VTR1000F リアキャリパーオーバーホールにアルミピストン化とメッシュホース交換 | ガレージ 一狐亭

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どうもこんばんは、一狐です
足回りを中心にカスタムしているウチのVTR
更にもうちょっと強化して見たいと思います

セミラジアルを入れてかなりのダイレクト感が出るようになり、今まで以上にぐっとブレーキングできるようにはなったんですが、そうなると次に気になるのはリア側
リアはBRAKINGのディスクにデイトナゴールデンパッドの組み合わせで制動力自体はかなり強いんですが、若干引きずり気味なのとブレーキホースがもう10年以上経ってかなり劣化してるので感触がプアなんですよね

そこで今回はリア側のブレーキ回りを一新
まずは引きずり対策と良タッチ維持のためにピストンをアルミ化

まずはキャリパのバンジョーボルトを緩めて軽く締め、パッドとキャリパを外してブレーキペダルがガシガシ踏んでピストンを出るだけ出します
パッドとキャリパを外せばピストンはもう手の力だけで抜けるはず


ピストンシールは竹串で抜いて古くなった歯ブラシでゴシゴシ洗浄
汚れがこびり付いてる時は鍋で煮るが良い
オーバーホールと言ってもリアキャリパは超簡単

そして今回組み込むピストンとシールキット

シールはVTR純正品の06451-443-405 800円位
そしてアルミピストンの43107-MCJ-006 1800円位だったかな

アルミピストンはCBR929RRや600RR、1000RRでよく使われている物です
キャリパピストン外径の寸法はVTRの鉄ピストンもアルミも同じ38.089~39.148mmと同一
他車種で結構流用実績も豊富な安心のクオリティ


汚れを落としたらメタルラバーを吹いておきます
CCI M-1 メタルラバーMR20 エアゾール/CCI

使用頻度少ないかと思ってましたが以外と使っているメタルラバー
シリコングリスよりも使い勝手が格段に上の流石スズキ純正


ピストンにも吹いてドッキング
流石新品同士、めっちゃ軽くぬる~っと入っていきます
押し込んだ時のピストンの位置も変わらず、アルミピストン化はポン付け可能な高性能パーツ

組み込んだらパッドとキャリパを取り付けてホースを付けます
今回選んだのはこいつ
ACパフォーマンスライン(AC-PERFORMANCELINE) ブレーキホース [ソケット .../エーシーパフォーマンスライン

ACパフォーマンスのホース
理由は簡単、安かったから


ここのメーカーのホースは純正やSWAGE-LINEと同じカシメ方式で固定されているので安心
外観の部品を簡素にする事で値段がずいぶん抑えられてます
アルミボルトなので慎重に取り付け


完成です

見えない部分のアルミピストン、ホースはブラックを選んだのでハッキリ言ってドレスアップ性は皆無ですw
でもタッチは格段に向上してます

純正のゴムホースはほんのわずかだけ膨らむ事で瞬間的なロックを避けられるからコントロール性が良い
だから交換する必要なんか無い!と言っている人が居ます
自分もそう思います。製造から5年以内のホースならですが

7年以上経ったら劣化でふにゃるのでさっさと交換しましょう
でも交換するとき、わざわざ社外ホースの倍近い値段を払ってまたすぐ劣化する純正ホースを買うのもばからしいですしねー
どうしても純正のタッチが良い人はFRENTUBOのカーボンブレーキホースをお勧め

アルミピストンですが、これはフロントを929RRキャリパに変えてハッキリ分かりました
キャリパの掃除をするサイクルをかなり伸ばせます
揉み出し直後のタッチはアルミだろうが鉄だろうが違いは分かりませんでしたが、鉄はあっという間に妖しくなって若干引きずり出していたのが、アルミだと揉み出し直後のタッチをかなり長期間維持できます
掃除の際も、メタルラバー吹いて軽く拭く程度で済むのでめっちゃ楽
かなりお勧めです

キャリパとホースの更新でもう笑えるほど効き始めと抜いた瞬間がハッキリ分かります
ペダルからの情報量も格段に増えたのでリアのメッシュホースも悪い物じゃないですね

もうこれでVTRの純正はリアマスター以外無くなりましたw
フロント側
マスター  :デイトナNISSIN φ19ラジアルマスター
ホース   : スウェッジラインプロ Y-スタイル
キャリパ  : CBR929RR
パッド   : Metallicoノーマルスペック
ディスク  : RS250用 ブレンボ鋳鉄

リア側
マスター  :STD
ホース   : ACパフォーマンスライン アルミ
キャリパ  : STD+CBR929RR用ピストン
パッド   : デイトナゴールデン
ディスク  : BRAKING WAVE