鳥取 in the groove!子育ての悩みとライブ・セッション | ワーママから社長に。NPOと株式会社を立ち上げたロックな起業家のブログです♪

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株式会社シーズプレイス代表取締役、NPO法人ダイバーシティコミュ理事長、森林育代のブログです。
立川駅南口でコワーキングスペースCsTACHIKAWAと、みらいのたね保育園を運営、武蔵村山市公共施設の指定管理をしています。起業、仕事、子育て、よもやま話など。

虹三連休の中日16日は鳥取のNPO法人KiRALiさんにお招きいただき、倉吉市にある鳥取県男女共同参画センター「よりん彩」にて子育てイベントのトークセッションにアドバイザーとして参加してきました。
2月の滋賀(FJ全国フォーラム)以来の遠征です。


昼の部は二部構成で、第一部がにしむらなおとさんの絵本ライブ、第二部に現役パパ・ママのお悩み相談横丁的トークセッション。こちら

そして夜の部は、にしむらさんのライブにゲスト参加♪というなんともワクワクする一日でした。

にしむらさんも私も(レベルが違いすぎますが)プロミュージシャンだったので、往きも帰りも音楽の話や、バンドのツアー話、LOVE&PEACEな話などで、あははと盛り上がり道中はあっという間。

スケジュールはちとタイトでしたが、鳥取の地元のみなさんのお人柄とホスピタリティが素晴らしく、にしむらさんとともに楽しい二日間を過ごさせていただきました。

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暗いけど。ポケモンジェットを背負って記念撮影ニコニコ

ぶーぶーさて、昼の部のトークセッション「子育てしているパパ、ママの本音と実際の困りごと」ですが、3歳~中学生までの4人のお子さんを育てていらっしゃるお母さん、小学生2児のお母さん、乳幼児2児の公務員お父さん(いずれも30代)がゲスト。
KiRALiの代表、二人のお嬢さんの父でもある福井さんの強面コーディネーターと、3人の父(には見えない天使の様な)にしむらさんと私がアドバイザー。
彼らの子育てのお悩みを聴かせていただきました。
とは言え私はひとりっ子の母なので、逆にアドバイス頂きたいくらいでしたけどべーっだ!

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お悩みの大局は、父親のWLBと、思春期の息子への母親の関わり方という2つのテーマでした。

妻の立場からは、仕事の忙しい夫の帰宅が遅く、もっと子育てに関わって欲しいのにそれが叶わない。「母子家庭状態」である。どうしたら夫が子育て、特に思春期の息子に向き合うか、また自分も息子にどう関わればいいのか、というお話でした。

逆に公務員パパは、やはり仕事が忙しく、帰宅しても子どもの寝顔しか見られなくさみしい。育休中の妻への負担が増えて負い目がある。また自分が関わらなくても子育てが回ってしまっているようなので、自分はいなくてもいいのか、家庭での存在感に疑問を持ちさみしいと。
彼は育休を2週間とったそうですが、そんな父親がなかなか子育てに関われないとはどれほど辛いことでしょう。

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高度経済成長期時代の働き方をずっと踏襲して、時代に合わない働き方を続けている日本人。
夫も妻も子どもも、ゆったりお互いを感じる時間がありません。
しかも今は「世間には”イクメン”が増えてきているようなのに、うちのパパは全然違う」とギャップが新たな波紋を呼んだり「私だって仕事をしたいのに」あるいは「育児と家事は女性の仕事だから我慢しなきゃ」と思っている妻もいることでしょう。

夫の方も、「自分だって早く帰りたいけど帰れない」「こんなに家族のためにがんばって働いているのになぜ妻の機嫌が悪いのだ」と思われる人も多いことでしょう。


男女の脳の違いもありますが、これは性別役割分業意識の払拭とともに、やはり個人も職場も思い切った働き方の見直しが必要だとおもいます。。。。みーんな同じこと言ってるけど。


もう絶対5時に帰るったら帰るのだ!と決めて仕事をしないと残業無限地獄に陥ります。
特に上流の方の仕事の人は、下流である後工程のことを考えないで、だらだらやっていたらどんどんしわ寄せが後工程に溜まっていきます。
タイムリミットを設ければなんとかそのなかで工夫出来るのではないでしょうか。
朝の時間を有効に使うとか、予め「残業はしません宣言」をしておくとか。
すると時間内に最大限のパフォーマンスが発揮できるので、自分のポテンシャルを上げるにも、会社のコスト削減にも、同僚や関係部署、客先にも良い影響がでることと思います。

