まだマグロさんとお付き合いをする前、
日本から韓国に遊びに来た私を
マグロさんがあちこちに連れて行ってくれました。
その時に驚いたのが、
お義母さんからの電話。
2時間に1回ぐらいマグロさんの電話が鳴り、
「誰から?」と聞いたら、
「My mom」
(当時は英語で会話)
と言われました。
お義母さんは、我々がどこにいるのか、
何をしているのか気になって電話をしてくると。
正直、
ドン引き。
その後、私はマグロさんとお付き合いをすることになり、
韓国に遊びに来た際には、義両親と食事をすることも。
私とマグロさんがいるところに義両親がやってくるや、
マグロさんはささっとお義母さんのところへ行き、
肩を抱く。
そして、
「オモニ~!ここまで来るの大変じゃなかったですか?」
その後、食事を済ませて義両親と別れる時には、
マグロさんは後ろからお義母さんの両肩に手を置き、
肩もみからのバックハグ。
「今日は僕たちのためにありがとう~」
ギョギョギョギョ!
私は、マグロさんと同じ年の兄が、
大人になって母の肩を抱いたり、
バックハグをする姿を見たことのない家庭で育ったものですから。
その光景は非常にショッキングでした。
家庭の雰囲気にもよると思いますが、
日本ではあまり見られない20代の息子と
母親のスキンシップなのではないでしょうか。
当時、マグロさんは、
「僕は比較的、母親との関係がドライな方だよ」
と言っており、
は?
となったんですが。
韓国生活が長くなった今、
確かに彼は母親とべったりなタイプではありません。
韓国の母親と息子の関係に
幾度となくドン引きした私は、
その後しばらくして韓国で息子を産みました。
その息子は現在、満10歳(小4)。
昨日の夜、ウォーキングからの帰り道、
エビのテコンドー場の前を通ったら、
ちょうどテコンドーを終えて出てきたエビと遭遇しました。
私を見つけるや、エビは嬉しそうに駆け寄ってきて、
私の手をつないでくれました。
小学校に入ったあたりから、
いつまでエビと手をつなげるかな~?
と思っているのですが、小4の今もまだ大丈夫です。
ちょっと前に書いた授業参観の話。
学校という友達の目がある場所でも、
全然平気で手をつないでくれました。
というか、
クラスメートの男子も
お母さんと手をつないでいました。
韓国で子育てをして気づいたんですが。
「オモニ、サランヘヨ~(お母さん、大好き)」
という教育が幼少期からなされており、
子供がお母さんを好きなのは当たり前。
母子間のスキンシップだって年齢関係なし!
何歳になっても、お母さんと仲良くしている姿は
微笑ましいものとされている気がします。
だから、母親とベタベタしていても、
変に思われたり、からかわれることが日本より断然少ない気がします。
もちろん、家庭や周りの環境によりますけど!
十数年前、彼女(妻)の立場では
韓国の母と息子関係にドン引きしていた私。
それが、現在では
息子を育てる母親の立場になり、
人目を気にせず、
ながーくベタベタできるっ♡
と、韓国の親子関係に感謝しているのです。
しかしながら、気を付けなければなりません。
現在のエビの計画では、彼は将来、
日本人女性と結婚したいそう。
日本人の彼女の前で
私がエビにベッタベタしていたら、確実にドン引きされることでしょう。
大昔に私がマグロさんとお義母さんを見て感じた
あの衝撃をいつまでも忘れないようにし、
日本人の彼女を紹介されたあかつきには、
適度にエビと距離をとることを心掛けようと思います。
・・・てか、何年後の話?
ちゃんとエビに彼女ができますように。
アボジ(お父さん)の存在は薄め。
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