火事から6日経ち
ようやく仕事が休みなので
火災保険の申請を始めるために
部屋へ戻りました。
火事の記事①
火事の記事②
火事の記事③
ドアを開けるとやっぱり
独特の焦げた臭いが充満してる。
うちの被害は煤(スス)の汚染で
「焼け」や「溶け」が無いので
正直火災保険で補償される物は
ほとんど無いけど
先日保険屋さんと話しをしたところ
煤汚染の場合は見えない臭いや
細かい煤の粒子も付着していると思われる
衣服や生地ものなどの
クリーニング代が補償対象になる
との事。
冬物の洋服類は
ほとんどクローゼット外に出ているため
確かになんか焦げ臭い気がするかも。
てか、
部屋の中では分からなくても
外に出た時とか、
部屋以外の場所で
ふと焦げっぽい臭いが気になる時がある。
火事当日は自分自身にその臭いを感じたり
逃げ出して来た時に着ていたダウンは
会社に行く時にも来てたんだけど
やっぱり電車の中とか
避難先の実家でも
何となく焦げ臭い感じはあった。
とりあえず写真では分からなくても
火災の時の衣類や生地物のクリーニングは
補償対象らしいので
私はクリーニングに出す衣類や
カーテン、ベッドカバーなどをまとめて
クリーニング屋さんに見積もりを出そうかと
思っているところ。
ちなみにラグやクッションカバーも出す予定。
部屋の生地ものの中では
これらが1番煤汚染に近い場所にある。
ラグと右のクッションカバー
はモロッコのベニワレンだし
クリーニング高いだろうな…
不動産屋からアドバイスがあったのは
クリーニングだけじゃなくて
煤汚染されている家財は
とにかく全部申請してみた方が良いですよ
との事でした。
保険がおりないかもしれないけど
万が一引っ越さなくてはならない時には
家財の買い替えなどの費用として
認めてもらえる事があるかも？
みたいな事を言ってたので
洗濯機とか冷蔵庫とか
煤汚れが分かりそうな物は写真に撮ってみたりした。
そんな中、ふとシンク下を開けてみたら
思いもよらぬ事態になっていて
めちゃくちゃびっくりした
真っ黒！
何でここが？
と不思議でしょうがないけど
中の食器類は煤の汚れが酷すぎる。
タンブラーを持ち上げると綺麗な円が。
どれだけ煤が酷いかよく分かる。
決して色の濃淡では無いです。
食器類はお気に入りばかりだから
ちょっとショックだけど…
洗えば何とかなると思うけど…
気分はマジで落ち込むね。
食器類の煤汚染の補償って
あるのかどうか知らないけど
一応これらも書いておこうかなと思ってる。
(念のため後でちゃんと調べよう。)
今日はとりあえず、
部屋の状況を陽の当たる時間帯に
確認出来て良かった。
ついでに火元の部屋も見に行ってみたけど
全焼。
本当にここだけが全焼。
上の階のお部屋と左右のお部屋は
結構被害が出てるみたいだけど
それでも
これだけ焼けてて
他の部屋への延焼の程度が
こんなもんだったという事に
逆に驚きと、
建設時の防火対策？に脱帽でした。
むしろ逆に安心感というか…
しっかり建てられているんだな
という事が
素人目でも良く分かる。
うちの階下の方がたまたまいたので
少しお話しをさせて頂いたけど
やっぱり部屋に住み続けたいという
おんなじ気持ちを持たれてて
何か嬉しかったな。
部屋へ戻れるかどうかについては
昨日不動産屋から電話してくれたけど
現在もまだ不明。
その理由としては
出火原因がまだ特定されて無いから。
出火原因が分かり次第
火元の住人の火災保険や
大家さんが入ってる火災保険で
どうしていくかが決まって来るみたい。
ちなみに、火元の出火原因が
故意による物だった場合
火元住人の火災保険が使えなくなるとの事で
大家さん側の負担が激しくなるから
そうなると、
建物の修繕なんかはしなくなるだろうから
強制退去になるかもしれない…
という読み。
故意では無いと、思うけどなぁ…
そうであって欲しいなぁ。
だけど…
火元の住人のお一人が亡くなってるから
そう簡単には片付けられないんだろうな。
部屋を出てから
本当に私はこの部屋が好きだったんだと
何度も思い返す。
まだ2年ちょっとしか住んでないけど
間取りも環境も日当たりも
今の私にとっては
最高に居心地の良い部屋です。
うちの老猫タンタンもベランダがお気に入り。
ここも若干煤汚れあるね…
そして
大家さんからの現状報告として
●2月26日〜2月29日分の家賃は返金
●3月分の家賃に関しては減額を予定
との事。
大家さんが今判断出来る事を
こうして言葉にしてくれるだけで
誠心誠意がこもっているご対応だと
強く感じます。
住むところが確定せずに
宙ぶらりんの状態だけど
何となく一歩前進した気分
感謝。