もちろん職種や時期などそれぞれ事情はあるので全部が全部というわけにもいきませんが。

私も独身時代に職場に「置きメシ」をした途端に、しなくてもいいであろう徹夜残業が増えました。
残業って、正規ハズレなムードで裏街道的魅力な部分もあるのですが、残業が当たり前で終業時刻に自分の仕事が終わっていても帰り辛いというのは良くないです。

おしりがないから仕事し続け(させられて)てしまい、ボロボロになって帰宅してもかわいい子どもの寝顔しか見られない。妻には「寝かしつけてるところに帰ってこないで」と自分の家に入れてもらえない。
家族のために一生懸命働いているのに妻からはもっと子育てに参加しろと責められる、挙句の果てに自分の家庭での居場所がなくなり、思春期には父親の存在感がなくなる、、これでは夫も妻も子どももみんなハッピーではないですよね。


また、思春期の息子vs母、娘vs父も古今東西永遠のテーマのようで。。
とにかく子どもに関わり過ぎないこと。子育てのミッションは「子どもの自立」なので、思春期は親子お互いが自立するチャンス。
世話を焼きたくなっちゃってもこらえて任せること(信頼してるってメッセージ)が大事ではないかとお伝えしました。
これは夫婦間でもおなじことですよね。親子も夫婦も共依存にならないことです。
だって自分が思春期の頃、とにかくleave me alone!!!って感じでしたもの。
「親のありがたさ」なんて意識もないし、一人で成長したと思っているし、友達や本や音楽があればそれでOK。親の干渉は世の中で最もいらないものでした。

また、親自身が人生を楽しみ輝いている姿を見せることが子どもにとってもいいことなのではないかと、にしむらさんのアドバイスもありました。おっしゃるとおりです。


ぶーぶーということで、夜の部は人生楽しんでる姿の出番。
倉吉市から鳥取市にクルマを飛ばしていただき、(途中お夕飯には鳥取名物「牛骨ラーメン」をいただきました!美味ー!)
鳥取市のライブハウス823での地元バンド「キッチンバンド」と、にしむらさんのライブでした。
私はビートルズやジョン・レノン、にしむらさんのオリジナル数曲をギターでセッション。
ぶっつけでもなんとかなっちゃう、とっても楽しい時間を過ごせました。

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ライブが終わっても、地元のみなさんがウクレレや、ギターと歌などそれぞれ披露されていて、なんとあったかいライブハウスなんだろうと感動しました。

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もちろんKiRALi代表福井さんの渋い歌とギターも聴かせていただけました。

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音楽を中心としたコミュニティの素晴らしさ。こんなお店が近くにあったらいいなあと本当に羨ましかったです!誰かしら音楽好きが集まってセッションしたりビール飲んだり。。

老後はこんなお店やりたいなあ。私の大量のレコードCDカセットライブラリや、ロックやブルーズ、ブラックスタディの本を開放して、近所のジジババが集まってきてQUEEN歌ったりZEPP聴いたりFUNKで踊ったりセッションしたり。。きゃードキドキ
その時はみんな来てね!


ぶーぶー翌日はにしむらさんと朝の散歩途中に見つけた「鳥取民芸美術館」に立ち寄りアンティークの陶器や家具を感じてきました。

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建物も昭和30年代の土蔵風で、しんとした時間が流れています。
音楽家のにしむらさんと私の感性と、古いアジアやヨーロッパの陶器たちの魂が通じ合い、対話できた、なんともいえない体験でした。
普段はアート(無生物)と対話するゆっくりした時間を取れないだけに、こんな時間は大事です。



823のオーナーさんの和太鼓ユニット八ニ三のイベントも観戦
三味線と和太鼓のグルーヴ素敵でした!!
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おみやげに頂いた鳥取名産の梨。 おいしかったですニコニコ

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鳥取、きっとまた行こう!



本文と歌詞は関連しないけど、そんな気分です。
Jimi Hendrix - Hey Joe



Peace,ikuyo