過去の愚痴をつらつらと綴ってまいりましたが、今回が愚痴のラスト!!
韓国の結婚式では、祝歌といって新郎や新婦の友人が歌を歌うことが多いです。
日本の結婚式の余興よりかは真面目な感じで行われます。
ですが、私は過去にガッツリ日本式にふざけた余興を韓国の結婚式で披露したことが。
(小さなエビもウロウロしている)
韓国人、ちょっと引き気味でしたわ。
私たちの結婚式では、この祝歌を誰にお願いしようか、マグロさんはアレコレ考えていたわけですが。
ある時、義父に
「祝歌は俺の友達にトランペットを演奏してほしいと頼んどいた。トランペットがすごく上手いんだ!」
と、ドヤ顔で言われました。
まだマグロさんの友人にお願いする前だったので、今考えると大したことじゃないかもしれません。
しかしながら、「結婚式はやる!」と一方的に義両親に告げられて以来、ずーっと心の中でうごめいていた、
何で勝手に決めるんだよ!?
一体誰の結婚式だよっ!?
という気持ちが溜まり続けていまして。
これをキッカケにマグロさんが爆発!
「どうして友人にお願いする前に、僕たちに一言の相談もなかったんですか?僕たちだって考えがあったのに!決める前に相談してくださいっ!」
そしたら、またもや義父が、
ブチギレ。
「なんでお前らに相談する必要があるんだっ!!??お前らは俺が決めたことにアルゲッスムニダ(分かりました)だけ言えっていっただろうが!お前らのために頼んでやったんだから、感謝するべきだっ!!」
そして、当時は闘病中だった義父。
興奮したせいで具合が悪くなったと言い、ベッドに行ってしまいました。
お義母さんが泣きながら、
「お父さんはマグロのためを思ってやったんだよっ!!体調も悪いのに結婚式のことを色々考えてくれて。マグロが悪いっ!ちゃんとお父さんに謝って、お友達に頼んでくれたことのお礼を言いなさいっ!」
と、マグロを叱責。
マグロはあまりの悔しさに、
泣きました。
泣くお義母さん。
泣くマグロ。
私はというと、ひどいストレスから
蕁麻疹発症。
もう大惨事。
日本にいる時に蕁麻疹が出ることなんてほとんどなかったのに。
この時をきっかけに、今もなおストレスを感じると蕁麻疹が出やすくなる体質になりました。
この「トランペット演奏」が結婚式をめぐる義両親との確執のピークでした。
結局、マグロは悔し涙を飲んで義父に謝り、さらにお礼まで言い、祝歌の時間は義父の友人がトランペットを演奏することになりました。
これは日本から来てくれたお客さん用のプログラムの一部です。
ご覧のとおり、「トランペット演奏」の文字が。
そして、結婚式当日。
ついに、大揉めの原因となったトランペット演奏の時間です。
演奏は新郎新婦の目の前で行われます。
この時、私はかなりの衝撃を受けていました。
だって・・・
あんなにも揉めた「トランペット演奏」・・・・・
「サックス演奏」だったんですものー!!
トランペットじゃねえし!!!
トランペットじゃねえし!!!
美しい音色を聞きながら、新婦の私は何度も心の中で毒づいていました。
(サックスを演奏してくださった義父の友人には何の罪もありません)
正直、楽器がトランペットでもサックスでもどっちでもいいんですけども。
「トランペット演奏」という言葉を何度も聞かされ、大揉めの原因になったものですから、この楽器の違いは私にとって衝撃でした。
結婚式後、義父が満面の笑みで、
「トランペット演奏どうだった?良かっただろう?」
と、またもやドヤ顔。
なんだか疲れてしまい、
「お義父さん、あれ、トランペットじゃなくてサックスですよ・・・・」
と言うこともできませんでした。
たぶん義父は、あれが「サックス」だったと知ることなく亡くなったと思います。
あれだけ揉めたトランペット、いやサックス演奏ですが。
日本の父はサックスの音色にぐっときて涙が出そうになったそう。
結果的には良かったのかしら?
愚痴が続いたので、最後はお目直し(?)に良かった話でも。