Capillus 低出力レーザー育毛効果を2019年に発表された2つの最新の学術論文 | 育毛・発毛情報ブログ 国内外の最先端の育毛法で薄毛を解決する方法を紹介

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以前、タイのチュラ―ロンコーン大学医学部付属病院の内科学のパチャパランティープ博士(Dr. Ratchathorn Panchaprateep)が2017年の国際毛髪学会(ISHRS)のポスター展示で発表した論文が最優秀賞を受賞したことはご紹介をしましたが、2019年に入り、低出力レーザーの効果を解明するより具体的な内容を掘り下げた、学術論文がパチュパンティーブ博士(以下 博士)により発表されました。
 
 
2017年の最優秀賞を受賞した模様
 
受賞後、パチュパンティーブ博士にはCapillus312を研究にご利用いただいています。
 
Quantitative proteomic analysis of dermal papilla from male androgenetic alopecia comparing before and after treatment with low-level laser therapy.
 
 
性別に問わず、髪の生成に不可欠な細胞分裂を促す、ATP(アデノシン三リン酸)の増加を促せるのが低出力レーザーの最大の特徴の一つです。
 
ただこれまで、低出力レーザーを照射することで、どのような作用が起こっているのか未解明な部分がございました。
 
そこで、博士は低出力レーザーを照射することで、真皮乳頭組織 (dermal papilla)の中で、具体的にどのようなたんぱく質が増加しているのかを治験対象者の照射前と後の皮膚組織を直接採取し、24週間をかけて、検証を行いました。
 
結果
 
治験対象者全員の真皮乳頭組織(以下 DP)から、低出力レーザーの使用前の平均値と比較して、低出力レーザ―の照射後をプロテオーム解析により比較を行いました。
 
24週経過後、11の有意なたんぱく質の増殖が明らかになりました。
 
さらに、バイオインフォマティック分析は、これらのタンパク質が細胞転写の調節、タンパク質生合成、細胞エネルギー、脂質恒常性、細胞外マトリックス(ECM)、ECM構造成分、細胞 - マトリックス接着、ならびに細胞接着 血管新生などの効果が確認されました。
 
その中、低出力レーザーが開発された当初からAGAに対する効果として注目されていたATP(アデノシン三リン酸)について、影響を及ぼす、皮膚細胞の採取がおこなれました。
 
細胞内脂質恒常性に関与するトランスポーターであるATP結合カセットサブファミリーの中でGメンバーというたんぱく質が、最も増加が確認されたたんぱく質でした。
 
さらに、主要なECMタンパク質を増加が真皮乳頭組織での増加が確認され、その結果、髪の直径が増していることが、臨床的に確認されました。
 
今回の研究結果で、低出力レーザーを使用することで、AGAを発症されている方々ではDPたんぱく質の増幅によって、髪の成長が促され、毛髪の弱体化が抑えられていることが細胞レベルでも確認されました。
 
以前、アメリカでもっとも権威のある皮膚科学の医学論文を発表しているJournal of the American Academy of Dermatologyに2017年4月にAGA型脱毛の治療の有効性を過去に発表された学術論文をメタアナリスによって検証した結果が発表され、低出力レーザーの有効性が認められたことはご紹介をしましたが、さらに新たに、世界的に大半の医学論文が発表されているPubmed, Embase, and Cochrane Systematic Reviewsなどに掲載されている8つの学術論文で行われたランダム化比較試験の結果をメタアナリス解析によって検証が行われた論文が発表されました。
 
医薬品でも行われるランダム化比較試験の場合、偽薬などが用いられますが、機器などの場合は偽装置が用いられ、多くの場合は低出力レーザーに似たLEDを搭載した装置が用いられます。
 
以前にもご説明しましたがメタアナリスとは信憑性がもっとも高い学術論文とされています。その中で、低出力レーザーの育毛効果を検証した2つ目のメタアナリス論文となりますが8つの論文で発表されたランダム化比較試験の結果を再検証しても、低出力レーザーは性別や使用期間を問わず、育毛効果が期待出来ると今回の論文でも証明されました。
 
Comparative effectiveness of low-level laser therapy for adult androgenic alopecia: a system review and meta-analysis of randomized controlled trials
 
 
当然、世界的に育毛薬として承認されておらず、育毛効果を証明する論文が乏しいザガーロやミノキシジルタブレットではメタアナリス解析によっての育毛効果は発表されていません。
 
The effectiveness of treatments for androgenic alopecia: A systematic review and meta-analysis
 

CapillusのAGAへの育毛効果の有効性はメタアナリス(最強の科学的根拠)で証明

 
 
メタアナリス(meta-analysis)とは、複数の研究の結果を統合し、より高い見地から分析すること、またはそのために手法や統計解析のことです。
 
ランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシスは、根拠に基づく医療において、もっとも質の高い根拠とされる検証とされています。
 
この中でAGA治療として今回のメタアナリシスで検証が行われたのは塗布用ミノキシジル、フィナステリド、低出力レーザーです。
 
メタアナリスを行うに当たり、過去に発表された学術論文上のデータが明確であることが不可欠です。
さらにはそのデータはダブルブラインドテストなどを用いり、公平性が保たれていなくてはなりません。
 

酷似した製品や横行する中国製の低出力レーザー器ではこのような結果にはいたりません。

 

