(裏ブログ・黒ウサギのつぶやき)①読書感想文 | いよひめのつぶやき

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シングルマザーが母業を引退して海辺の街にフラリとやってきた。ラムネ色の海とトンガリ帽子型の山に囲まれた暮らしの話。

ご注意)===============

このタイトル(裏ブログ)とついたものは

私の完全私的な日記です。

普段の移住ネタを描いたものとは

全く異なりますので、ご了承ください。

 

時として

*口が悪い

*独断、偏見、変態あり

というような事もあり、

普段のホワイトぶった文章とは

まるで異なる場合があるので

「黒ウサギ」としています。

 

万一こちらが主体になりそうな場合は

別アカウントを立ちあげますが、

今はめんどくさいので同居で。。。

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最近クマ出没のニュースが多くて、

以前テレビで見た

「北海道で巨大なクマが

村人を次々に襲った

史上最悪の人喰い熊事件」

の事を思い出し、

その事件の事を描いた本を読んだ。

「慟哭の谷」という本。

 

本の内容はあまりに怖すぎて

文字に書けないので書かないけど、

「野生の動物なめんな」

という事をあらためて感じて、

同時に思ったのが

「怖い」っていう感情は大事!という事。

 

何が言いたいかというと、

今の子供は車が来てもよけない!

どこからが本当に危険かの境目がわからない!

と思うことが多くて。

 

それは、小さい時から「怖い」という感情を

刷り込まれていないからではないかと。

 

私が小さい頃は

夜はまだ暗くて、

おばあちゃんち(奈良の寺)に泊まると、

夜本堂に行く、というだけで

いとこ達の間では「きもだめし」だった。

 

親に買ってもらう本にも

「世界の怖い話」

「日本の恐ろしい話」

なんてものがあって、

遅くまで起きていると

「オバケが出る」と思っていた。

 

非科学的な事は

否定されがちな時代になったけど、

小さい時からの「怖い」という感覚、

そして「想像力」を育てるのは

ものすごく大事だと思う。

 

「車にひかれたらどんなに痛いか」とか

「尖ったモノを持って走って転んだら」とか

そういう危機管理につながる想像力を養うのも、

原点は「暗闇を怖がらせる」ところから

始まる気がする。

 

 

「日本むかし話」っていうアニメ。

あれはよかった。

子供を怖がらせる話があって。

自然の脅威とか、正体不明のものへの恐れとか、

そういうものを日本人は忘れすぎ。

 

切ったら祟りがありそうな木。

「祟り」いいなあ、人間の謙虚な心。

(宮崎県  椎葉村にある「大久保のヒノキ」)

 

 

「遅くまで起きてるとガオーが出るよ!」

って昔はよく子供に言ったものだ。

 

オバケ出てこいもう一度。

日本人の心の中に。

山に住む生き物が町にあふれる前に、

人間が踏み込んではいけない世界がある事を、

もう一度思い出させてやれ。

 

 

<おまけ>

オバケを怖がる子供の歌

「おばけなんてないさ」

懐かしいなあー爆  笑

この歌で慰める前に

ガッツリ怖がらせる事も必要!