台風19号は去りました。
私が住まう静岡県は直撃を受けましたが、昨年のような被害も無く、
ホッと胸を撫で下ろしている次第です。
長野市などの惨状をニュースなどで見ますと、胸が痛いです。
本日14日は、亡き父の月命日でありまして、
母と墓参りに行ってきました。無事を報告に・・・
帰宅後は昨晩水盤に据えた鞍馬石を撮影してブログ記事を更新することにしました。
主石:黒鞍馬石(18×19×10)
水盤:志茄埜庵蕎麦釉切立角入長方
卓:紫檀算木平卓
掛け軸は児玉希望『山雲乍晴』
今年6月頃、激務を乗り越えた自分への御褒美として購入した軸です。
児玉希望は川合玉堂に師事し、画家の魂を継承しました。
晩年は水墨画に力を注いだとの事です。
家宝にします。
静原川で自採したこの石も、かれこれ20年以上の持ち込みです。
亮が拾った石でして、父にねだって作台してもらいましたが今一つ光るものがありませんでした。
画像向かって左側は水盤の底についてしまっています。
底面手前も内側にえぐれていますので、台座で補うとなると
随分ぶ厚い大袈裟なものと成ってしまいました。
この水盤であれば深さもありますので、十分短所を補えます。
なんと言っても王道の鞍馬石ですから、石の肌は最高です。
得も言われぬ渋さです。鞍馬石特有のキラキラと光る肌なんですね・・・
石の厚みが無いのも欠点といえるでしょう。
鞍馬砂との相性も当然ながら良く、硬質な石ながら水保ちも良く濡れ肌が素晴らしいです。
観立てとしては、屹立する奇岩独峰を演出しました。
掛け軸の絵柄は雲の切れ間から覗く山容です。
季節感を出すために菊の小鉢を添えましたが・・・
花が咲いていませんね、残念です。
草物盆栽は今年から手を掛け始めたところなので、
全く観賞に耐えうる出来栄えではありません。
日除けもほぼほぼ出来てきましたので来年は綺麗な小鉢を飾りたいです。
名札が無くなってしまい品種名が判りません。
盆栽用の小菊らしいです。