(弟道雄撮影)
③この溝に電線を埋めるときには、
直径5センチのプラスチックのパイプの中に
親指ほどの200アンペアの真鍮(しんちゅう)電線3本とグランド(アース)線と4本入れる。困ったことに、この線が重たいのや。パイプの中に通すのは1人ではできない。
2人の力がいる。
通すときは隣のニックや、ケンが手伝いに来るという。
ヒューズボックスへの接続を終えると、
フリムン徳さんがした屋内配線に電気がはじめて通る。
黒いビニールで巻かれている200アンペアの
真鍮線とパイプの材料代は$700ドルだが、
この電線埋設工事を業者に頼んだら$3000ドルは
取られる。
自分でしたら、材料代だけで済む。
財政上の圧力は、フリムン徳さんを
「土建屋兼電気屋の徳さん」に変えてしもうた。
電線を埋める前にインスペクターが来て、
水で掘った溝の検査をすることになっている。