696-社長交代② | ikoma-gun(フリムン徳さん)のブログ

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② 親友、志保やレストランの大将は、料理の仕方で、「マグロよりもハマチよりも旨いのは「鯖や」と言っていた。私はアノ言葉に惚れていました。でも倒れてから3年、鯖は辛抱していましたが、この頃、ひと月かふた月に一回、また満腹食べる。

 

知り合いの井手尾さんがロスアンジェルスから作って持ってきてくれる焼き鯖寿司が旨い。人に分けて食べさすのが惜しいほど美味い。人生短い、好きなものを食べずに暮らすのは惜しいと思いながら、また鯖を食べる。
 
フリムン徳さんの痛風、関節炎は膝が痛くて、曲がらん。これはアメリカ政府認定の医者が、膝に大きな差し金を当てて、膝の曲がる角度を検査して、身体障害者と認定してくれた、いや認定された。正座も出来ない。おまけに、力が出なくて重たいのが持てん。 

 

今は嫁はんの方がはるかに私より力が強い。歩くのも早い。重たいものを運ぶのは一人では出来なくなった。嫁はんの力が必要なのです。大工でしたから、家の建て方も重たいものの運び方もよく知っています。でも頭で知っているだけではだめなのです。力がないとだめだとよくわかりました。
 
嫁はんと一緒に、ベッドの大きなマットレスを運ぶ時なんかは大変です。フリムン徳さんは歩くのが遅いから、嫁はんが先を持ち、後を持って運ぶのですが、それが大変なのです。嫁はんに引っ張られて、マットレスを落としそうになるのです。

 

だから、歯を食いしばって、足元に力を入れます。そうすると歩くのがよけい遅くなるのです。「どうしてもっと、ゆっくり歩いてくれまへんのやろうか」と思っていると、「どうしてもっと早く歩けんの」と大きな声で怒鳴るのです。続く