十二指腸の入り口にある腫瘍の細胞の結果を待つ間、内科へベッドが移動になりました。
火曜日が院長先生の回診日で、ドクターを従えてやってきました。担当のドクターが容態の説明をして、患者一人一人に声を掛けてくれます。
私の担当医Dr・Nが説明する前に院長先生自ら声を掛けてくれました。
「私のこと覚えていますか?」
えー、どこであったけ?ちょっと思い出せなかったので
「お目にかかったこと、ありますか?」と尋ねました。
「最初に会ったでしょ」
あっそうだ。「辛かったね。もう大丈夫だから」と優しく声を掛けてくれた外来の先生だったのです。黄疸の症状で目が二重に見えよく顔を覚えていませんが、手際よく点滴や入院の指示を出して頂いたのは院長先生のお陰です。
「顔色が良くなったね」と仰って頂きました。
「院長先生はお優しいけどN先生は胃カメラのとき、肩を押さえつけて細胞採ったんですよ」と言うとN先生はすかさず「ゴメンね。ゴメンね。」と言うので「先生方は熱心ですね。」とフォローしておきました。
Dr・Xのお決まり文句「いたしません」は私の決まり文句になりそうです。ワガママ、要注意の患者になりつつあります。