Capillusと他の全頭型低出力レーザー育毛器FDA510Kの取得方法の違いと耐久性の大きな差

https://ameblo.jp/ikumouhatsumoujp/entry-12568674484.html

 
 
AGA 男性型脱毛症のメカニズムとDHTの抑制とATPの増加させる、低出力レーザーの育毛への役割の違い
 
日本で育毛治療で紹介されているザガーロや育毛薬として1国も承認されておらず、臨床データが得られていないミノキシジルタブレットは除外されました。
 
ザガーロなどのデュタステリド0.5mgも承認されているのが日本と韓国だけであることや論文などで公表されている4件の内、2つでしか十分なデータが示されておらず、ダブルブラインドテストではないことから今回のメタアナリスからは除外されました。
 
低出力レーザーが承認され、改定された男性・女性型脱毛症治療ガイドラインの内容については以下で詳しく説明しています。
 
 
 
 2017年の日本皮膚科学会がミノキシジルタブレットを推奨度Dと発表するまで、ミノキシジルタブレットは日本で育毛薬として認識されていました。
 
当然、皆さんは医師が薦める以上、医学的根拠を元に、処方がされているとお考えだったと思います。
 
実際に、ミノキシジルタブレットに育毛効果があるかの検証は一度もされておらず、下から2番目のCase Report (症例報告)どころか
観察報告も行われていません。
 
ミノキシジルタブレットの育毛効果はサプリメントなどと同様に、信憑性がもっとも低い、Expert Opinion(専門家の意見)の範疇です。
育毛効果の検証が行われたり、ミノキシジルを処方する医師や医療機関が論文や学会で、自身の治療実績などを発表した履歴は一度としてありません。
 
国際毛髪科学会(WCHR)が日本で開催され、世界中の毛髪学の医師が一堂に会していました。
 
ミノキシジルタブレットを育毛薬としてこれほど、多く処方している唯一の国として、医師または研究者の1人でも論文の一つ、または講演でミノキシジルタブレットの有効性を発表されているかと思いました。
 
残念ながらミノキシジルタブレットについての発表は一つもなされていないどころか、国内の有名育毛病院の関係者で学会に参加していたのは700人中、100人にも満たない状態でした。
 
過去にミノキシジルタブレットについて、日本皮膚科学会が推奨度Dとした理由や海外などでどのように取り扱っているかをまとめてご紹介しています。
 
ミノキシジルタブレット関連記事
 
ザガーロに関しては日本皮膚科学会が2017年に推奨度Aとして発表をしています。
医薬品である以上、第II/III相国際共同試験は行われています。
 
ザガーロを推奨度Aと判定するに当たり、日本皮膚科学会は1件のメタアナリスによる検証。3件のランダム化比較試験。1件の非ランダム化比較試験などからその効果を認めたと書いています。
 
この中で多きな疑問が存在します
 
まず、3件のランダム化比較試験および、1件の非ランダム比較試験、7段階のエビデンスレベルの中でも上から三番目の(randomized control study)が3件で、1件はcohort study (コホート研究)レベルであることです。
 
そして、ザガーロを日本皮膚科学会が推奨度Aとした根拠として、メタアナリシスが1件含まれていると記載されていますがこれは2006年にOlsen 博士が発表した論文です。
 
韓国と日本で承認されて以降、またアナリティクスどころか、2番目に信憑性が高いと言われているシステマティックレビューもザガーロでは行われていません。
 
システマティック・レビュー(systematic review)とは、文献をくまなく調査し、ランダム化比較試験(RCT)のような質の高い研究のデータを、出版バイアスのようなデータの偏りを限りなく除き、分析を行うことです。
 
The importance of dual 5alpha-reductase inhibition in the treatment of male pattern hair loss: results of a randomized placebo-controlled study of dutasteride versus finasteride
 
 
417人、21歳から45歳を対象に24週間,デュタステリド濃度は以下の4通りです。
005mg
0.1mg
0,5mg
2.5mg
 
注.1 メタアナリシスによってザガーロのデュタステリドがプロペシアのフィナステリドよりも効果的と説明されていますがもっとも注目するべきはこの論文ではフィナステリドがデュタステリドよりも優位に作用するのは2.5mgのデュタステリドであると結論つけていることです。
 
これは皆さんがAGA治療で処方されているザガーロの5倍の濃度で.はじめて、デュタステリドがフィナステリドよりも効果的だと結論が出されています。
 
 
残念ながら、同じOlsen博士の論文を元に日本皮膚科学会と欧州皮膚科学会では全く異なる見解です。
日本ではOlsen博士の論文をメタアナリスとして評価。
 
ザガーロなどのデュタステリドを育毛薬として承認していないヨーロッパでは2.5mgのデュタステリドの服用が現実的ではないと考えているからこそ、日本と韓国以外の国ではAGA治療薬として承認されておらず、製薬会社も治験すら初めていない事情があります。
 
日本で用いられているミノキタブレットやザガーロが欧州皮膚科学会がどのように考えているか以下でご紹介しています。
 
 
 
7年ぶりに改定された日本皮膚科学会、男性型および女性型脱毛症治療ガイドライン2017年版に低出力レーザーが男性、共に有用性を示す十分な根拠があるとされる推奨度B。
 
 
ブラックマヨネーズの小杉様が司会をされている読売テレビ 2018年11月9日放送の「マヨなか笑人」の企画で「人生コレを知らないと損をする!騙されたと思ってやってみぃ大会」で小杉様がCapillusをご紹介いただきました。
 
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