おはようございます
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すでにじりじり焼けるような太陽です。
そして昨日の満月。
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パワーフルでしたね。
今日も一日頑張ります!!
それでは本題です。
7月12日付けの朝日新聞朝刊の記事です。
『低体重児成長に光 昼夜を作ったら体重増』
こんな見出しでした。
週数が早く小さく生まれてきてしまう子たち、低出生体重児は増えています。
以前は6ヶ月(23週)までは流産とされていました。
それが、21週までとされて久しいです。(現在21週6日までが流産)
ちょっと前に私が紹介した記事(21週5日で生まれた女児が無事に育つ ドイツ )では、21週5日460gで生まれた子が無事成長し病院を退院したと書かれています。
そのうちに21週は早産の期間になるかもしれませんね。
こうやって助けられる赤ちゃんが増えていくという事は、小さく生まれる赤ちゃんが増えていくという事になります。
そして、小さく生まれてきた多くの子はNICUと言われる新生児集中治療室で医療を受けていきます。
ここで過ごす時の明暗が大事だと言うのが今回の記事です。
およそNICUというところは緊急を要する予断を許さない状態の子がいる場所です。
ですから状況がわかりやすいように昼夜問わず明るい環境が保たれる事が多くありました。
それが今は、子宮内と同じ環境を保った方がいいと、保育器にカバーをかけて24時間暗くしたりする施設も多くなりました。
そんななか、国立精神・神経医療研究センターの研究班が東北大付属病院などと共同で、人工的に昼夜をつくって成長への影響を調べたそうです。
対象は1000~1500gで生まれた赤ちゃん37人です。
対象を、24時間同じ明るさのグループと、夜間だけ特殊なフィルターで保育器を覆い人工的に暗くしたグループにわけ保育していきました。
結果は、昼夜がある子たちの方が体重増加が順調だったそうです。
その差、退院約一ヶ月後(妊娠週数45週相当)時で350g。
約一割の差があったそうです。(およそ3850gと3500gといったところでしょうか。)
当たり前と言えば当たり前のような気もします。
お腹の中の胎児も28週ぐらいには、明暗の差がわかると言われています。
小さく生まれても、生まれたらもう外の環境に合わせていく、そして成長ホルモン等のホルモンは明暗の刺激によって出されていきますから。
そしてそして、当然、普通に生まれてきた子たちにも昼夜の差は必要ですよね。
過去記事で「なぜ?なに?シリーズ 乳幼児 生活リズム① 」で明暗の刺激が赤ちゃんの生活リズムを作るのに大切とお話しています。
それにくわえて今回の研究で明らかになったように体重の増加も順調になるのなら、しっかり夜は暗くしてあげた方がいいですよね。
授乳中のお母さん、赤ちゃんのいる場所はちゃんと暗くしてあげてくださいね。