フランス人に日本精油を紹介! | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

11月24日、パリの精油専門店で

日本精油を紹介するセミナーを開催することになりました!!!

これまで、たくさんのフランス人のセミナーを聞いてきましたが

今回は私がフランス人にお話をします!

 

このお店は、こだわりのフランス精油をずらりと販売していて

アロマ愛好家の間で話題のお店です。

私もオープン当初から通わせていただき

精油や生産者さんへの熱い熱い思いを聞かせてもらって

毎回行くのが楽しみなお店。

行くときは最低2時間は見ておかないと

商品を見て、お話ししてたらあっという間に時が過ぎてしまうので注意!

 

本当に素晴らしいオーナー夫婦で、日本人の私の話も興味津々。

iPhoneアプリの話をしたら、もう当然のように使ってくださってて

「あなただったのねー」と喜んでくれました(私の方が嬉しい)。

で、日本でのセミナーの話をすれば、フランスのアロマの法規についてアドバイスをくれたり

日本の精油を見せてあげたら、「全部欲しい!」と言うので、この夏いっぱい買ってきました。

 

そんな中、アトリエの話が持ち上がり、やってみよう!ということに。

フランス人だけにアロマの話をするのは実は初めて。

だって、フランスで生まれたアロマだもの、フランス人が喋った方が早いので

私はもっぱら日本人向けにレッスンをしてきました。

 

でも、日本の精油や日本の香道という文化を知れば知るほど

これはフランス人にお伝えしなくちゃいけないな、と思うように。

過去のクラスメートや、まわりのアロマトローグたちが

興味を持ってくれていたので、いつかは、と思ってたんですよね。

 

幸い、通訳や翻訳をするために通った大学で

日本の歴史・文化史をフランス語でみっちり学んだ過去があります。

フランス人にウケるポイントも知っています(笑)。

 

ただ単に、日本の木の珍しい精油があるよー、いい匂いだよねという紹介にだけはしたくない。

もっと、日本の歴史、とりわけ香道という歴史に触れて

だからこんな精油が生まれたんだよ、というお話をしたいのです。

海外からやってきたアロマテラピーに、日本人がこれだけハマっているのも

(AEAJの会員数は5万人超だそうです。そんなアロマ団体世界を探してもありません、多分!)

日本人の遺伝子に香りを愛でるDNAがあるからでは?(というと語弊があるかもしれませんが)

 

日本では、アロマテラピーはフランスのように治療に使うものとして受け入れられたわけではありません。

それよりも、リラクセーション、癒し、いい香りというのがクローズアップされています。

これって、源氏物語を読んでも(今ちょっと読んでいますよ!)

平安時代版アロマテラピーじゃん!と思うところがしばしば。

 

日本にいると気がつかないかも知れませんが

外国人が(少なくともフランス人が)「日本ってすごい!」と思う時

もちろん電化製品の質なんかもそうですけれど

日本人のメンタリティがすごく特殊だから、というのもあります。

他人を敬う気持ちとか、他人へのおもてなしの心とか。

そういうのが、日常的な行動の随所にあるんですよねー。

 

私も、フランスに住んでいる中で

ちょっと日本っぽく何かをした時に指摘されて気づいたことばかり。

自分の「特徴」を知るのは、他人との違いがきっかけであることが多い。

 

そんな日本の特徴をアロマという文脈で紹介したいと思っています。

扱う精油は、今回は「木」をクローズアップするので

ヒノキ、ヒバ、スギ、クロモジ、クス、トドマツ。

これをどのように調理して、フランス人にわかりやすく

かつ興味を持ってもらえるように話せるか

腕の見せどころです!

というか、これが苦労するところだろうなー。

 

もちろん2時間フランス語の講義も初めてなので

資料と原稿は入念に作ろうと思っています。

日本と違うのは、とにかくフランス人はすぐ質問すること。

予期せぬ質問にも対応できるように、フランス語のボキャブラリーは増やしておかないと。

 

でも、長年の「夢」の実現まであと一歩。

通訳として、アロマトローグとして、日本の精油の話をしっかりお伝えしたいと思います!

フランス人でご興味ありそうな方を知っていたら是非!