H車デュトロ、高回転で力がない、28年 N04C | 一休の整備記録簿

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日々の自動車メンテナンス記録

年度末が終り、少し落ち着く・・・
2017年もまぁ~まぁ~結果が出て、会社からご褒美を頂く(^^
若いメカのモチベーションも上げられ、
戦略的に間違いではないことが実感できる!
さぁー、また3月からスタートだ!
 
H車デュトロ(ダイナ)XZU710M H283月 N04C 52000Km
走行中吹けない、力がないでご入庫
停止状態でもアクセル全開の高回転域で息つきが発生する。
故障コード P1226 サプライポンプ圧力不足
以前にもUPしたが、コモンレールのシステムはこんな感じ。。。

イメージ 1 













ここで察しはついたが念のためFFDを見ると一目瞭然、
コモンレール目標に対し燃料圧力が1/3以下、ポンプ電流目標値も
600A以下、これならサプライポンプ圧力不足を拾ってもしょうがない。

イメージ 2

数値だと解りづらいので、いつものように線で見る。。。
基本的にエンジンの負荷や回転速度が高くなるほど、コモンレールの燃料圧力も
SCVで高くするように制御するので正常時の状態はこちら↓
 イメージ 3
そして、高負荷時、吹けない、力がない時の画像がこちら↓
 イメージ 4

原因は、高圧側「燃料フィルター」の詰り!
T社、H社は低圧側と高圧側2個燃料フィルターがあるので
できればセットで交換してね。


「解説書より」
高圧燃料フィルターの役割
燃料高圧化に伴い燃料エレメント上端に設けたフューエルフィルターで
燃料中に発生する気泡を分離させ、コモンレールへ安定した燃料供給を実現できる
・・・らしい。