キャブを交換したら当然必要になるキャブセッティング
しかしVM26はその前に張り付き対策をしておかないとセッティングが出し辛い
このせいでずいぶん悩みました(´･ω･`)
まずは定番のキャブヒーター移植
M8×1.25のタップ立てるために6.5mmのドリルで穴開け
ヒーターの長さの部分であらかじめドリルにマーキングしておかないと貫通してしまう危険あり
ちょっと隙間ができるのでワッシャー入れてCPU用のシリコングリス塗って組み付け
次に強化スロットルスプリングを入れる
と言ってもノーマルのスプリングを引き延ばすだけ
強く引っ張り塑性限界を超えて伸ばします
150mmちょいが良い塩梅でしょうか
PB18のスプリングを追加してダブルスプリングという手もありますがちょっと重すぎなのと、巻き方向が同じため噛み込みを起こすのでダブルにする時はホームセンター等で巻き方向の違うバネを買いましょう
で
ここまでやってもまだ張り付きます
北陸らしい曇り、湿度の高い気温27℃で見事に張り付きやがりました
もうアホかと
そこで必殺
ヒーター直結
サーモスタッドを経由させないことで外気温20℃以上でもヒーターが働きます
ヒーターフル稼働でパーコレーションの危険があるかもとも思ったが、気温30℃の渋滞時にキャブを触ってみるとヒンヤリして気持ちよかた～
・・・
おい、ヒーター負けてんじゃねーか
ここまでやってもこれでもごく希に一瞬だけ張り付きますが、気にならないレベル
ほんとにVM26まじ張り付きすぎ。これだからミクニは・・・
ビッグキャブを自称するならこれぐらい強力なスプリング入れろっちゅーねん
最期にセッティング出し
これがまた厄介
FCRの時はあんなに出しやすかったのに、VM26は訳が分からない
濃い方向へ振ったのに薄いような症状が出たり何回心が折れそうになったか
わかる＝できるじゃない
使用するセッティングパーツはこれ
ジェットニードル×4、ニードルジェットホルダ、メインジェット×6、スロー×3他多数入って3000円とめちゃお買い得
セッティングの仕様は
ノーマルエンジン、STRIKERストリートセンターアップマフラー、キタコKSR用パワーフィルターキット
の組み合わせでパーツを全てキースターへ変更の後
メインジェット：RR（#175）
ジェットニードル：YJ-L（一番薄い奴）
段数：一番上（一番薄い）
パイロットジェット：#12.5（キットに含まれず）
パイロットエアスクリュ：1+3/4（1+1/2～2+1/4）
ビッグキャブゆえの宿命かスロットル全閉～1/8が若干不安定な気もしますが少なくとも純正フルノーマルよりかは走りやすいのでここら辺で見切りを付けます
以前の純正キャブ+KLX像鼻仕様で平均リッター42Km
VM26+キースター+キタコパワフィル仕様でリッター38.5Kmの燃費なのでそこそこセッティングは来てるんじゃないかと
どっちも街中通勤オンリー
リッター3.5Kmの燃費は悪化してるものの、以前よりアクセル大きく開けて加速してるので許せる範囲
満タンで280Km以上走れるのでVTRより航続距離が長いw
パイロットジェットはちっちゃくて穴の深い所にいるため、キャブドライバーかマイナスドライバの出っ張った箇所を削らないと入らないので注意
キースターのセットではパイロットジェット14以下が無いので買い足しました
ノーマルエアクリボックスを使用する場合は#10の00-03-0151を使わないと濃いと思います
低負荷は一番薄い設定なのにメインはかなり濃いめとかなーりめちゃくちゃセッティングで苦労しました
もう二度とやりたくない
ていうか、今後一切ミクニキャブは触りたくない
ミクニキャブのドカティで散々苦労させられFCR導入でであっさり解決したり、何度オーバーホールしても不調の小刀等々ミクニにやられまくっており、もはや私怨入っているレベルw
しかしまぁ、苦労した甲斐あってかKSRは元気いっぱい
最高速は変わらないものの、4速30Km/hからでもグイグイ加速していくのはノーマルじゃありえませんぜ
フロントスプロケを1丁上げようか本気で考慮中
