引き続き侍JAPANのWBC優勝の軌跡をプレーバックしていきます。
第②回は、これが一番の感動シーンという方も多いはず。
準決勝、不振を極めた村上のサヨナラ2ベースヒット!
サヨナラヒットの前までの村上の成績、
21打数4安打、打率.190。。
三振率に至っては.347、、
前を打つ選手の出塁率が異常なほど高いので、彼の打席は必然的にチャンスで回ってきました。
三振して顔を下に向けうなだれるシーンが続きました。
準々決勝からは打順を5番に下げ、なんとなく自分だけが貢献できていない、、
悔しさは如何ばかりだったでしょう。
思い出してみてください。
2022年シーズン、最終戦の最終打席でホームランを放ち、シーズンホームラン日本記録を塗り替えた人です。
その時も50打席ホームランなし、プレッシャーからの大不振で打率も急降下。
首位打者を中日の大島選手と争っていたこともあり、第2打席のヒットがなければ、4打席目は替えられていたでしょう。(打率を下げず三冠王を確保するため)
このあたりが、「村神様」と言われる所以かと。
やはり持ってるんです。
準決勝のメキシコ戦も、4-5のビハインド、9回裏、絶体絶命の土俵際ですよ。
9回は大谷が2ベースヒットを打ち、吉田がフォアボール。
吉田はフォアボールの瞬間に、ネクストの村上に向かって指を差してましたね。
「ムネ、任せたぞ、決めろよ」と言わんばかりに。
ノーアウト、1、2塁、1打同点あるいはサヨナラのシーンで回ってくるんですよ、持ってるんで。笑
村上に打席が回った時、城石コーチが村上の元へ。
「監督が、もうムネに任せたって。思い切っていってこい」と。
城石コーチは、それを聞いた瞬間の村上のスイッチ入った表情を一生忘れない、と帰国会見で話していましたね。
村上が放った乾いた打球音、打たれた瞬間の「やられた」という感じのメキシコ投手のアクション。
それはそうと、あの時のメキシコの外野の守備位置は、後ろ目ではなかったですね。(前進でもなく中途半端に見えました)
メキシコにとってみれば、1点リードの最終回の無死1-2塁、外野の守備位置はセオリーなら後ろです。
外野の間を抜けた時、同点はやむなし、でも逆転の1塁ランナーは返さないよ、という守備体型です。
その守備体型を見てか、1塁ランナーの周東の打ってからのスタートが良過ぎるくらい早かったです。
楽々ホームインには、後になって、なぜ?という疑問が湧きました。
持ってると言われる村上選手ですが、チームメイトへの配慮から相手チームのリスペクトまで、とても23歳とは思えぬ言動の数々には驚かされます。
前々から「持ってる」のではなく、
自らが「呼び込んでいる」のだと思います。
(第③回に続く)