グランドキャニオン。
この場所にたどり着くまでに、ひたすらに続く、「カイバブ」と言われる場所を通った。
起伏のあまりない、ただひたすらに続くその森を、
ネイティブアメリカンの言葉で「カイバブ」と呼んだらしい。
グランドキャニオンの、赤茶けた、このダイナミックな崖の印象しかなくて、
その「カイバブ」の森の中を通っていると、
とても不思議な感じがした。
その先に、この風景が待っているなんて、
きっと、初めてこの光景を目にした人は、
心底驚いたに違いない。
だって、この先にあるって、分かっていても、
驚くんだから。
リーダーの意気な演出で、駐車場からみんなで目隠し。
ぞろぞろと手をつないで、グランドキャニオンの縁まで歩く。
目隠しを取った瞬間、広大なグランドキャニオンが目の前に広がって。
この大きさは、どうやったらみんなに伝えることが出来るんだろう。