肥満細胞が放出して症状を引き起こすさまざまな物質は、
ケミカルメディエーター(化学伝達物質)と呼ばれています。

いずれも花粉症の症状発生になんらかの加担をする悪役ですが、
なかでもロイコトリエンは鼻づまりの主犯格ともいえる問題物質です。

くしゃみや鼻水もやっかいですが、
長期にわたって精神的肉体的にじわじわと苦痛を与えるのは、
なんといっても鼻づまりです。

ひどい鼻づまりがあると、いつも口呼吸しなければならず、
軽い酸欠状態が続きます。寝苦しくて睡眠が浅く、夜中に何度も目覚めてしまいます。
集中できず、イライラして、仕事にも勉強にもなりません。料理の味さえ分かりません。
こうして精神的にも肉体的にも疲労がたまっていきます。
そのいちばんの原因物質が、ロイコトリエンなのです。

ロイコトリエンには、血管を広げる作用があります。
片頭痛は脳の血管が拡張して神経組織を圧迫するために起こりますが、
ここでもロイコトリエンが少なからず関与していると考えられています。

ではなぜ、肥満細胞は花粉を排除するために、
このロイコトリエンをつくって放出するのでしょうか?

それは鼻粘膜内の血管を拡張することによって血流を増やし、
血液中の水分を粘膜上に供給させたいからです。

呼吸のたびに花粉が付着してくるような状態が続くと、
肥満細胞は愚直にロイコトリエンをつくりつづけ、放散しつづけます。

その結果、鼻の奥の粘膜はむくんだように腫れあがり、
鼻の穴(空気の通る道)をふさいでしまうのです。

さらにロイコトリエンは目の粘膜にも作用して充血させ、
ヒスタミンとともに不快な症状を引き起こしています。


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IgE抗体をくっつけて活性化した肥満細胞は、
花粉と結合したときにどのようにしてアレルギー症状を引き起こすのでしょう。

花粉症はくしゃみから始まるという人は多いはずです。
これは、活性化した肥満細胞がとりあえず手持ちの
「ヒスタミン」という物質を出すからです。

ヒスタミンは鼻粘膜にあるくしゃみ中枢を刺激して、
すぐに連続的にくしゃみを引き起こします。
鼻についたやっかいなやつをくしゃみで吹き飛ばそうとしているわけです。

くしゃみは顔に分布している三叉神経によって起こりますが、
三叉神経が刺激を受けると反射的に鼻水の分泌が起こります。
またヒスタミンは分泌中枢や知覚神経にも作用するので、
鼻水はあとからあとから止まらなくなります。

ヒスタミンが知覚神経を刺激すると、猛烈なかゆみが起こります。
アトピー性皮膚炎でかゆみなどを引き起こしているのも、このヒスタミンです。
花粉症で鼻がむずむずする、目がかゆい、といった症状が起こるのもこのためです。

しかし、こうした症状は序の口です。
肥満細胞はヒスタミンを放出し、応急処置として花粉をくしゃみで吹き飛ばし、
鼻水で洗い流そうとしますが、それで終わりではありません。
それから半日もたつと、ひどい鼻づまりが始まってくるのです。

応急処置が行われている間、
肥満細胞の内部では新たな物質がつくられつつあります。
「ロイコトリエン」や「トロンボキサン」ほか、
さまざまな物質が産生され、放出されていきます。

また、T細胞ではほかの免疫細胞を活性化するサイトカインという
物質がつくられ、放出されます。

こうして発症してから6~10時間で鼻づまりが起きて
本格的な花粉症の始まりとなるわけです。

スギ花粉のIgE抗体と結合して活性化した肥満細胞は、
スギ花粉がやってくるかぎり、この攻撃をやめることはありません。
むしろ細胞をどんどん増やして、さらに症状を悪化させます。

花粉症が年をへるごとに悪化するのは、このためです。


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目や鼻の粘膜は、いつも外気にさらされています。
空気中に浮遊している目に見えないホコリや細菌が、
その粘膜に常にくっついています。

冬の乾燥した時期には、
風邪の細菌やインフルエンザのウイルスもたくさん含まれています。
このため粘膜上には多くの免疫細胞が集結して、
付着する異物や病原菌を排除するはたらきをしています。

コショウの粉末を吸い込んだときにくしゃみが出て鼻水が出るのは、
これを洗い流して排除しようとする免疫細胞のしわざです。

鼻や目の粘膜に多い「肥満細胞」という細胞は、
そうした免疫細胞のひとつです。
この肥満細胞が、花粉症の発症に大きくかかわっています。

ではどのように花粉症が起こるのでしょうか?

