イケア・マジック
こんばんは。
いつもありがとうございます。
今日は、大型ショッピングセンターの
『イケア』に行ったときのお話をしたいと思います。
イケアは、北欧スウェーデンからやってきました。
北欧の自然な、そしてシンプルで素朴だけど
ハイセンスな家具として人気が高まっています。
もちろん、価格が安いので週末になると
多くの客が自動車にのって押し寄せます。
なぜ安いのかといえば、組み立てるのは
自分、つまり購入者本人だからです。
さて、
イケアの面白いところを紹介しましょう。
---------------------------------------------------------
★エントランスで、驚きの・・・
---------------------------------------------------------
まず初め、エントランスで迎えるのは、
山盛りになっている超低価格の商品です。
お箸やしゃもじなど日常に使うものを
なんと99円で販売しています!
初めて訪れた人は、ココでカウンターパンチ!
を受けます。
イケア入店直後に、
今後のショッピングの期待値、つまり
「価格が安いよ~」という期待値をグン!と
アップさせるのです。
その横には、買い物袋もしっかり
おいてあるので、その袋にポイといれれば
いいだけです。
たったこれだけですが、
来店者に対して、ショッピングの
心と体の臨戦態勢をとらせます。
中には10円の商品も・・・
---------------------------------------------------------
★フロアは、迷路のようで・・・?
---------------------------------------------------------
エントランスを潜り抜けるとそこは
生活をグレードアップしてくれるインテリアや家具の
オンパレードが始まります。
通路はまるで迷路のよう・・・
かとおもったら、実は迷路ではありませんでした。
全員が、一通りの商品を眺めることができる
ようにルートが決まっていたのです。
この回遊フロアには仕掛けがあります。
最初に購入しようとして買い物カゴに入れた商品を
あとで戻すことが大変になるということです。
レジのほうまで行ってしまうと
最初の方に手にとった商品を棚に戻すには
数百mはもどる羽目になるからです。
多くの人の来店があるときは、
なんとなくかもしれませんが
「入り口から出口へ向かっての流れ」が
できているように感じます。
つまり、流れるプールのような感じです。
逆行するのは、えらい力が必要ですよね。
そうそう、あの感じです。
うーん、考えたもんですね。
---------------------------------------------------------
★商品陳列にも順番がある
---------------------------------------------------------
回遊フロアにもストーリーがありました。
最初の方から
1.未来の生活空間を演出するフロア
イケアがもたらす未来の楽しい空間の提案
家具や家電を配置して具体的に生活のイメージをさせる
↓
2.具体的な生活のパーツ
生活必需品・小物など
↓
3.商品倉庫(ピックアップ棚)
購入家具のパーツを棚からピックアップします
と夢の世界から現実の生活へ
自然と誘導するように仕掛けてあります。
また、フロアのあちらこちらに
ダイレクトレスポンスマーケティングの
ノウハウを使ったキャッチコピーもちらほら
ありました。
「驚きの・・・?」
---------------------------------------------------------
★そして無事レジを通過すると
---------------------------------------------------------
こうして、レジまでたどり着くことになります。
ここで会計をしてさあ駐車場へ・・・
っと、その前に、まだまだ自宅へは帰しませんよ!
なんとレジを通過すると
目の前には食料品がならんでいました。
もちろん北欧から輸入した食料品やお菓子が
ならんでいます。
かなり歩いているので、血糖値が下がり気味の人たちは
甘いものが食べたくなります。
当然子供たちは近寄って行きます。
そして最後の砦が、レストランです。
北欧スウェーデンの料理といえば何を思い出しますか?
そうです。バイキング料理。
このネーミング発祥は日本の帝国ホテルですが
いずれにしても、レストランで食事ができます。
もちろんレストランのテーブルやイスなどは
先ほど見た家具が使われています。
「売りに徹する」
ここまで徹底しているとは、関心しきりです。
あらためて考えさせられた一日でした。
ありがとうございました。