restaurant Pagesへ | フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

フランスの自然療法で美しいからだとこころを手に入れる Île des fleurs Paris イル・デ・フルール・パリ

パリ在住19年のTomomiが、フランス本場アロマテラピーや自然療法のお話、日常生活をお届けします

こんにちは。アロマトローグのTomomiです。

 

フランスあるある後日談。

Amazon FRから電話があり(イギリスからだったので、無視してしまった)

丁重に「注文をキャンセルして払い戻しさせていただきますね」とのこと。

メールに「アマゾンロッカーが近所にあるのを発見したので、そこに配達はできませんか?

もしくはキャンセルしかないのでしょうか。」と書いたら、キャンセルでした。。。

ブツはもう近所まで来ているのに。

企業としてもこの手の不手際は織り込み済みなのでしょうが、本当に人件費の無駄ですよね。

悪いのは郵便局。これもほぼ独占企業なので仕方ないんでしょうねー。

ま、宅配は「届いたらその日1日はラッキーDay」という占い程度に思って注文すべし、ですね。

ギャンブル感がすごいフランスでした!

(あ、この本は欲しいので、また注文し直します)

 

さて。9月は日本からのお客様も多く、外食が続きます❤️

でも、レストランをご紹介するということは

日々、リサーチも必要。

私一人では無理なので、友人と情報交換しています。

 

今回、Pagesというところに行って来ました。

日本からいらっしゃるのはグルメな方。

もう10年くらい、一緒にパリの食べ歩きをしています。

なので、行ってしまったレストランもたくさんありますし

食の好みもわかっているので、選択肢が狭まって来ました。

 

情報交換している友人も同席するため

「パリに行くよ」と連絡があってから(飛行機のキャンセル待ちされていたので数日前でした)

いろいろと候補をあげては、ここはもう満席で予約できないとか

こっちはそこまでオススメじゃない、などと相談。

そして運良く予約できたのがPagesです。

 

ここもまた日本人シェフ。もう随分前から星を取っていらっしゃると思う。

日本人シェフの活躍は目覚しいのですが

私の中ではあまり新鮮さがなくなってしまって。。。(失礼ですよね)

ですが、ここはこの日本人シェフブームを牽引した

最初の頃から活躍されていた手島シェフのお店。

調べましたら私と同じ年。そして渡仏した年も一緒でした。あら、偶然!

14年にこのお店をオープンし、16年から星を獲得ですって。

 

実は、同席した友達も行ったことがなかった(隣にカジュアルなバーがあるのですが

こちらは私も彼らと一緒に行ったことがあったのです)。

完全なる「見落とし」でした。

 

さて。お味はというと、まったくもって後悔!

この「後悔」の意味は、「どうしてもっと早く来なかったのー!」という後悔です。

素晴らしかった。美味しさはもちろん

これだけ日本人シェフの(伝統フレンチに突如現れる)斬新さにも

ちょっと飽きて来たところで(個人的にです)

それを超えるサプライズの連続でした。わー、すごい!

 

この日はおまかせコース(キャビアプラス)。

アミューズブッシュ3品: リンゴとセロリラブのムース、

 オレンジを包んだビーツ、タラ科の一品(味付けを忘れました)

前菜①: じゃがいものピューレ、キャビアのせ。

 キャビアは熟成した香り高いものをたっぷりと、チョウザメの身も添えて

前菜②: フランス産のウナギの蒲焼風(キャラメリゼ)と

 フォアグラのラビオリ、スープも絶品!

お魚①: 驚愕のオマール海老まるまる1匹蒸し!

お魚②: タラ科(アミューズとは別の種類)と貝とトマトの1品

休憩: トウモロコシのアイスクリーム(多分チーズがかかっていて、上品なカール味でした!)

お肉①: 手島シェフのスペシャリテ ブレス鶏に鶏のお腹で半熟にした黄身と

 オニオンのロースト、アーティチョーク

お肉②: 熟成肉の味比べ。6週間のリムーザンと10週間(のどこ産でしたっけ)?

デセール①:ヴェルベーヌと青リンゴのシャーベット

デセール②:チョコレートとイチジクのコンポート

ミニャルディーズ: フランボワーズと洋梨(?)のパットドフリュイ

 ミラベルのタルト、トンカビーンズ香るマカロン

 

写真と記憶をもとに書き出してみました。(産地など記憶違いもあるかもしれません)

たくさん食べましたが、まったく胃もたれせず、お腹がいっぱいで苦しくなることもなく

いろんなお皿でわけがわからなくなることもなく、すべてのお皿にサプライズがありました。

全部すごかったのですが、今までの食べ歩きの中でこんなの初めて!だったのはオマール海老。

 

オマール海老は、何度か食べたことがあります。

ですが、いつもひと口、ふた口。それはそれは美味しいお料理でした。

でも、今回のは、ハサミの部分はありませんでしたが、1匹分まるまるを切らずにどどーん。

自分で切るのですが、切れないんですよ。プリプリすぎて。

手島シェフが説明してくださったのですが、これは香りをいただく料理。

とはいえ、絶妙な茹で加減で出された、プリプリの歯ごたえ十分のしっかりとした味を楽しみ

鼻に抜けていく海老の香りをソース(お出汁)と一緒に味わうんですよ。

尻尾をちょっと炙ってあるので、香ばしさもいいアクセント。

噛むほどに、オマール海老の高級食材とされるにふさわしい存在感を確認することができました。

素材を生かしきった、シンプルな料理を提供できるシェフの腕前に脱帽です。

 

全部感想を書いて行ったらきりがないので、ここまでにしますが、終始こんな感じ。

私はお酒は弱いのですが、この日はシャンパン、白ワイン、赤ワインと飲んじゃいました。

こんなに飲んだらすごく具合が悪くなるんですけれど、この日は違った!

特に赤ワインの香りがすばらしく、熟成肉との相性は最高でしたね。

 

いつもいろいろなところで美味しくお料理をいただいていますが

久々の印象に残るディナーでした。

これまで行かなかったことに大後悔。

ランチもあるので、またお友達と行ってみようと思います。

 

こちら、衝撃の一皿

自信がなければ、こんなシンプルな料理出しませんよね🦐