まず、アレルギーの原因(アレルゲン)となる花粉が粘膜にくっつくと、
免疫細胞・マクロファージがやってきて、
これを細胞の内部にとりこんでしまいます。

この花粉は最終的に体外に排出されますが、
それまでにマクロファージは捕らえた花粉の情報を
T細胞に伝えるために花粉をわかりやすく加工処理して、
その一端を細胞の表面に提示します。これを見つけたT細胞は、
すばやく結合し、その情報をB細胞へ伝えるためのシグナルを発生します。

シグナルを受け取ったB細胞は活性化して大きくなり、
さかんに花粉のIgE抗体を産生しはじめます。
このIgE抗体を持っているのが肥満細胞です。

鼻や目の粘膜にある肥満細胞は花粉のIgE抗体を見つけるとすぐに結合して、
臨戦態勢を整えます。
何に対する臨戦態勢かといえば、
もちろん「今度花粉が来たらやっつけてやる」という態勢です。

この態勢ができあがった状態は「感作」と呼ばれるもので、
まだ発症にはいたっていません。
多少のくしゃみや鼻水が出ることもありますが、
まだまだ自分では花粉症になったとは自覚していない段階です。

ところが、この臨戦態勢はずっと続きます。
翌年の花粉シーズンになって同じようにスギ花粉を吸い込むと、
肥満細胞はとうとう戦闘を開始して爆発的な症状を引き起こしてしまうのです。

アレルギーの原因物質は花粉ばかりではなく、
ハウスダスト、カビ、ダニなどにやられている人も少なくありません。
これらは季節ものではないので、1年を通して慢性的に症状が消えることはありません。

まったく花粉症の症状が出ない人の血液中には、花粉IgE抗体がみられません。
それは粘膜に付着した花粉に対してマクロファージが異物と判断していないのか、
その情報にT細胞が結合していないのか、あるいは結合したT細胞がB細胞への情報を
送っていないのか、ということになります。


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花粉症はアトピー性皮膚炎やぜんそくなどと
同様のアレルギー性疾患です。

これは体内の免疫システムに深く関わっています。
免疫というのは、体に侵入した異物を感知し、
それが生物なら闘って倒し、対外に出す体の仕組みです。

風邪の菌、ウイルス、食中毒を起こす菌、化膿させる菌など、
私たちの生きている環境には、ごく普通に病原菌が存在しています。
それらは呼吸しているだけで体内に入ってきますし、
傷を負えば大量に体内に侵入してきます。

そんな外敵のすべてを相手に体を守っているのが免疫です。
免疫は外敵ばかりでなく、自分自身であるガン細胞に対しても、
自己に害を与えるものと認知して攻撃し排除しています。

免疫は体内で自己と異物を的確に判断しながら健康を維持している
最も重要な生命システムなのです。

その免疫システムによる攻撃が過剰になって、
自分自身の細胞にダメージを与えてしまうのがアレルギーです。

花粉症で鼻や目の粘膜に起こる炎症も、
免疫細胞が出す物質によって引き起こされています。


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花粉症の直接的な原因は、もちろん花粉です。

花粉が鼻や目の粘膜に付着することによって、
アレルギー反応を引き起こしていることは間違いありません。

ただし注意しなければいけないのは、
その時期に花粉症と同じ症状が出ると無条件に「自分は花粉症」と思い込んで、
まちがった治療を続けてしまうことです。

花粉による鼻炎というのはアレルギー性鼻炎の一部であって、
ハウスダスト(家のほこり)や急激な温度変化など原因となる要因はいろいろです。

すべてのアレルギー性疾患の治療にいえることですが、
まずは原因となる物質(アレルゲン)を正しくつきとめることが先決になります。

たしかに花粉がなければ花粉症も起こりませんが、
花粉だけで発症するわけでもありません。
花粉症は、体内でアレルギー反応を引き起こすような要因があるかどうかも
発症の引き金になっているわけです。

一つは遺伝的な体質です。
アレルギー性疾患を引き起こす体質は両親から受け継ぎやすく、
それが生活環境の中でアトピーとして現れたり、
ぜんそくとして現れたりします。

花粉症も、そうしたアレルギー性疾患のひとつです。
生活環境の要因としては、大気汚染があげられます。

排気ガスなどに含まれる微粒子や窒素酸化物などのガスが花粉症の発症を
うながすのではないかと考えられています。

これは都市部に花粉症が多いことの裏づけとなっていますが、
また舗装道路の増加によって地面に落ちた花粉が風によって再び舞い散ることも
その一因となっています。

花粉症を起こしやすいアレルギー体質を招く要因としては、
食生活、生活リズム、ストレスなども深くかかわっています。

高タンパク・高脂肪、おまけに偏食の多い食生活で、
間食に酸化しやすいスナック菓子などを常食していると、
アレルギーが起こりやすくなります。
食事の時間や睡眠時間が一定でない生活を続けるのもよくありません。

またストレスはアレルギー性疾患の症状を直接的に憎悪させます。

現代の住環境が、アレルギー体質を増加させているとも指摘されています。
最近の日本の住宅は機密性が高く、ダニやカビが増殖しやすい環境にあります。
また有害化学物質も住居内部に高濃度に閉じ込められている可能性もあります。

そうした物質が体内に入って免疫システムを刺激することで、
アレルギーを引き起こしやすい状態がつくられてしまいます。

花粉症は、さまざまな要因がからまりあった複合的な現代病なのです。


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