モンターナ州の山奥で,(車道ではないようです)
「社長交代」
①腹が立ちますけど、立てられまへん。相手が強いから。
泣きとうなりますけど、泣けまへん。男だから。
悔しいけど、どないにもできまへん。身体がいうことを利きまへんから。
フリムン徳さんは26年間、ロサンジェルスやシアトルで主に、障子、茶室やすし屋を造っていたのですが、ビールを飲みすぎて、身体を壊して、大工仕事が出来ない身体になった。痛風、高血圧、関節炎になったのです。
バッドワイザーを飲みすぎましたんです。「ワイはバッドワイザーのアドバイザーや」と語呂合わせのいい言葉を言いながら、毎晩26年間、バッドワイザーを浴びるほど飲み続けた。仕事がうまくいったらビールで祝杯、うまくいかなくてもビールで憂さ晴らし、疲れたらビールで疲労回復、何か面白くないとビール様。
「胃が食べ物を食べるのではない、仕事が食べ物を食べる」と誰かが言っていたのを思い出すと、次は「ビールは胃が飲むのではない、その時の気分が飲む」と自分で作った名文句を心に言い聞かせながら飲んだ。
その酒の肴がまた悪かった。「しめ鯖でんね」。このしめ鯖を肴にしての、バッドワイザーでの晩酌は疲労回復の薬リポビタンどころか、世の中で一番よく効く疲労回復の薬でした。「ビール、鯖、ビーフは痛風の元、酒は糖尿病の元」。痛風で入院させられて、医者の言った言葉は当たっていました。
医者はよう知っている。続く