数日前の夜、エビが
「歯がとれた」
といって、私のところにやってきました。
歯がぐらぐらしているという話は全く聞いてなかったのに、乳歯が抜けたのか?と驚き、エビが手に持っているものを見ましたら、
かけら?
え?
転んだり、ぶつけたりしていないのに、歯が欠けるってことあんの??
・・・・・・・・・・・・
も、もしや!!!
と思いまして、エビの口の中を見ましたら、
虫歯っぽい・・・・・
私はうなだれてしまいました。
つ、ついにエビも・・・・
非難されるかもしれませんが、実は私がエビの口の中をのぞいたのは数年ぶりなのです。
それだけでなく、実はエビの歯が生えてからというもの、私が仕上げ磨きをしてあげたのは、
片手で数えるほど。(5回以下)
イエス!
ザッツ 放置。
歯磨きは完全にエビ任せなのであります。
ちなみにエビの歯磨きとは、歯磨き粉をチューっと吸って味わって終了です。
でもね!!
5歳の頃に行った歯科検診で、エビちゃん虫歯なかったんですよ。
正確には「虫歯になりかけの歯」が一本あるだけで、治療するレベルではないと。
歯が生えてから約5年放置していたのに虫歯がないってことは、
エビは虫歯にならない体質なんだあ
と、本気で思っていました。
どんなに気を付けていてもなる人はなるし、放置していてもならない人はいるし。
虫歯は体質によると、私は信じていたのです。
エビの周りの子供たちはほとんどが歯科治療経験者。
歯医者通いの話を聞いては、同情すらしていました。
他人事じゃなかったのに。
小学校に入って、昼の歯磨きがなくなったことが大きな原因かもしれません。
エビの小学校では、コロナ感染予防のため、歯磨き禁止。
下校後、家で歯を磨くように言われているのです。
しかしながら、エビは学童→テコンドーに行き、帰宅後はすぐにおやつを食べたり夕飯を食べたり。
夜寝る前まで歯を磨くタイミングがありません。
こまめに検診にも行かず放置していたことを、ちょっと後悔しましたね。
早速、歯科を予約し、昨日家族で行ってきました。
今回は検診じゃなく治療目的なので、周りにリサーチして子供専用の歯科へ。
チェックしてもらったところ、
歯が欠けるほどのひどい虫歯が1本
神経まで影響を及ぼしている虫歯が2本
オーマイガー!!!
私は先生の説明を聞きながら、ガクガクブルブル震えていました。
治療が恐ろしいから?
いいえ、
金額が恐ろしいから!!
韓国の歯科、日本みたいに保険があまり利かなくてですね。
とにかく高いんですよ!
マグロが歯医者に行った時の記事↓
ちなみに、この時は別の歯医者にセカンドオピニオンをききに行き、もっと安く治療してもらいました。
そして、ご存知のとおり、マグロは俳優になっていません。
歯の治療費が高い韓国では、子どもの神経治療に1本30万ウォンかかったという話も聞いたことがあり、もしかしたら3本で100万ウォン(10万円)近く行くかもな・・・と恐怖に怯えていたのです。
その後、相談室というところに呼ばれ、詳しい治療計画と値段の説明がありました。
韓国では、歯科治療は高額なうえ、数カ所回って比較する人も多いため、相談室で詳しく説明してくれるようです。
結果、エビは以下の治療・処置をすることになりました。
●神経まで影響のある歯 2本
●歯が欠けた大ごとのやつ 1本
●シーラント(奥歯4本)
●フッ素塗布
そして、これらの治療・処置をするのに4回通わなければならないそう。
ビビりなエビのため、毎回笑気ガスを使用することにしました。
1回あたり1万ウォンなので、4回で4万ウォンです。
シーラントの値段を忘れてしまったので正確な数字ではありませんが、総額45万ウォン(約4万5千円)ほどになりました。
普段から、歯科治療の話題はママ友さん達の間で飛び交っており、私もマグロさんも良心的な値段だと判断したため、ここで治療することにしました。
さっさと終わらせたい私は、「今日1回目できますか?」と聞いたら、エビの心の準備次第だと。
エビは待合室にある遊び場で、年上のお兄ちゃんをナンパし、汗だくで遊んでいました。
説明してくれたスタッフさんが、エビを呼び、聞いてくれました。
「エビや~エビの口の中には4匹の虫がいるんだよ。今日、1匹目の虫を捕まえてみる?怖がらずにできるかな~?怖かったら来週でもいいよ」
さすが、子ども専用の歯科です。
子ども心をくすぐる聞き方をしてくれました。
他人の前では、男らしくいたいエビちゃん、
「できますっ!!」
と、即答。
1回目の治療をすることになりました。
予約の患者が多いので、時間が空くまでしばらく待機。
待っている間、
「僕の口の中にいる虫はどんな形をしているんだろう??家に帰ったらネイバーで検索しよっと!」
と、エビは虫に興味津々でした。
エビが想像しているような虫はいないと思うけどね・・・
ついに、エビが呼ばれ、治療スタート。
笑気ガスを注入されているエビちゃんです。
笑気ガスは、韓国語でも「웃음가스(笑いのガス)」。
名前からして、ハイになるんでしょうか?
非常に興味があります。
後でエビにガスの感想をきいたら、
「いい気持ちになる。ちょっと眠くなる感じ」
と言っていました。
笑えてくるわけじゃないようです。
ガスのおかげか、エビは騒ぐことなく、大人しく治療を受けていました。
先生の他にスタッフが3人取り囲んでいたのですが、治療の間中、
「おお~!エビや~!!ヨンガメ~!ヨンガメ~!!(용감하다=勇敢だ)」
という言葉が響きわたっていました。
終わってからも、
「なんてヨンガメ~!!」
と賞賛されまくったエビ。
治療室を出たら、そこは待合室。
治療に怯える子供たちとその親がたくさんいました。
エビが出て来たとたん、一斉に視線はエビへ。
怯える子どもを勇気づけようとする親の声が聞こえてきました。
「あのお兄ちゃん、泣かずに治療受けてきたよ!ヨンガメ~!!〇〇もできるよ!」
「ほら!あの子みて!すごいね~!〇〇も大丈夫!」
そして、エビを尊敬のまなざしで見ています。
先生にもスタッフさんにも待合室の人々にまで、
「ヨンガメ~!(勇敢だ)」
と言われまくり、賞賛されまくり。
エビにとって人生初の歯科治療は、それはそれは気分よく終わったのでした。
・・・・・親は会計時に泣きたくなったけどね。
今日のトップ画像は昨夜食べたカニ!
これまたブログ内容に全く関係なし!