小学校卒業までいよいよカウントダウン、の息子
さいごの委員会、さいごのクラブ、さいごのお当番と、「小学校さいごのイベント」が目白押しです。
で、先日は小学校さいごの授業参観
「希望の空へ輝く会」ということで、2部構成。
前半は体育館で歌を歌ったり、群読をしたり、1年生からのスライドを流したりと「お母さんたちを泣かせたい!」の会を学年全体で。
後半は教室にもどって、スピーチや劇などの子供たちだけで考えた企画の発表。
なんだか卒業式よりも、盛りだくさんの内容です
で、なんかここ2〜3週間、ガサゴソガサゴソやっていた息子は、クラスで3グループに分かれてやる劇の脚本と演出を担当していたようです。
小説を書いていた時と同じように、紙に「プロット」をザバザバ書いたり、毎朝出かける間際までずっとパソコンで台詞を打ち込んでいたり。
でも、何を書いているのかは全然教えてくれなくて
これだったのかー、という感じです。
息子のグループの劇は「未来予想図」。
先生からは「6年間の成長」「友達との絆」などをテーマに盛り込むことだけが指示されて、あとは設定も演出も全て子供たちだけで作り上げたとのこと。
息子の考えた「未来予想図」は、大工を家業としている家の男の子が主人公。
父親は息子が大工を継いでくれると思い込んでいるけど、男の子は本当は大工にはなりたくない。
かといって、別の夢がはっきりと持てずに悩んでいるという設定。
そして、ある日、授業参観で「将来の夢」の作文を発表することになり、宿題の作文が書けずに悩む男の子。
真っ白の原稿用紙を見たクラスメイトたちにからかわれたり、けんかになったり、ということがあって「夢も持てずに僕はダメなやつだ」と落ち込むけれど、「今の君だって十分に輝いている!」という友達の言葉に勇気づけられる。
最後の場面は授業参観で、勇気を出して「僕は大工以外の道に進みたい!自分に合った夢を見つけてがんばりたい!」と言うことができて、父親にも理解してもらえて、めでたし。めでたし
と、そんな感じの内容でした
全体の構成も台詞もよくできていたのですが、ところどころにユーモア要素がちりばめられていて、見ていたお母さんたちがすごくウケていたのがとくに嬉しかったなー
最後も主人公の男の子ではないクラスメイトが、「大工になりたい」という作文を読んで、主人公の父親が思わずスカウト
けど、「あなたの元では働きたくないでーす」と断られちゃう
なんて、落ちもあったりして。
しっかり「笑い」がとれていました
ちなみに息子自身は「父親役」でちゃっかり出演も。
たぶん、背が高くて声変わりしているからでしょうけど
と、そんな脚本家デビューの姿も見られたし、スピーチも堂々としていたし。
他のお子さんたちにとっては普通のことであっても、息子の性格や陥った状況を考えると、何倍も何十倍も凄いことだ!と感じてしまいます
一時期は、こんなに元気に穏やかに小学校の卒業を迎えられるなんて夢にも思ってもいなかったなーと。
小学校生活ラストの月。
手を振りつつ、猛ダッシュででかけてゆく息子〜。
生意気にも、友達と卒業ディズニーの計画も立てているとか
まだまだ通過点ではあるけれど、育て直しが少しずつ実を結んでいることを実感できる、そんな日々に心から感謝しています