあの形。

空気の中を進むのに、かなり都合の良い形の一例がマグロなんです。

※もちろん、マグロの他にも良い形というのはありますよ。とにかく細くて先と後ろの鋭い棒みたいなものとか、薄っぺらなものとか、そういうのもアリなんですが、とりあえず、ある程度の体積のあるものを考えた場合、そしてみなさんがイメージしやすいものという意味で、今回は、マグロを例に話を進めようと思います。

でも、ここでみなさんは、きっと疑問に思われると思うんですよ。

なぜマグロなのか?と。

サメじゃダメなのか?とかね。

当然ですよね。

でも、これを説明するのはかなり難しいんです。

本当なら、色々と計算が必要なところですので、正直、ブログには書けませんし、僕も今計算してそれを示せと言われるとできないです。

また、簡単にこれを理解するには、流体プールに模型を浮かべて、水の抵抗を測定してみると良くわかると思うんですが、そういうわけにも行かないですからね。

まずは、あまり深く考えずに、そういうものだと思っててください。

空気よりも、もっと抵抗の大きい水中を、時速80キロ以上で突っ走るマグロですから、その形が、抵抗が少ないものだというのは、イメージとして理解していただけるかと思います。

ちなみに、魚で一番速いのは、バショウカジキって言う魚で時速100キロ以上出るらしいですが、あまりにも形が知られてないので、とりあえず、誰でもイメージしやすいマグロで行きます。

それでも納得できない方は、旅客機の胴体の形を思い出してみてください。

あれ、まぐろの形に似てません?

マグロをちょっと前後に伸ばすと、あんな感じになりそうな気がしませんか?

腹の部分が太くなってはいませんけれども、やっぱり先は丸くて、後ろ(尾翼のついているあたり)に行くと細くなる。

そういう形。

旅客機というのは、空気の中を時速1000キロくらいで飛びますから、やっぱり空気と戦ってるわけですね。

なので、胴体には、なるべく空気の中を速く進みやすい形が選ばれるというわけです。

それが、マグロに似てるというのは、なんとか、納得していただけるかなぁと思うんですけれども。

これでも納得できない方は、無理やり納得してください。

ということで、今回は、”マグロ”ということだけ覚えておいてくださいね。

では、次回に続きます。