バイト2日目 続き | 絶望から這い上がった女のブログ

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ほんの2年前は死にたがっていた
絶望にふるえ、男を追いかけ、男に捨てられ
性欲がなくなり、でも恋はしたくて
今は孤独、ではなく、楽しい自由気ままな一人暮らしと言えるよう頑張っています

見習いちゃんが

 

裏にいる社員さんに声をかけ、

 

「プレートの名前書きお願いします」

 

「え?書けないの?」

 

「はい、一度もやったことなくて」

 

お客さんにお渡しした後、

 

社員さんがぴりっとした口調で見習いちゃんに言う。

 

「あのさ、もうすぐ1か月で見習い卒業の期限だよね

 

それなのに、予約も受けられないとか

 

プレートも書けないっていうんじゃ、難しいよ。

 

ちゃんとできるっていうところ見せて」

 

うわー

 

こわ

 

このプレートに名前書くやつってさ

 

パティシエとかでも1人前じゃないと上手に描けないってやつじゃないの?

 

絵心ないし字も綺麗じゃない私にはハードル高いべ

 

 

でもいっか。

 

それなら落ちちゃって見習いで終わるっていうのも。

 

 

「できないなら練習しなさいよ」

 

と言われ、チョコペンを渡されてる見習いちゃん。

 

 

「これもバイトの仕事なんですね。大変だー」

 

と私が言うと

 

「陶子さんも描きます?」

 

とチョコペンを渡された。

 

ナプキンの上で練習

 

 

こんな下手なやつに書かれたプレートは嫌だろうなぁ。

 

でもたまーに下手なプレートのがインスタに上がってたりするな。

 

 

でも何事も5時間もやれば少しは見えてくるもので。

 

絶対にできそうにもなかったことが

 

少しずつできてくる。

 

すっごく急いでるお客さんとか

 

「パパっと袋に入れちゃって、ペイペイ!」

 

とか言ってくるが、必ず注文を復唱して確認し、レジで確認し、商品を見せて確認しなくてはならない。

 

ウザいだろうな、とは思うが仕方ない。決まりだ。

 

 

社員さんが注文を受けた略語だけの伝票を渡され、その場で会計をするということがあった

 

すごい信じられないくらいうまくいき

 

一瞬の無駄もなくたどりついた。

 

生ケーキから、ショートケーキ、モンブラン、

 

個包装から ちょっと特殊なスフレ、シュークリーム

 

有料のレジ袋

 

確実に、覚えている、という証明ができた。

 

しかし1万円を預かって、5千円を一番上にしなくてはいけないのに、5千円を下にしてしまった。

 

習ってたのに。

 

 

あ!そうでした!と言ったら、

 

社員さんが笑顔で気を付けてね、と言ってくれた。

 

よかった。

 

 

この人ほんと細かいところに気づくな。

 

すごい人だ。

 

よし

 

この人に認められるバイトになろう!

 

 

とちょっとやる気が出たのだった。

 

本当に仕事ハードそうなので、助かる存在になりたい。

 

そう思えた2日目でした。

 

 

結構くったくたになったけど

 

そのまま家に帰らず、外にいました。

 

 

そのあとのことも聞いてください!