2週間ぶりの学校。
授業は、醸造学、農学、コマース、会計、英語でした。
会計の授業では、ドメーヌの財務諸表をもらってきて
貸借対照表にある勘定の内容確認や、分析をやっています。
日本との違いというと
まず会計期間が、8月から7月という経験のない期間。
授業は貸借対照表をみっちり。
原価計算が意味不明。
フランスの会計基準はIFRS(国際会計)です。
貸借対照表をみっちりの理由は、
IFRSの特徴のひとつに、
資産負債アプローチというのがあるからです。
詳細は省きますが、
そのおかげで原価計算の概念が全く違っていて
損益計算書を読んでいても
チンプンカンプン
(売り上げの後に売上原価は出てこない
いきなり原価ベースの棚卸資産の評価増減が出てくる)
先生に質問しても、
お互いの前提が違うから、
全く話がかみ合わず。。。
(時間がかかったけど納得できました)
しかし、これで経営管理ができるのだろうかな?と不安に。
もう何十年も続いているのだから大丈夫?なんだろうけど。。。
自分が細かすぎるのか、別の管理表があるのか。
利益が出ているからいいのか。
キャッシュがまわっているからOKなのか。
帳簿は作って満足ではなく
使ってなんぼ。
(前職でよく言われたな)
研修に戻ったら経営の勘どころを聞いてこようと思います。
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さて授業の最終日は、
先生も交えてクラスのみんなでバーベキュー!
バカンスシーズンと収穫期をはさむので、
次にみんなにあえるのは、9月の終わり。
一人ワイン2本を携えて、
クラスメートのお父さんの家のに集合とのこと。
住所は、、、
Château ○○と書いてある。
(○○には地名がはいります。)
なんじゃこりゃ。
そして
着いてまた
なんじゃこりゃ。
ここは、、、新宿御苑?
なのか?
なんかもうスケールが違いすぎる。
クラスメートが
フランスでは週末はこうやって、
家族や友人とバーベキューするんだよ。
日本でもやるの?って
「規模にもよるけど、
東京だと場所の確保だけでも大変だよ。
こんないいところはないよ。」
こんなところに住んでたら、
毎週バーベキューでもいいな(笑)
さて、
クラスメート全員とご飯なので
「五目いなり」を差し入れでもっていってみました。
フランスで寿司はとても人気です。
握りと巻きが主流で、
ネタはマグロ赤身、サーモン、鯛、
それからカルフォルニアロールも見かけます。
それから、
フランス人は甘辛いのが好き。
だから、
いなり寿司は
寿司×甘辛いという
完全なる勝利の方程式なわけですが、
じつは1勝1敗という戦績。
それも日本が大好きなドメーヌのお兄ちゃんから
これは「甘すぎる。」と。
だから、今回はいろいろ工夫して。
酢飯は酢を強めにして、ゴマをまぶし風味をつけて
上には錦糸卵、茹でニンジン、ほうれん草で
食感の変化や色味をつけて。
一緒に合わせたのは、
グレイスワイン「茅ヶ岳」2016
ワインは、
ムルソーの後になってしまったのですが
(みんな適当に開けていて(笑))
心地よい冷涼感を感じるし
寿司の繊細な味わいにマッチすると。
どちらも喜んでもらえました。
これでいなり寿司は2勝1敗。
今回喜んでもらえたのは、
「味のバランス」
これに尽きると思います。
甘辛いのが好きってとこに胡坐をかいて
酸味をないがしろにしていたなと。
本当に料理とは奥が深い。尊敬します。
しかし、
自画自賛だけど
いなり寿司美味しかったな。
また食べたい(笑)
東京の新規感染者数がまた増えていて心配です。
フランスは600人/日くらいを保っています。
みなさまもお気をつけください。
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情熱ワインの造り手 やりたいことに生きる30代からの転身
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