厚い日がつづきます。外は35℃でも工場の中は💦・・・。
温度計🌡を見た瞬間 やる気を失います。
トラシューも心が折れかけ 結果オーライを望んでしまいそう。
M車アテンザ、GJ5FP 2013年 エンジン:PY
時々チェックランプ点灯する、時々エンジンが振れるような気がする。
故障コードは、みんな大好き(笑) P0171 空燃比リーン♡
FB補正値からも完璧なリーンできまり!
参考:M車エラーコード検出要件
・FB補正値+学習補正値の総和が30%以上
・学習補正値 15%超えが10s以上
・FB補正値が25%超えが20s以上
定番のエアフロー又はどこからかのエアーリークだろうと、エアフローを点検。
基準値:(整備書より)
IG/ON 0.59gs (約0.72V)
アイドル 2.17gs (約0.86V)
2000rpm 4.72gs (約1.07V)
点検するもののIG/ONは正常、アイドル~2000rpmは若干高めが気になる・・・。
しかし厚さも🌞あって、サッと終わらせたい”
まずは定番だがパーツクリーナーを吸わせるてみる。
A/Fセンサーの挙動、補正値の変化が若干見受けられたが、エアクリのそばなので除外、
外部リークは無いものと判断。
まともに吸わせてA/Fセンサー、O2センサーの反応も点検、異状なし。
この時期可燃性のパーツクリーナーはビビッてしまう。
以前EXマニの熱でエンジン引火、近くにあったLLCをかけて鎮火させたことも🔥(笑)
リーンの原因は?最悪も頭を過ぎるが、シンプルが一番!手のかからないとこから。
燃料圧力(直噴)もFFDに残っていたので確認、フューエルレール圧3.75Mpa基準値だった。
EVAPCP(パージソレノイドバルブ)が不定期に作動しているのと、太いバキュームホースで
INマニに接続されているのが気になる・・・。
パージ制御はアクセル開度・エンジン回転・吸入空気・水温・A/F・他からの信号で
エンジン状態に応じてPCMがEVAPCPをデューティ制御し走行性を確保しながら燃料蒸発ガスの
放出を抑止させているが、実際の制御はアイドリング~約2000rpm「約0~35%」で作動させてる模様。
EVAPCP(パージソレノイドバルブ)の制御も正常のようだ。
そういえば過去にD社でパージソレノイドバルブの開きっぱなしのエンストする事例があった。
この時はリッチ傾向からエンスト後、始動性悪いと記憶している。
まさか?EVAPCPが開いていれば、この車種はどうなるのか??
インマニ~EVAPCP間のホースをクランピングしてみた。
やはりA/Fセンサー(mA)、FB補正値に変化が見受けられる。
EVAPCPのキャニスター側に負圧が発生しているか確認してみる。
始動直後から負圧が発生、バキュームゲージを使用するとダイレクトに吸ってることが解る。
常に吸っていればリッチ傾向になりそうなものだが?HCが少なければリーンになって当然!
又は補正をされてしまい、補正とのやり取りにズレが起こったタイミングで異状検出か?
部品価格も5300円程なので、交換して新品と比較してみた。
結果、明かに開きっぱなしになっていることが判明した。↓EVAPCP交換後
念の為経過観察を行ってもらったその後エンジンチェックランプの点灯はないという。
時々しかエンジンチェックランプが点灯しない、定番の部品を交換しても完治しない等、
P0171、意外な落とし穴なのかも知れない!
「おまけ」
EVAPCP交換後、A/Fセンサー(mA)とFB補正値(%)の挙動が取れたので参考まで、
アイドリング ~ 2000rpm一定 ~ アクセルOFF
電流出力タイプのA/Fセンサーは0mAを中心にリーン・リッチと反応するが振幅が少なく、
O2センサーと反対の動きをするので点検時は注意が必要!